温泉にハマったおじさんがゆる~い感じで温泉めぐりをやってみるブログ。
栃木県那須塩原市の温泉といえばやはり塩原温泉郷の規模と知名度が抜けている。あるいは板室温泉か。しかしそれほど山の方へ行かなくても、東北道やJRが通る那須野が原寄りにも多数の温泉が存在する。そんなにたくさん行ったわけじゃないけど、黄褐色のモール系が多い印象。 そんな中で少々毛色の異...
福島県西郷村を東西に貫く国道289号甲子道路。甲子峠を越えて白河市と下郷町を結んでおり、大内宿からの帰りに通ったことがある。この甲子道路の沿線に、足元湧出のぬる湯で知られる甲子温泉・旅館大黒屋があることは以前から知っていて、いずれ行ってみたいものだと思っていた。ただし一人泊はハー...
福島市の微温湯(ぬるゆ)温泉「旅館二階堂」は温泉名が示すようにぬる湯、それも極上のぬる湯を楽しめると同時に、秘湯と呼んで間違いないロケーション、加えてあまりにも昔懐かしすぎる超レトロな建物という、ある種の方向に振り切った特徴を持つ宿だ。 ぬる湯大好きおじさんにとって今回の福島遠征...
福島県の中ノ沢温泉は安達太良山西麓に位置しており、同山の沼ノ平火口付近から湧出する源泉を7kmほど引湯して使っている。湧出量は毎分13,400Lもあって、単一源泉としては日本一だとか。※集計の仕方により諸説あります。 使い切れないほどの量であれば、どの旅館も源泉かけ流しなんだろう...
前回の遠征から早くも1ヶ月近くが経ち、初夏の季節を迎えていた。梅雨に入る前の爽やかな行楽シーズン中に温泉めぐりを一度やっておかないとな。いろいろと休みを画策した結果、3泊4日の行程が可能となった。そこで以前から構想していた車での福島一人旅を決行することにした。 長距離ドライブには...
湯村温泉というのが全国にいくつかある。関東在住民としてよく行くのは甲府の方。夢千代日記で有名なのは兵庫県の日本海側(こちらは未湯)。そして島根県雲南市の出雲湯村温泉は、今回の遠征最後の立ち寄り先となった。なんでも開湯は1300年近くも昔で、出雲風土記にその存在が記されているほどの...
島根県飯南町に頓原(とんばら)という地区がある。出雲国風土記に登場する琴引山の北部にあたる。当初そういう知識は全然なかったので、語感から真っ先に思い浮かんだのが「豚バラ肉が美味しそうだなあ」…失礼しました。 豚肉が名産品かどうかはさておき、頓原に名泉はある。それが「頓原天然炭酸温...
以前からずっと温泉津温泉に行きたかった。温泉の質に関して評価が高いようだし、温泉街のレトロな雰囲気がとても良さそう。そしてなにより映画「男はつらいよ 寅次郎恋やつれ」(第13作)のロケ地でもあるのだ。 導入部からいきなり寅さんが温泉津のお絹さんと所帯を持つとか重大発表しちゃって、...
山陰の名湯として知られる温泉津温泉。島根まで来たからには訪れておかないとな。ということで島根遠征の2泊目に温泉津温泉を選んだのであった。現在は大田市に属し、大田市といえば世界遺産の石見銀山があるから、観光しながら行けばちょうどいいな。 幸いにもネットから気軽に予約できる一人泊OK...
島根県の歴史ある温泉場のひとつが有福温泉。開湯から1300年以上だそうだから相当長い歴史を持つ。ということで知名度があり、街の雰囲気がいいとの評判も知っていたので興味はあったが、今回は日程的に難しいかなと思って計画から外していた。 しかし初日の湯めぐりを想定以上に前倒しで消化でき...
春の島根遠征の初日に三瓶山エリアで湯めぐりした。名湯ぞろいでどれも省きたくない。そうすると、早いうちに目的を果たして同地域を離脱→夕方までに他の温泉地へ到着する、という行程が時間的に厳しいため、初日の宿をこのエリアで探さなければならない。そうしてお世話になったのが「国民宿舎さんべ...
島根三瓶山エリアで温泉めぐりをするなら絶対に外せないのが千原温泉。足元湧出の生まれたて源泉を堪能できる貴重な温泉だ。しかもぬるい。ぬる湯好きにとってこんな夢のような話があるだろうか。 今回の島根遠征でも当然のごとく計画に組み入れており、当初は2日目に訪れる予定だったが、心身ともに...
おいしい手打ちそばとドバドバぬる湯の両方を味わえちゃう、そんな夢のようなお店が三瓶温泉にあった。そばカフェ湯元…もとは旅館だったのが震災被害を受けて、そば処+カフェ+日帰り温泉の業態で再出発したらしい。今回の島根遠征では初日のお昼頃に付近をうろうろしてる計画だった。ランチと立ち寄...
島根は実は名湯ぞろい。特に三瓶山周辺は最上級のぬる湯の宝庫だと知って以来、ずっと機会をうかがっていたものの、飛行機の格安チケットが取れたらとか小賢しいことを考えているうちに、来年は・来年こそはと、どんどん先延ばしになっていた。 これじゃ永久に行けないよ。時は金なりだからと思い切っ...
春の関西遠征もとうとう最終日。旅の最大目的であった“懐かしき方々との会食”は前夜無事に執り行われ、各位ますますご健勝の様子でなにより。その夜は大津市瀬田のホテル(温泉ではない普通のビジネスホテル)に泊まった。 さて最終日をどうするか。朝の新幹線で関東へ直帰しては面白くない。もう1...
春の関西遠征で和歌山に来ていた温泉おじさん。温泉のおかげで元気になったせいか、朝の入浴時にふと強気なアイデアが浮かんできた。「今日の予定を変更して山空海温泉に行ってみるか」…大阪最北の能勢町にある温泉である。大阪では珍しく硫黄を感じる源泉かけ流しの湯として知られていた。 スケジュ...
関西最強と謳われる温泉が和歌山市街にある。温泉マニアでない一般人ほど「そんな普通の街なかに最強の温泉があるの?!」と不思議に思ってしまうだろう。その手の温泉は気軽に行くことが難しい秘境にあるもんだとイメージするからね。 まあとにかく当の花山温泉にいつか行ってみたいという野望をずー...
例年なら桜が咲いててもおかしくない時期に関西へ行くことになった。最大の目的は旧知の方々に会うためだが、ただそれだけで終わらせるわけがない。温泉めぐりを組み込むために休暇を画策し、2泊分の宿を押さえ、レンタカーを予約した。 ひとつの地域に集中せず、ずいぶん広範囲を周遊したのは、後か...
沼田市の旧利根村地区にある南郷温泉しゃくなげの湯にふと目が留まった。川場村からの帰りに立ち寄れそうな温泉を探していた時のことだ。観光客もウェルカムな日帰り施設ぽいし、源泉100%かけ流しだし、露天風呂もある。いいんじゃないか。 赤城山の方へ登りかけた場所なので沼田市街よりも雪リス...
武尊山の南に位置する川場村は、スキー場やランキング上位の人気を集める道の駅のほかに温泉もある。一大温泉郷というよりは個別の温泉宿がポツポツと点在しているようだ。早春の時期に行く計画を練った際、雪道かどうかが問題だった。スキー場のある山の上の方は論外として、道の駅あたりまでなら除雪...
前橋の市街地にアブラ香る本格温泉が湧いているんだそうだ。よく知られたところでは前橋駅前の日帰り温泉ゆ~ゆ。ここは気ままに電車でふらっといけそう。そしてもうひとつが鉄道駅からちょっと遠い、前橋温泉クア・イ・テルメ。 今回は車で群馬県内を回る旅だったから、この機会にクア・イ・テルメの...
群馬の磯部温泉といえば温泉マーク[♨]発祥の地といわれる。また、映画「男はつらいよ 寅次郎子守唄」(第14作)のオープンニングのシーンに登場した、寅さんゆかりの地でもある。そんなわけで行ってみたいなーと思っていたのだ。 ネットでいろいろ情報収集してみると、温泉通の人ほど小島屋旅館...
季節は冬から春へ移り、卒業式のシーズンになった。だが温泉おじさんに卒業の2文字はない。今年も温泉めぐりの旅は続く。そういう意味では留年だ。卒業旅行ならぬ留年旅行をしなくちゃね、ってことで群馬遠征を計画した。ただし1湯目は埼玉の日帰り施設「おふろcafe 白寿の湯」とした。まあ場所...
伊豆高原にはペンションが多い。洒落た雰囲気とか、ワンちゃんと泊まれるとか、そっちの方面でバリューを追求しているイメージだから温泉とは縁が薄い気がしていたけど、意外とそうでもなかった。温泉を提供しているペンションは少なくない。 “もうすぐ春ですね”の頃の伊豆旅行2泊目に伊豆高原のリ...
東伊豆の北川温泉。“きたがわ”って読んじゃいそうになるけど、“ほっかわ”が正解。ここに気軽に立ち寄れる公共の露天風呂「黒根岩風呂」がある。有名なようで訪れる人は多い。 初日に下田まで行ったグループ旅行の2日目は伊豆高原に泊まる計画。移動距離を考えると、どこかへ寄り道する時間はたっ...
冬にノーマルタイヤの車で行ける旅行先として手堅いのが伊豆の海沿い。いつもの旅行メンバーからの提案で、この手堅さを生かした遠征が組まれることになった。 伊豆の海に近い民宿といえば、お手頃価格で海鮮どっさりの料理をいただけるイメージがある。下田・須崎の「温泉民宿権兵衛」もそんな期待を...
鹿島遠征の帰りは東関道を使うことにした。ついでに立ち寄り入浴するところはないかと、利根川を渡った先の千葉県側まで範囲を広げて探してみると、香取市に「カーニバルヒルズ」なる日帰り施設を見つけた。香取神宮にも行ってみたかったから同じ市内なのはちょうどいいね。※実際の両者は結構離れてい...
冬の鹿島遠征に際して「温泉郷のイメージのない鹿島に、はたして温泉宿はあるのだろうか?」と思ったら、ありました。日帰り温泉を併設するスタイルになるけど鹿島セントラルホテルがそれだ。典型的な温泉宿のような旅館飯を出してくれる夕食付きプランがあるはずもなく、朝食バイキングのみのプランだ...
メロン産地として思い浮かべることの多い鉾田市は茨城県鹿行地域に属し、鹿島灘沿岸であるため冬でも降雪はほとんどない。冬のピークを過ぎて、そろそろ車で遠征するかと思ったけど、まだまだ雪リスクが怖いので鹿島周辺を候補にした時に注目したのが、とっぷ・さんて大洋だ。 正確には健康増進を謳っ...
箱根に1泊した翌日、ただ帰るだけじゃ物足りないから箱根のどこかで立ち寄り湯していこうとすると、最も好都合なのは箱根湯本で探すことだ。選択肢はいっぱいありそうだし、箱根の玄関口ゆえに入浴後の帰路が最も短くてすむから気が楽だ。 しかし他にないだろうか?…王道に対する妙な逆張り心が生ま...
泊りがけで箱根に行くなんて、もう長いことやってない。大昔に何度か経験していたため新鮮味の面で弱かったことと、インバウンド含む昨今の混雑ぶりから回避の気持ちが働いたことと、ぶっちゃけ価格相場が高すぎて手が届かないことが大きな理由。 しかし真冬に一発どこかの温泉へ行っておきたいと目論...
甲府からの帰り、どこかに立ち寄り湯していこうと考えた。電車で帰るので駅から近いところが望ましい。甲府駅周辺、もしくは山梨県内の沿線にないかな。とりあえず石和は条件を満たしているが。 そういえば塩山に温泉があったな。調べてみると駅から徒歩10分くらいのところに何軒かの温泉宿が集まっ...
甲府の市街地にある湯村温泉は車で行きやすいし、甲府駅からのアクセスに難がないので電車もOK。冬の温泉遠征先として考えた時、雪が積もるような天気になるとさすがに厳しいものの、確率的にまあたいがい大丈夫だ。敵に回すと恐ろしいが味方にすると頼もしい存在。だから2年続けて年明け最初の旅行...
2024年は波乱の年明け。こんな時こそ浮足立ったりヒステリックになってはいけない。危機の渦中にない者はいつも通りの生活をいつも通りに送って経済を回しましょう派のおじさんは、温泉旅もいつも通りに執り行わせていただきます。 とはいえ真冬だと行き先は限られる。基本的に雪が降るイメージの...
2023年温泉旅の最後・大トリを飾る宿泊先を伊東付近と決めて、ネットで調べていたら、宇佐美の民宿ふかべを見つけた。伊東市の北端にあたる宇佐美には温泉が出ていて、海の近くに温泉宿がいくつか集まっている。地魚を中心に海の幸がてんこ盛り、という食事を想像してしまうな。 ネット情報を探っ...
伊豆高原の赤沢にわりと大規模な温泉施設がある。赤沢温泉ホテルならびに赤沢日帰り温泉館だ。以前はDHCが運営に関わっていたが今は違うっぽい。2泊3日の中日が東伊豆町から伊東市への移動で、単に直行するとあまりにあっさり着いてしまうため、どこかでゆっくり立ち寄り入浴したく、大浴場以外に...
2023年ラストの温泉一人旅で東伊豆へ行くことにした。伊豆の東側は行きも帰りも真鶴~伊東あたりの渋滞でひどい目に遭うイメージがあって避けているのだが(なので西伊豆へ行くことが多い)、たまにはよかろうと今回あえて選んでみた。 宿選びに際して重視したのが海産物をたっぷり味わえる夕食。...
いろいろあった2023年もいよいよ師走。本年最後の温泉旅はまだ寒さがきつくない気がする伊豆。1年間頑張った自分へのご褒美として、食卓に並ぶ盛りだくさんの海産物の前で悦に入ってみたかったので宿泊先は海沿いを選んだが、途中の立ち寄り湯については海に近くなくてもよい。 移動距離・所要時...
晩秋の阿蘇・高千穂グループ旅行は、1日目:阿蘇北側~黒川温泉→2日目:高千穂→3日目:阿蘇南側のコースだった。となると3泊目は南阿蘇村ってことだ。同村には五岳五湯を称する5つの温泉地があるらしい。どこにするか迷っちゃうね。みんなで検討した結果、予算や特徴を考慮してホテルグリーンピ...
南阿蘇村といえば日本一長い駅名「南阿蘇水の生まれる里白水高原」駅を思い浮かべる。鉄ちゃんじゃないのにね。もちろん阿蘇山の主要な見学スポットを擁する地であるのは言うまでもないし、長い駅名が示すように湧水・名水があちこちにある。 初日:阿蘇の北外輪山→2日目:高千穂を周遊してきた我ら...
宮崎県高千穂へ観光に来たはいいけど、温泉の観点でも楽しみたい自分としては、高千穂に温泉旅館があるのだろうか?という点が気になった。関東人になじみの薄い地域なだけに、ぱっと思いつかない。 我々が実際に泊まった民宿暖心(のごころ)の風呂は温泉ではなかったみたい。近くの「高千穂の湯」(...
いつの頃からだったか。阿蘇に行きたい、阿蘇と組み合わせて高千穂にも行きたい、というような話題が仲間内でしばしば出ていた。いよいよ構想が具体化し、3泊4日旅行の2日目に高千穂へやって来たのである。自分にとっては初見の地。 紅葉のピークではないにせよ、わりといい具合で見られる時期だっ...
黒川温泉といえば九州、いや全国でも屈指の人気温泉地。ハイグレードな宿が多くて敷居が高いイメージはあるけど実際どうなんでしょう。泊まれるものなら一度は泊まってみたいですな。という感じで現実には縁遠い存在かなと思っていたら、阿蘇へのグループ旅行で黒川温泉に泊まることになった。やったぜ...
晩秋の頃、いつもの「人生で一度は行きたい」企画メンバーで訪れたのが、熊本・阿蘇と宮崎・高千穂。基本的には観光メインであって温泉めぐりではない。かまいませんよ。有名どころだし、いっぺん来てみたかったんだよね~。 阿蘇は、外輪山に囲まれた世界最大級のカルデラの中に阿蘇五岳(根子岳・高...
泣く子も黙る天下のリゾート地・軽井沢。普通だったら、ぼっちおじさんなんかお呼びでない。陽気な老若男女が行き交うにぎやかな通りに佇む我が姿なんて想像できない。うわー似合わねー。 ところが本格的な温泉を楽しめる、雰囲気の良いホテルが軽井沢にあるとの情報をキャッチして、行ってみたくなっ...
キャベツで有名な群馬県嬬恋村は万座を始めとする名泉に恵まれている。村の南西部にある鹿沢温泉もそのひとつだ。興味はあったのだがなかなか時機は訪れず、心の候補リストの中にずっと眠っていた。 秋の長野遠征で高山村から軽井沢へ移動することになり、最初は高速道路を使うつもりだったけど、考え...
この一人旅で長野へ行こうと決めたのは、高山村の温泉に興味があったからだ。松川渓谷沿いに位置する高山温泉郷には、それぞれに個性を持つ8つの温泉地が点在する。その中には我が地元を含む南関東でなかなかお目にかかれない白濁硫黄泉も存在する。 一人泊を受け入れてくれて食事付きのプランがある...
地獄の夏がようやく終わったと思ったら、秋がなくていきなり冬の入り口に立っていた。季節のめぐりがおかしい。夏の後半からしばらくの間、週末にレジャーの予定を入れられない事情が続き、ようやく自由に動けるようになったら、もう雪の心配をしなくちゃいけないとは…信州は年内ラストチャンスかもと...
栃木県大田原市といえば大田原牛を思い浮かべるが、秀でた温泉もいろいろあるらしい。そのひとつ「与一温泉」はたしかに良い口コミが多い。もともと与一温泉ホテルとしてやっていた旅館を、現在は日帰り専門に切り替えて運営している。 大田原は那須与一ゆかりの地であり、同市のマスコットキャラが「...
塩原温泉発祥の地とも言われる元湯温泉は、箒川沿いに温泉街を形成する現在の塩原中心部からさらに山奥の、3軒の旅館以外には何もない静かな温泉地だ。秘湯の雰囲気とにごり湯を楽しめるとのことで以前から興味はあったものの、アクセスの問題と一人泊のハードルが高そうだったために躊躇していた。 ...