温泉にハマったおじさんがゆる~い感じで温泉めぐりをやってみるブログ。
四国を代表する温泉といえば松山の道後。そして道後を代表する浴場といえば道後温泉本館をおいてほかにない。明治に建てられたという歴史と風格を感じさせる建物は国の重要文化財に指定されている。 夏目漱石「坊っちゃん」の舞台にもなってるし、松山観光では外せないド定番。これはもう行く...
温泉めぐりのおじさんがついに四国上陸を果たした。四国といえば道後温泉。道後といえば松山。はやる気持ちを抑えて、まずは観光をということで同行メンバーとともに松山城の見学へと向かったのであった。 そして別の日には宇和島城も見学した。松山城と宇和島城はどちらも天守が現存する貴重...
秋の上州湯めぐり紀行と勝手に称したグループ旅行もいよいよ最終盤。締めはやっぱり立ち寄り湯でしょう。もろもろ条件を考慮して、みなかみ町にある日帰り施設「鈴森の湯」が選ばれた。調べると口コミ評価はなかなか高い。 ここの特徴はぬる湯があることと深めの湯船、露天風呂からの眺め。源...
秋の群馬湯めぐり紀行もとうとう最終日。このメンバーで旅行するとダムマニアではないのになぜか張り切ってダム見学してしまう。この日も奥利根3ダムを見に行くことになった。 奥利根3ダムとは、みなかみ町の奥利根エリアにある藤原・八木沢・奈良俣ダムを指す(ここに須田貝ダムを加えて4...
秋の群馬湯めぐり紀行は3泊目だけ変則的に県境を越えて新潟県湯沢町へ。宿泊先は毎度おなじみの貝掛温泉だ。もう4年連続だからね。昨年一緒に行った同じメンバーで臨む、この既視感。 紅葉シーズンにはまだ早い平日にもかかわらず大勢のお客さんでにぎわっていた。そういえば人の少ない貝掛...
秋のグループ旅行で伊香保温泉に泊まった翌日、石段街や榛名神社をめぐることになった。1年前にも訪れて雰囲気や絶景にインパクトを受けた地だけど、定番なんでまあいいでしょう。 今回は紅葉の時期ではなく、しかも平日だったから、比較的すいている方だったと思う。おかげで前回よりはゆっ...
1年前に訪れた伊香保温泉を別の顔ぶれと訪れることになった。やっぱり考えることは同じで「どうせなら由緒ある黄金の湯に入りたい」。そこで予算感に見合う空室を探して見つけたのがホテル木暮。ただし訳ありお得プランである。 普通以上のプランだととても予算内では収まらない。とんでもな...
温泉旅行に出る時…とくに同行メンバーも温泉好きの場合は、せっかく遠くまで行くんだから温泉宿に泊まるだけでなく日中に立ち寄り入浴も楽しみたいと思ってしまう。いろんなところを体験してみたいし。それは今回の秋の上州湯めぐり紀行も例外ではない。 できれば好みのぬるいお湯で良さそう...
秋に四万温泉へ行ったのはもちろん温泉が目当てだったのだけれども、同行者ともども事実上の初訪問だったので、観光的な楽しみも追求したい=近くの見どころを回ってみよう、ということになった。 すぐに思いつくのは温泉街をぶらぶら散歩することで、他にも調べてみるとダムとか滝とか甌穴と...
群馬の四万温泉といえば草津・伊香保と並ぶ有名な温泉地だ。国民温泉保養地の第一号に指定された経歴の持ち主でもある。子供の頃に行ってるはずなんだが、どんなところだったか全然記憶にございません。 そこで秋の上州湯めぐり紀行の1泊目として訪れることにした。宿泊先は「あやめや旅館」...
いよいよやって来た秋の大型企画第1弾は群馬の温泉めぐり。その最初のイベントが八ッ場ダムの見学であった。 2年前に一人旅で訪れたときは、まだまだ工事中といった様子の現場を遠くから眺めたのだが、いまやコンクリート打設が完了して試験湛水を始める段階。ダムの姿形はすっかりできあが...
川崎市にある「志楽の湯」は、各地に数多く作られた日帰り温泉施設とはいささかテイストが違う。スタイリッシュでもカジュアルでもなく、自然に囲まれた湯治宿の風情をあえて狙っているようだ。コンセプトは「縄文の森」だそうだ。 遠くまで旅行に出ずとも都会でこのような雰囲気の温泉に入れ...
北八ヶ岳の八千穂高原にある神秘的な池と森が人気スポットになってるなんて全然知らなかった。ある時さる方面から、テレビだか雑誌だかで見た・行ってみたいとの要望を聞いて調べてみると、本当に良さそう。興味が湧いた。 件の場所…「白駒の池」とその周囲を取り巻く「苔の森」は、どうせ行...
浅間山麓にちょっとユニークな温泉旅館がある。露天風呂までケーブルカーに乗って行くというのだ。そのお宿=菱野温泉「常盤館」に泊まってみたいと、さる方面から要望を承ったので、初秋の小諸旅行の2泊目に訪れることにした。 他の山岳スポットにあるようなガチの登山電車ではもちろんない...
長野県東御市の標高2000mに広がる池の平湿原。湯の丸高原と高峰高原の中間に位置し、季節に応じてさまざまな高山植物を見ることができる散策コースが整備されている。 高峰高原側にある秘湯の一軒宿・高峰温泉では宿泊者向けに池の平湿原をめぐるガイドツアーを開催している(夏季のみ)...
暦の上では初秋と呼んでも差し支えない季節になった。でもまだまだくそ暑い。遅めの避暑に行きたいとの要望から企画されたグループ旅行にて、1泊目に選んだ旅館は長野県小諸市の「高峰温泉」。 なにしろ所在地が標高2000mの高峰高原なんだから涼しくないはずがない。それに温泉の一部は...
水戸へ行ったら立ち寄ってみたい日帰り温泉があった。住所はひたちなか市だけどな。それが「ひたちなか温泉 喜楽里別邸」。過去に国立と川崎でお世話になった湯楽の里/喜楽里グループの施設である。 夏の福島旅行の帰路で水戸を通ることになったので、ちょうどいい機会だということで訪れて...
温泉の湧き出る場所をそのまま湯船にした、いわゆる足元湧出泉は珍しい貴重な存在だ。なおかつぬるめのお湯となると数は相当限られるが、そのうちのひとつが福島県の湯岐温泉「山形屋旅館」にある。 てなわけで夏の福島旅行の際、ちょうどいい機会だから山形屋旅館で一泊お世話になることにし...
福島県郡山市笹川にある笹の川酒造。日本酒から焼酎からウイスキーまで手広く作っているメーカーだ。しかし本記事で紹介するのはそっちじゃない。 取り上げるのは似た住所の福島県郡山市安積町笹川にある「月光温泉クアハイム」の方。夏の福島一人旅の2日目に立ち寄り入浴で行ってみた。ぬる...
8月下旬に遅めのお盆休みを取ることができたので、まあなんとなくで福島県をターゲットに定めた。鉄道で行ける、夏向きのぬるい温泉はないかと探していたら、磐梯熱海温泉が引っかかった。 それまでまったくのノーマークだったのだが、磐梯熱海温泉には熱めの市営泉とぬるめの組合泉という2...
福島県鏡石町に個性的な温泉宿がある。それが「新菊島温泉ホテル」だ。ネット調査によれば、温泉浴場としても旅館としても、非常にディープな世界を味わえるらしい。自分の経験値だと泊まるのは厳しそうだから立ち寄り入浴で行ってみることにした。 体験してみてひとつ言えるのは、温泉の質は...
千葉県の日帰り温泉施設として口コミ評価がなかなか高い「みどりの湯 田喜野井店」へ行ってみた。熱中症が心配される高温と、いつゲリラ豪雨が来てもおかしくない夏の真っ盛りゆえ、最寄り駅からたっぷり歩かされるロケーションだと困るなあと思っていたら、送迎バスや路線バスで直行できるので助...
登別温泉の立ち寄り入浴についてネットで調べてみると、第一滝本館というホテルの名前がよく目につく。登別の、少なくとも風呂という切り口に関しては、相当な存在感を誇っているようだ。 浴場の広さと浴槽の数がとにかく圧倒的らしい。ということで興味を持ったので、夏の北海道旅行のラスト...
夏の北海道旅行の最後に登別へ行った。最大のお目当てはもちろん温泉だが、他のスポットを観光する時間も多少取ってあった。候補はクマ牧場とかいろいろあるけど、個人的には地獄谷見学をおいて他にない。 実際目にすると、いやすごかった。さすが登別。これぞ地獄谷と言わんばかりの荒々しい...
室蘭の観光名所といえば地球岬がまず真っ先にあがる。本当はもっといろいろあるはずだし、現在は事情が違うのかもしれないが、おじさんの脳みそには昔から室蘭=地球岬が刷り込まれていた。 そんなわけで夏の北海道旅行の最終日には地球岬のために室蘭へ行ってみることになった。パノラマの景...
札幌や新千歳空港からほど近い(あくまで北海道スケールで見た場合の話だが…)支笏湖畔に佇む秘湯宿、それが丸駒温泉旅館だ。かつては船で湖を渡っていくしか交通手段がなかったそうだから、相当な秘湯感が期待される。 そして湖の中に入ったのかと錯覚しそうな景色が広がる露天風呂。しかも...
小樽観光といえば、運河と倉庫群、ガラス細工やオルゴール、ノスタルジックな建物が並ぶお土産店街、等々。しかし我らおじさん連中がそんなムーディーなところへ行くわけがない。 梅雨が開けて急に暑くなった頃、北の大地に集結した旅のメンバーが迷わず向かったのは、小樽市総合博物館。いや...
夏本番の北海道グループ旅行の2日目。旅の前半のメインディッシュとも言える積丹半島めぐりがいよいよ始まる。だがしかし、天候を司る自然さんの底意地の悪さは筋金入りだった。 心を折らんばかりにさまざまな障害を仕掛けてくるので我々はずいぶんと振り回されてしまった。本記事は圧倒的な...
伝説。そう、自分の中ではまさしく伝説級だった。夏本番の時期に訪れた「いわない温泉 高島旅館」のことだ。何がすごいかって、料理ですよ。アワビを筆頭に新鮮な魚介類がこれでもかと出てくる。びっくりしたなぁもう。 あんなのは後にも先にもあの夜だけじゃないかって気がする。あまりの衝...
長かった梅雨が開けて夏本番が始まる頃、グループ旅行で北海道へ行った。初日のメインとなる観光は当初の計画を組み替えてニッカウヰスキー余市蒸溜所。朝ドラ「マッサン」のモデルになった地だ。 ウイスキーの国内二大メーカーであるサントリーとニッカが一般に見学開放している4つの蒸溜所...
マスコミで取り上げられたこともあるし、ネタにされやすいインパクトのあるお湯だから知ってる人は知っている、新潟県胎内市にある「西方の湯」。簡単に言えばアンモニア臭のする温泉。難しく言ってもトイレのような臭い。 万人向けとは言い難い温泉に他の人を無理やり誘うわけにもいかないか...
温泉めぐりの道に足を踏み入れるきっかけとなった最初の旅行にて、行き先候補にあがっていたのが新潟の咲花温泉だった。ネットの口コミによれば、メシがうまい・エメラルドグリーンの硫黄泉・川が目の前・線路も目の前+駅近・静かな環境・おひとりさまも居心地良好。 なにそれ最強じゃん。か...
新潟県の新津温泉。温泉ファンでその名を知らぬ者はいない、というほどの強烈な個性を持つ。簡単に言えば石油のニオイがする温泉なのである。難しく言っても石油くさい。 そんな温泉が本当にこの世に存在するの? すごく興味を持って、いつか行ってみたいと思っていたものの、他の観光地を差...
鬼怒川温泉といえば誰もが知る一大温泉地である。最近は盛っているところと寂れたところと二極化が激しいとも聞くが、自分はそもそも鬼怒川温泉に行ったことがなかった。一人旅だと敷居が高そうだし。 しかし温泉めぐりをするようになって、いろいろ情報を調べていると、鬼怒川では「鬼怒川仁...
観光で鬼怒川上流4ダムへ行くことになったので関連情報を調べていたら、水陸両用バスで行く「湯西川ダックツアー」なるダム見学ツアーの存在を知った。ほほう、面白そうだ、行きましょう。 コースは2種類=湯西川ダムコースと川治ダムコースがある。旅のメンバーと協議の上、スリル満点のキ...
栃木県の湯西川温泉は平家落人伝説の残る山深い里である。ものすごい秘湯なんだろうかと以前から気にはなっていたのだが、このたび梅雨入り時期のグループ旅行にて訪れることができた。 宿泊先の「平の高房」は温泉街の最奥部、いや温泉街を突き抜けて外れてしまったといってもいい場所にある...
鬼怒川上流4ダムをご存知だろうか。そのまんま鬼怒川上流にある4つのダムを指し、五十里(いかり)ダム・川俣ダム・川治ダム・湯西川ダムからなる。 梅雨入り時期のグループ旅行で鬼怒川上流エリアを訪れたので、せっかくだからとそれらを見て回ることにした。決してダムマニアではないのだ...
栃木県の奥鬼怒温泉郷といえば、昨年の梅雨入りするかしないかくらいの時期に「八丁の湯」という秘湯宿に泊まったのがいい思い出だ。すばらしい温泉と秘境感いっぱいの環境が印象深い。 あれから1年。ほとんど同じ時期に八丁の湯を再訪することになったのである。またあの露天風呂に入れるな...
梅雨入り時期に鬼怒川上流域を訪ねるグループ旅行が企画された。その最初の見学先となったのが龍王峡。鬼怒川温泉から少し上流へ遡ったところに位置する峡谷である。 当日は運良く晴れてくれたおかげで緑の眩しい川沿いの景色を楽しむことができた。いよいよ夏が来やがったかとボヤきたくなる...
乳頭温泉の鶴の湯といえば泣く子も黙る人気の秘湯宿。あまりに人気なのでそう簡単に予約は取れない(と思う)。そんな鶴の湯から2キロほど離れたところに「別館 山の宿」という姉妹館がある。今回のグループ旅行ではそちらへお邪魔することにした。 森の中にひっそりと佇む一軒宿で、静かな...
初めて秋田県仙北市を訪れた一昨年は雨にたたられて観光どころではなかった。温泉めぐりが主目的の一人旅だから別にいいんだけどね。だが今年の初夏に再訪した際は、普通に観光も楽しみたいメンバーを含むグループ旅行だったから、晴れてくれて助かった。 まあベタになっちゃうけど観光するな...
秋田県の八幡平エリアにある玉川温泉は、噴気の上がる地獄谷・希少な北投石・ラジウム岩盤浴・日本最強の酸性泉といったパワーワードがてんこ盛り、重い病をも治すとの評判まで立って、全国から湯治客が集まってくる一種の聖地である。 自分も玉川温泉を体験してみたい・泊まってみたいとの興...
令和最初の旅行から帰った翌週、今度は別のグループと温泉へ行くことになった。我ながらなかなかのハードスケジュール。GWには10連休で浮かれる世間を尻目にあくせく働いたから、これくらい楽しんだっていいでしょう。 行き先は秋田県の玉川温泉。自分は2年前に行ってるんですけどね(“...
令和最初の旅行は中盤以降がもう温泉と絡まなくなるし、さる野暮用がメインになってくるからブログの趣旨的には割愛してもいいのだが、これだけは書き残したい。中盤に行われた天橋立・伊根湾観光の件だ。 序盤が伊勢で中盤が丹後地方。まったくなんの脈絡もないけど、これでいいのだ。先のゴ...
ゴールデンウィーク後に実行した今回の旅は、序盤が三重県への一人旅で中盤以降はまた全然違う趣向という超変則パターン。その序盤パートで泊まったのが津市(旧白山町)にある猪の倉温泉「ふよう荘」。 公共施設っぽい装いの宿舎の大浴場に供される温泉は、ものすごいヌルヌルだった。美肌の...
10連休とも言われた2019年のゴールデンウィーク。「こんな時に休めと言われても、どこ行っても混んでるし困るんだよな~」なんてしたり顔で語っていたところ、自分が勝手に10連休だと思い込んでいただけで、実はわりと平常モードの出勤だった…。 しかしそのおかげでGW後に躊躇なく...
ゴールデンウィーク前の九州旅行も最終日。空港へ行く前にどこか温泉に立ち寄ろう。前泊地が佐賀県の古湯温泉だったから、有名な武雄温泉あたりが妥当な候補かもしれない。 しかし旅行中に入った温泉はすべてぬる湯であった。最後もぬる湯にこだわりたい。そうして選んだのが福岡県筑後市の船...
佐賀市の奥座敷的なロケーションにある古湯温泉は近隣の熊の川温泉とともに、ぬる湯の里「ふるくま」としていろいろアピールしている。ぬる湯派のおじさんにはちょうどおあつらえ向きの温泉地ではないか。よし、古湯温泉に泊まろう。 宿はちょうどお手頃な「民宿幸屋(ゆきや)」。お湯はかけ...
春の九州旅行に向けて佐賀県のぬる湯をいろいろ調べたところ、アンテナに引っかかったのが佐賀市の山間部(旧富士町)にある熊の川温泉だった。近隣の古湯温泉とともに「ふるくま」の愛称でプロモーションを仕掛けたり、温泉めぐりに使える「ぬる湯手形」を発行したりしている。 そんな熊の川...
春の九州旅行で佐賀の温泉に行く際、温泉と関係なく観光で訪れてみたいところがあった。吉野ヶ里遺跡である。べつに歴史好き・古代ロマン派ってわけじゃないんだけど、なんとなく押さえておきたい気分だった。 遺跡を含むエリア一帯は吉野ヶ里歴史公園として整備されている。だが計画を立てる...