温泉にハマったおじさんがゆる~い感じで温泉めぐりをやってみるブログ。
緑の温泉にこだわった真夏の長野遠征もいよいよ後半戦となり、場所を千曲市へと移してきた。そう、緑といえばなんといっても戸倉上山田温泉でしょう。お湯の美しさでは個人的に最上位ランクだし、たいがいの施設で源泉かけ流しかそれに近いクオリティを期待できるという、稀有な存在。 ご当地には七福...
長野県の小布施町。有名ですね。栗とか葛飾北斎ゆかりのスポットとか。しかしそれだけじゃない。隣接する「あけびの湯」とともに良質の湯と絶景で名をあげているのが「穴観音の湯」だ。近くに安置されている穴観音様に由来した命名らしい。 午前中を中心にお湯が緑色に見えるということで選んでみた。...
志賀高原の硯川ホテルには緑色の温泉があるという。2025年の話題作ジークアクスの影響で「緑のおじさんを気取って緑の温泉を湯めぐりする」という、しょうもない趣向を思いついてしまい、長野遠征の1泊目の宿を硯川ホテルに決めた。もちろんお湯のクオリティも考慮に入れてのことである。緑色なら...
地獄の猛暑がいよいよ本格化した。避暑地でぬる湯三昧といきたいところだが、暑さのせいでおかしくなったのか、妙な考えに取り憑かれていたのだ。少し前の時期に視聴した機動戦士ガンダムジークアクスの主要キャラ「緑のおじさん」にちなんで緑の温泉にこだわってみようかと。ぬる湯でなくてもいいです...
3度目の八丁の湯へ行くことになった。我らぬる湯好きグループによる真夏の栃木遠征を計画した際、まだ当湯未体験のメンバーがいた。奥鬼怒の秘境感を体験してもらいたかったし、もしかしたら初回訪問時のようなぬる湯にまた出会えるかもしれないと思って八丁の湯を推奨した結果、すんなり合意に至って...
かつて塩原元湯の大出館に日帰りで訪れたことがあった。旅情マシマシの白濁硫黄泉に加えて、墨の湯という本当に墨のように黒いぬる湯をとても気に入ったのだった。いずれまた体験してみたいものだと思っていたら、意外と早く再訪が実現した。しかも今度は泊まりで。 真夏の栃木旅行を企画したメンバー...
いつものぬる湯派メンバーによる真夏のグループ旅行。行き先は栃木に決まったが、あつ湯はもちろんのこと、ぬるくない適温もノーサンキュー。さてどこを狙うべきか。 新規開拓にこだわらず再訪でよければアテはあった。中塩原の赤沢温泉旅館である。内湯は普通の温度でも露天風呂がぬるくて気持ちよく...
北海道遠征の終わりに新千歳空港付近まで時間に余裕をもって戻ってきたが、それゆえにレンタカーを返して空港入りするにはまだかなり早かった。さてどうする?…ゴールデンシックスティに会いにノーザンホースパークへ行くか…あまり滞在時間を取れなそうだけどエスコンフィールドを偵察してみるとか?...
北海道遠征の最終日は長万部から新千歳空港へ戻っていく。往路は白老~登別~壮瞥~洞爺湖経由という、どちらかといえば海寄りだったから帰路は趣向を変えて違うルートにしたい、なんて考えてしまう欲張りなおじさん。ニセコ~喜茂別~支笏湖経由がいいのかな。 すると途中で立ち寄り湯するとして、ど...
様々な病・難しい病に効くと評判の温泉は全国にいくつかあるが、長万部町の二股らぢうむ温泉はそのひとつに数えられるだろう。しかも特徴ある濁り湯、ぬる湯設定の浴槽あり、北海道の天然記念物に指定されている珍しい石灰華ドーム、秘境ムードたっぷりのロケーション…温泉ファンなら行ってみたくなる...
夏の北海道遠征2日目は登別からオロフレ峠を越え、壮瞥・洞爺湖を経由して、さらに先へ進む計画だった。いつものごとく宿に着くまでの間に立ち寄り湯するつもり満々。一番わかりやすいのは洞爺湖岸に温泉街があるから、そこで探すことなんだろうけど、あまのじゃく的にちょっとひねってみたい気持ちも...
登別温泉は全国区の知名度、それどころか海外からの観光客にもよく知られた名前だと思われる。地獄谷・大湯沼・クマ牧場など観光ネタにも事欠かない。だが今回訪れたのは同じ登別でも一味違うカルルス温泉だ。とある入浴剤のシリーズに入っているから、そちらで知っている方が多いかもしれない。※入浴...
航空会社が時々開催するタイムセールに参戦して優良チケット(連休中とかちょうどいい時間に発着する便)を入手するのは夢のまた夢なのだが、条件を譲れば拾えることもある。今回は昼過ぎに新千歳空港着のため初日の活動は限られるものの、格安で北海道へ行けるということで確保した。 旅の内容はもち...
2泊3日の山口湯めぐりで6箇所の温泉に入ったが、ただひたすら入浴しまくっただけでなく、観光にもそれなりに時間を割いた。2日目から3日目中盤にかけて、秋芳洞・青海島・元乃隅神社・角島を訪れたらトータルで結構なボリュームになったので、ここにまとめて紹介する。 秋芳洞は昔からの定番的な...
山口県の防長四湯といえば湯田・長門湯本・俵山・川棚温泉を指す。今回の遠征では四湯をすべてクリアするつもりだった。最終日の時点であと川棚温泉に入浴すれば野望達成となる段階まできていた。ようし、あと少しだ、頑張ろう。 立ち寄り候補とした旅館小天狗は自家源泉かけ流しを謳っており、最後を...
もう何年も前のことになるが、よく一緒に温泉旅行するメンバーが単独で山口県を旅行した際、「一の俣温泉がとてもヌルヌルするお湯だった」と言っていたのがずっと頭に残っていた。ちょうど今回の遠征で2泊目を山口県西部にすると都合が良かったので、一の俣温泉を体験してみることにした。 幸いにも...
山口遠征で長門湯本温泉まで来ていたおじさん。そこから車で20分くらいのところに俵山温泉があった。いい機会だからまとめてクリアしちゃいますかね。俵山温泉は長門湯本・湯田・川棚とともに防長四湯に数えられる由緒正しき温泉地だ。 事前調査によれば、俵山温泉街の中で内湯を持っている旅館は稀...
山口で長い歴史を持つ温泉といえば長門湯本温泉。山口市から秋芳洞を見学しつつ西へ移動していく計画の日があったので、かの有名な長門湯本へ立ち寄るにはいい機会だ。ただしここを宿泊地とするには時間に余裕がありすぎたし、一人泊OKで手頃なお値段、できれば食事付きで泊まれる旅館を見つけるのも...
湯田温泉は山口市の中心部にほど近く、アクセスの良さや飲食店の充実といった繁華街の利便性を享受できる温泉地だ。湯量豊富で1日2000トンもの湧出を誇るとか。遠征の旅程を考えると初日の投宿地にちょうどよかったので、湯田温泉で宿を探すことにした。 しかし一人旅に対してNGだったり料金お...
初夏の群馬新潟に続いて山口を湯めぐりすることになった。せっかくのいい季節だし、航空会社のタイムセールに参戦して格安なチケットを入手できたので、やるしかない。実際には2泊3日のうち2日間を雨に祟られて、「いい季節」のメリットを生かしきれなかったが…。 遠征の1湯目は柚木慈生(ゆのき...
ゴールデンウィーク後を狙ったぬる湯好きおっさんグループ旅行の2泊目は、魚沼市(旧湯之谷村)にある折立温泉ホテルさかえや。このエリアでは栃尾又温泉がぬる湯として広く知られており、個人的に何度も訪れている。他のメンバーにも体験してほしいところだったが…残念ながら諸々の折り合いがつかず...
ゴールデンウィーク後の落ち着いた時期に遠征を企てた、ぬる湯党一味。今回は「あの名湯をもう一度」ということで法師温泉長寿館に2度目の宿泊となった。足元湧出の極上ぬる湯を楽しめる貴重な秘湯宿だ。しかも某メンバーの才覚により、予想よりもかなりお安く泊まれる手はずとなった。もはや反対する...
有名な鬼怒川温泉の10km北に川治温泉があり、過去に一度泊まりで訪れていた。ご当地キャラが「かわじい」というおじいさん。共同浴場「薬師の湯」が好みのぬる湯でとても気に入ったのだった。 その川治温泉に気になる旅館があった…登隆館だ。ネットでたまに温泉通が名前を挙げているのと、どうや...
現在は日光市に合併している旧栗山村には秘境・秘湯をイメージさせる温泉地がいくつか存在する。有名どころでは湯西川温泉、奥鬼怒温泉郷など。良好なクオリティの温泉が多いから栃木の湯めぐりでは検討候補に入りやすい。同じ日光でも社寺エリアのようなオーバーツーリズム級の混雑がなくてのんびりで...
栃木遠征の初日に泊まった明賀屋本館には宿泊者特典サービスがあった。姉妹館「彩つむぎ」のお風呂にも無料で入れるのだ。明賀屋本館は塩原温泉郷の中でいうと塩の湯温泉になるけど、彩つむぎは塩釜温泉に分類される。両者は場所も離れていて移動は車じゃないと厳しいと思う。 このサービスはチェック...
ゴールデンウィークに休みをつけて超特大11連休に…なんてことはしなくていいから、その休みを他の週に回してこまめに遠征したい主義な温泉おじさん、激混みが予想されるGW前に一発打ち上げることにした。久しぶりに栃木へ行ってみるかな。 今回は行ってみたい温泉地を決めてから旅館を探すのでな...
収穫の多かった個性派揃いの九州温泉めぐりもいよいよ最後の1湯となった。世界屈指の炭酸泉とも評される大分県竹田市の長湯温泉こそはラストを飾るにふさわしい。名前通りに長湯を楽しめたらいいなと、ぬる湯好きおじさんは期待するのであった。 選んだ施設は日帰り専門のラムネ温泉館。初めての長湯...
天然温泉なのに信じられないほど体に泡が付く高濃度炭酸泉として知られるのが大分県竹田市にある七里田温泉下ん湯だ。温泉通の間では有名で、一度は体験しておくべき位置付けになっている(と感じている)。となれば自分も行ってみたいが遠方だけにそう簡単ではない。何年も構想を温めたあげく、ようや...
念願のくじゅう連山周辺の温泉めぐりも2日目となって九重町から竹田市へと軸足を移してきた。温泉密集地域だから泊まる宿の候補は山ほどありそうでいて、一人泊OKやできれば2食付き、さらに予算面を考慮すると意外と難しい。 そんな中で見つけたのが三船温泉の民宿城山だった。がっつり濁り湯には...
春の九州遠征の2日目は昼の間に3湯へ立ち寄ろうという、自分としては精力的な計画。湯あたりしないように、入浴間隔を1時間程度は空けようとするなら、移動と途中の観光をうまく組み合わせていくスケジューリングの工夫が必要となる。 この日最後の立ち寄り先は久住高原にある赤川温泉赤川荘。一般...
大分県九重町の観光スポットに九重“夢”大吊橋がある。歩道専用として日本一の長さを誇っていた(現在は三島スカイウォークが最長)。くじゅうエリアの旅行であればたいがいの人が計画に組み込むことになるのだろう。 その夢大吊橋の近くに温泉好きならマストといっても過言ではない温泉がある。筌の...
大分県九重町にある壁湯温泉をいつどこで知ったのか、もう思い出せないが、いつか行ってみたい先として心の候補リストにあがっていた。川の岸壁に道を作り、洞窟のような穴の中に風呂を作ったといわれている。パーフェクトな源泉かけながしであることに加え、貴重な足元湧出泉でもある。しかも好みのぬ...
春の九州遠征の1泊目を九重町の筋湯温泉たからや旅館とした。標高1000mという高所にあり、冬は雪が積もっちゃうような場所だから、温暖イメージの九州でも油断できない。2025年は4月初めまで真冬並みの寒波が来てたりしたし。実際に訪れた頃は幸いにもだいぶ春らしくなっていて雪・凍結の気...
熊本県小国町に奴留湯温泉があることを知った時、いつか絶対に行かなければと思った。なにしろ漢字の読みが「ぬるゆ」だからね。ぬる湯派としては聖地巡礼みたいなものだろう。漢字の当て方もなんだか意味深だ。調べてみるとその昔、殿様がこの村を訪れた際に、殿様の家来=奴さんたちがぬるいお湯に長...
長年にわたって構想を抱えながらも実現に至らなかった九州くじゅう連山周辺の温泉めぐりを実行する時がついに来た。ハイクオリティかつ個性的な温泉が多い地域だから感無量。あまりにも多すぎて全部は回れません。タイムアタックみたいな入浴したくないし、ある程度はちゃんと堪能したいから、2泊3日...
自分でもなにがしたいのかよくわからないシリーズ3泊4日の旅もいよいよ最終日。三重県津市から名古屋へ出て新幹線で帰京するのみだ。しかしそれだけじゃ面白くないので立ち寄り入浴をはさむことにした。名古屋近辺であれば有名どころを知ってるぞ→尾張温泉東海センター。源泉かけ流しのいいお湯だと...
日本三名泉のひとつである七栗の湯=三重県の榊原温泉へついにやって来た。せっかくだからご当地で宿泊してみたいが、庶民の一人旅だとなかなかにハードルが高い。ネットですぐに見つかる3軒…湯元榊原舘・旅館清少納言・神湯館はいずれも一人泊NGか、OKの日があっても閑散期に限られていたり、予...
自分でもなにがしたいのかよくわからないシリーズの3日目は三重県。この1日に的を絞れば目的ははっきりしている。有馬・玉造とともに日本三名泉に数えられる榊原温泉を体験しようというわけだ。枕草子に七栗の湯として記されているくらい由緒ある温泉だから、どうしても行ってみたい。 規模と知名度...
春先の温泉旅企画は2日目午後から「自分でもなにがしたいのかよくわからないシリーズ」の本領を発揮し始める。岡山からいきなり奈良へ移動したのである。結局なにがしたいのか? 自分でもよくわからない。気になった見どころや温泉地をつないだらこうなった。 奈良の観光目的は花の御寺と呼ばれる長...
岡山の湯原温泉郷を湯めぐりするなら欠かせないのが郷緑温泉だ。源泉100%かけ流しというだけでなく、貴重な足元湧出泉、しかも好みのぬる湯とくれば行かない選択肢はない。しかし4年前の岡山遠征では1泊2日の限られた日程で美作三湯(湯郷・奥津・狭義の湯原温泉)を優先したために残念ながらパ...
春先の西日本遠征の初日は岡山北部、とくに真庭市をうろうろする計画だった。したがって宿泊先は湯原温泉郷が最適となる。一人で気軽に泊まれそうな宿を探した結果、足(たる)温泉いづみ家がちょうど良さそうだった。一風変わった温泉名に興味を惹かれたのも理由のひとつ。戦国時代に樽詰めにした湯を...
スプリング・ハズ・カム。春が来た。もう南関東や太平洋沿岸に限定しない旅行を始めてもいい頃だ。ちょっと強気に内陸部を攻めてみましょうかね。※実際には真冬がぶり返して雪がちらついたり、結構あぶない旅だったのだが…。 全体を通してみると「自分でもなにがしたいのかよくわからないシリーズ」...
冬のあんこう鍋&温泉ツアーの2泊目は北茨城市。有名な大洗あんこう祭を筆頭に、あんこうといえば茨城を思い浮かべるし、北茨城には温泉地もある。過去にはあんこうを求めて北茨城の平潟港温泉を訪れたことが2度あった。お得にあんこうを楽しめる小規模な民宿系が多く、温泉はなかなかストロングなあ...
あんこうといえば冬の味覚。仲間内で冬の温泉企画を検討していた際に出てきたのが、あんこう鍋を食べに行きたいという希望。あんこうと聞いて関東民がまず思いつくのは常磐エリアだ。意外と積雪しない地域だから冬でも大丈夫じゃないか。 個人的には常磐あんこうツアーを過去2回遂行ずみで温泉にもあ...
冬の伊豆グループ旅行の2泊目は畑毛温泉大仙家。仲間内で定宿化しつつあるというか、すでにもうなっている旅館だ。首都圏からのアクセスの良さと冬でも比較的穏やかな気候、我々の経済力で対応できる料金設定、最大のセールスポイントは絶妙なぬる湯だ。 まさに体温ジャストな不感温度の大仙湯、体温...
仲間内で定宿化しつつある旅館のひとつが牧水荘土肥館だ。西伊豆の土肥温泉だから転地効果を得られる程度には距離のある近場で、冬でも雪や凍結を過度に心配しなくてよくて、ぬる湯好き一同にはぴったりのぬるくて広い露天風呂。すばらしい。 牧水ゆかりの老舗宿ゆえ、我らにはいささか身に余るグレー...
首都圏からアクセスしやすい温泉地のひとつが湯河原だ。雪が降る・積もるイメージがないから、冬でも行き先候補にあげやすい利点がある。その反面、箱根と同じく相場面のハードルは高い…実際に高級宿が多いし、週末&おひとり様OKの条件を加えると門戸はかなり狭まる。 とはいえいろいろ割り切れば...
2025年最初の湯宿めぐり企画では1泊目を箱根湯本とし、翌日は早々に箱根を離れる予定だった。強羅・仙石原・芦ノ湖の方まで足をのばせばいいのにもったいないと思う心はありつつ、好きなように自由に行動するのが一番ということで腹案を優先。 しかし諸事情により箱根湯本へ引き返すことになり、...
箱根は全般に相場がお高いため遠征先に選びにくい。宿泊・交通インフラがよく整備されており、車を使わなければ冬でも尻込みしなくていいのは利点なのだが。予算面については素泊まりと割り切って探すことで対応するしかないかな。 えーい、弱気になってはいかん…正月明けてまだ間もない頃だったが鉄...
考え方が年々保守的に傾いてリスクを取らなくなってきた温泉おじさん、真冬の遠征先は無難に箱根・湯河原とした。しかも車を使わず電車+バスで行く。よほど不運な南岸低気圧による大雪に当たらない限り、たいがい大丈夫でしょう。 ただし行く途中で1箇所だけ毛色の違うエリアを組み込むことにした。...