温泉にハマったおじさんがゆる~い感じで温泉めぐりをやってみるブログ。
冬の終わりが見えてきた頃、温泉旅行したいという要望をさる筋から受けて思い浮かんだのが伊豆の畑毛温泉であった。マイカーで行くのに無理のない距離にあること、雪とか凍結の心配はほぼ間違いなく無縁であること、国民保養温泉地に指定された本格温泉であること。まあ3つ目は建前で、本音は自分好み...
何かで読んだ記憶がある。茨城県日立市の国民宿舎「鵜の岬」は国民宿舎の中で利用率トップだと。あらためて調べてみると「令和3年も1位、これで33年連続1位」という昨年の資料が見つかった。2位に大きな差をつけているから、令和4年も有望でしょう。 この宿に隣接する日帰り温泉施設「鵜来来(...
冬の味覚といえばあんこう。関東民には茨城の名産というイメージがあり、大洗のあんこう祭が有名だ。久しぶりにあんこう鍋を食べたいなと思って温泉旅行と組み合わせることにした。旅の行程にちょうどはまる場所&お値段的に手が届く相場感で泊まれるだろうと頼りにしたのが北茨城市の平潟港温泉だった...
古い和歌にも詠まれた勿来の関。実際の場所は諸説あるようだが、現代の観点でいうと福島県いわき市勿来ってことになるだろう。冬の遠征でいわきまで来たので、かの有名な勿来にも立ち寄ることにした。ただし訪れたのは関所関連の施設や公園ではない。温泉おじさんなんだから温泉に決まっている。目を付...
いわき湯本といえば福島浜通りの一大温泉地で、数多くの旅館が集積している。過去に訪れてから気がつけば5年も経っていた。また行ってみてもいいかなあと思って今回の遠征先に決定。たしかお湯が熱かった記憶があるので、冬の方が向いているでしょう。 十分な規模の繁華街を持っており、素泊まりでも...
ずいぶん久しぶりに北茨城〜いわきエリアへ行ってみたくなった。冬に北関東・東北を目指すのは雪のリスクがあって怖いのだが、茨城や福島の海沿いなら雪が降ることはあまりないという話だし、天気予報をチェックして大丈夫と確信できたので決行。 旅程としては最初にいわき市まで行ききってしまう計画...
冬こそ温泉の季節だと思いつつ、関東南部の人間が慣れない雪を避けようとすると行ける範囲が限られてしまう。車を活用するつもりだとなおさらだ。だからって伊豆と房総ばっかりに偏っちゃうのもな~、と妙なバランス感覚を発揮して迷っているうちに1月が終わろうとしていた。 あかん、このままじゃ動...
甲府湯村温泉への1泊旅行、ただ直帰するだけだとあっさりしすぎてるので、帰りにどこかへ立ち寄り湯するつもりだった。せっかく車で来ているのだから、電車だと行きにくいところ。かつ一人旅ゆえ意思決定者は自分だけ、こんなときこそグループ旅行では「行こうぜ」という候補になりにくそうなところに...
甲府駅からアクセスしやすい便利なロケーションの湯村温泉を初めて訪れたときに泊まった旅館が「杖温泉 弘法湯」だった。そのときの印象が良かったので2年半ぶりにまた泊まることにした。前回は真夏、今回は真冬、真逆の季節になったのはたまたまです。 まず、お湯がぬるいのはポイント高い。このブ...
年が明けて2023年、最初の温泉ツアーは近場にしておこうと決めた。東京近郊からの視点で雪・凍結を避けようとすると候補になる地域は限られ、しかしある程度は移動距離もないと旅行気分が盛り上がらない。 やっぱり冬は海沿いが無難だろうなあ。でも静岡・千葉は年末に行ってるしなあ、ちょっと目...
99.999999999%の人類にとってはどうでもよい話だが、前回の更新をもって、2022年の我が温泉旅行記が完結した。次回から2023年編へ突入するにあたり、ちょっと方針を変えてみようかと思ったり思わなかったり、やっぱり思ったりしたので、今後はスタイルが変わる可能性がある。とい...
2022年の温泉旅行のラストを飾ったのが西伊豆・土肥温泉の「牧水荘土肥館」。当館は同じ年の春先に泊まったことがあり、同一年内に同じ旅館を利用したのはここが初めてではないかと思われる。それくらい初回の好印象とお得感が強かったのだ。伊豆縦貫道のおかげでアクセスもそんなに大変じゃないし...
安倍川源流域の小さな温泉場・梅ヶ島温泉を5年ぶりに訪問した。前回は一人旅でバスに乗ったのだった。今回は複数人で1台の車に同乗して行ったが、思い出通り、いや記憶していた以上の秘境感だった。とくにご当地へ至るまでの道路がハードモード。 お世話になった「旅館いちかわ」は梅ヶ島温泉らしい...
千葉の養老渓谷へ行った帰りに日帰り温泉を利用することになった。ちょうどいい具合に、泊まった旅館で「ごりやくの湯」の無料券をもらったので、ごりやくの湯へ行くことにした。名前からしてご利益がありそうだな。 昼前の時間帯だし混んでないだろうと甘くみていたら、とんでもない。観光客らしき集...
2022年も師走に入っていよいよ終わりが見えてきた頃、千葉の養老渓谷へ行くことになった。紅葉にはもう間に合わないだろうけど房総だったらあるいは…と、かすかな期待を込めて提案された企画であった。諸般の事情で日程が後ろにずれたこともあって、やっぱり紅葉は終わってたけどね。 養老渓谷に...
山梨市の旧三富村地区にある川浦温泉をご存知だろうか。鎌倉時代の武将・畠山重忠が夢のお告げにより発見したというのが大河ドラマ勢にとってたまらない逸話だ。和田殿と仲良く入ったりしたのかな。 時を経て戦国時代には武田信玄の重臣・山県昌景が整備を行ったとされる。しかも現代の世では、川浦温...
数年前から「人生で一度は行きたいシリーズ」と称して一緒にいろんなところへ行っている面々と、今度は秩父旅行へ来ていた。個人的に秩父が人生初とは断言できず、小さい頃に来たことがあるかもしれない。でも記憶にはない。実質初めて。 なお、人生で一度は~と言っても、初めての場所にしか行っちゃ...
秩父山地にあって日本百名山にも数えられる両神山。この名前を取った温泉宿が埼玉県小鹿野町の国民宿舎両神荘だ。温泉を楽しめて、部屋や食事なども一般の旅館と同様で、高級宿ではないかわりお値段もそこそこリーズナブル。庶民にとってはありがたい存在だ。秩父へのグループ旅行の1泊目として文句な...
夏に奥会津ツアーと長野で星を見るツアーを一緒にやったメンバー一同が4ヶ月ぶりに集結して秩父へ行くことになった。あわよくばで期待していた紅葉はもう終わってしまってるだろうな、というくらいの季節。訪れる先は秩父市に限定されるものではなく、広い意味の秩父地方である。 そうすると真っ先に...
福島遠征の帰りに飯坂温泉へ寄ってみた。秋保・鳴子とともに奥州三名湯に数えられる、由緒ある温泉地だ。※奥州三高湯というのも別にあるからややこしい。 鉄道駅からすぐ温泉街というアクセスの良さは、車に頼らない今回にとって好都合。問題は、ぬる湯派なのに熱いので有名な飯坂温泉へ来てしまって...
晩秋の福島遠征は1泊2日で鉄道+バスの旅。行き帰りの途中の立ち寄りを含めて3つの温泉を体験したい…この制約下でどの温泉地に泊まるべきか。悩みに悩んだ渾身のチョイスが岳温泉だった。中通りのJR駅からバス便あり、非日常感・旅情を感じられそうなロケーション、温泉の質は申し分なし。 お世...
晩秋の福島へ行ってみようと思い立ち、目的地の前に立ち寄れそうな温泉を探していたら、興味深いところを見つけた。それが鏡石町にある弘法不動の湯。ぬるめで泡がよく付くという好みのタイプ。今回は鉄道旅なので駅から徒歩圏内なのも決断を後押しした。 しかしこの記事が公開される頃、当湯はもう営...
2泊3日の南九州遠征の終盤、鹿児島空港へ戻る前にラスト入浴をしようということで、トリにふさわしいのはやはり霧島温泉郷ですかね。中でも目を付けたのが硫黄谷温泉・霧島ホテル。とてつもない広さのお風呂や、火山をイメージさせる硫黄が香る白濁泉を含むさまざまな泉質。口コミなどで評判を知れば...
宮崎県との境に近い鹿児島県湧水町の吉松温泉郷にはモール泉を特徴とする温泉場が点在する。そのうちのひとつに鶴丸温泉がある。JR鶴丸駅の目の前という、まさに駅前温泉だ。まあ今回は車の旅でしたけどね。最終日に人吉から鹿児島空港へ向かう途中にちょうどいいと思って立ち寄ることにした。 ジモ...
熊本県の人吉周辺で温泉のある宿泊先を探していたら「山江温泉ほたる」を見つけた。場所は人吉市のお隣の山江村。村の物産館「ゆっくり」を併設していることや、現地で感じた建物や運営スタイルの印象から、第三セクターかそれに準ずる施設と思う。 1人泊OKだったこと、1泊2食付きでまあまあリー...
九州の小京都といわれる人吉は良質の温泉でも知られている。また2020年の豪雨では甚大な被害を受けた。2年後もなお復興の途上にあるという状況の中、温泉めぐりで訪問することになった。いろいろと計画の紆余曲折を経て宿泊ではなく日帰り利用、かつ典型的な人吉中心部の温泉街ではない場所に決め...
宮崎県の西端、もうちょっとで熊本県や鹿児島県になってしまうロケーションに京町温泉がある。宮崎県の温泉宿に泊まることも旅の目的のひとつだったから、京町温泉付近で旅館を探してみると、加久藤温泉という宿が目に留まった。正確には京町温泉に分類されない一軒宿のようだ。 ポイントになったのは...
コスモス温泉。宮崎県小林市にある、熱いお湯で知られる温泉だ。宮崎の温泉をネットで調べるとちょいちょい名前が出てくるし、口コミを見る限り絶賛の言葉が並んでおり、自分はぬる湯派であるにもかかわらず、なんだか気になって体験したくなってしまった。 ちょうど北霧島エリアを湯めぐりする計画だ...
自分にとっての温泉未湯県であり、かつまた純粋な未踏県でもある宮崎県への湯めぐり遠征を目論んだ。しかし宮崎の温泉って全然知らないな。調べてみると県西の北霧島エリアにいろいろ個性的な温泉があることがわかった。 だったら熊本の人吉まで足を延ばせるんじゃね。それに羽田からのアクセスは鹿児...