温泉にハマったおじさんがゆる~い感じで温泉めぐりをやってみるブログ。
夏から秋へと季節は移り、暦の上では激混みでも文句は言えない休日に、一人で岐阜遠征を試みた。温泉宿に2泊して早くも最終日。ちょっとした気まぐれで三重県の湯の山温泉まで足を伸ばすことにした。もはや岐阜関係ない。 御在所岳を見学した後で立ち寄ったのが湯の山温泉「湯元 グリーンホ...
養老の滝伝説はよく知られた話だと思う。居酒屋じゃなくて昔話の方ね。滝の水がお酒だったというアレだ。その伝説の地が岐阜県養老町。名神高速のサービスエリアとして名前を知っている人が多いかもしれない。 その養老町に温泉が湧いているのだ。岐阜一人旅の2泊目「養老温泉 ゆせんの里 ...
久しぶりの一人旅で岐阜県に行った。温泉目的の旅行とはいえ観光で寄ってみたい先が一つだけあった。天下分け目の関ヶ原である。 べつに戦国マニアではないし、もちろん歴女じゃない。でも関ヶ原の戦いは日本史の中でも上位を争う有名な出来事だし、どんなところなのか・現在はどうなっている...
有馬・草津とともに日本三名泉に数えられる下呂温泉。3つの中で下呂だけ未踏だったからぜひとも行ってみたかった。全都道府県でそれぞれ最低1箇所の温泉宿に泊まるという目標に向けて、岐阜県をクリアするという意味もあるし。 紆余曲折の末、選んだ宿泊先は「湯快リゾート 下呂彩朝楽本館...
ほぼ東日本に限られた温泉めぐりが続いていたが、ここにきて西の温泉にも目を向け始めたおじさん。前回の大分県遠征の余韻冷めやらぬ内に、次なる狙いを岐阜県と定めた。久しぶりの一人旅である。 職場の休暇枠にもう余裕がないため平日にのんびりとはいかない。暦の上では激混みでも文句は言...
寅さんシリーズの鑑賞に手を染めてから1年余り、全作コンプリートのゴールがいよいよ見えてきた。マラソンだと37キロ地点といったところ。こちらはレースじゃないんで、ラストスパートなんて意識せず、淡々とペースを守って完走を目指したい。 思い返すと、最初のうちは「まだまだ先は長い...
夏の終わりに北九州の地に集結した面々。レンタカーで市内の観光スポットを周遊することになった。訪れた中から門司港地区にある「門司港レトロ」と日帰り入浴施設「もじ楽の湯」についてレポートする。 本当はもじ楽の湯単独で温泉体験記事にするつもりだったが、調べを進めると、どうやらこ...
夏の終わりの大分ツアーで由布院・別府を湯めぐりして、もうお腹いっぱいの参加メンバー一同。しかし旅はそれで終わりではなかった。 この旅の本来の目的は北九州市の観光プラス野暮用である。参加者の一部の温泉好きが大分班なる小グループを作り、先行して九州入りしたにすぎない。ここから...
温泉に入りまくった大分ツアーも最後の夜。翌朝はゆっくりしていられない。8時台の特急に乗らなければならないからだ。でも心配ない。都合の良いことに別府は駅徒歩圏にも温泉宿がいっぱいある。 たくさんの候補の中から選んだのは「シーサイドホテル美松大江亭」。海が近くて眺めが良さそう...
別府の明礬温泉といえば泉質の良さに定評がある。また周辺の自然環境や温泉街情緒の味わい深さという面でも人気が高い。加えて特徴的な湯の花小屋が並ぶ光景は一見の価値あり。セールスポイントには事欠かない。 そんな明礬“らしさ”を一度に体験できる日帰り温泉施設が「みょうばん湯の里」...
温泉王国・別府温泉郷は「別府八湯」と呼ばれるように8箇所の温泉地からなる(別府・鉄輪・明礬・柴石・亀川・浜脇・観海寺・堀田)。我ら大分ツアーの面々は記念すべき初別府の1泊目に白濁硫黄系の明礬温泉を選んだ。 お世話になるお宿は、その名も清々しい「さわやかハートピア明礬」。事...
やはり別府はすごかった。いろいろな特徴を持ったお湯が湧く温泉王国の中でもひときわ異彩を放つのが明礬地区にある「別府温泉保養ランド」。ここの泥湯がすごいという評判を知って、我ら大分ツアーのメンバーは勇んで乗り込んだのである。 …なんじゃこりゃあ。泥っていうか、泥っていうか、...
夏の終わりの大分グループ旅行も2日目。由布院から別府へと移動してきた。温泉界の西の横綱ともいえる別府温泉郷へついに足を踏み入れたのだ。ワクワクしすぎて頭に血が上ってくるぜ。 記念すべき別府の1湯目は鉄輪温泉街にある日帰りの「ひょうたん温泉」。規模と風呂の種類を誇るレジャー...
ついに憧れの別府へやって来たおじさん。温泉に入りまくるだけでなく、有名な「地獄めぐり」をやってみたかった。地獄とは温泉の噴き出すところであるが、別府には色や形態に関してバリエーション豊かな地獄が多数存在し、しかも街中にひょっこりあるのがすごい。 数がたくさんあるから主要な...
由布院温泉と別府温泉郷の中間地点に濃ゆそうな温泉を見つけた。伽藍岳の中腹に位置する「塚原温泉 火口乃泉」。卓越した成分の濃さに加えて、火口のそばというロケーションがいかにもディープで興味をそそる。 夏のグループ旅行で大分県を訪れた際、由布院から別府への移動途中に塚原温泉に...
かねてより「いつか手を広げなければ」と思っていた西日本の温泉へ、夏の終わりにようやく訪れる機会があった。その1泊目は由布院温泉。 昼に立ち寄り入浴を1箇所と、宿泊先の旅館のお風呂、この2つで由布院温泉は完結する予定だった。しかし旅のメンバーと話すうちに「あと1つ行ってみよ...
偏見を承知で言うと、女子の誰もが憧れる由布院温泉。そこへおっさん若干名のグループが夏の終わりに訪れたのである。せっかく大分まで来たからには全国区の名湯に入ってみたいんで、各位ご了承願いたい。 宿泊先は「御宿なか屋」。料理自慢の旅館だそうで期待が膨らんじゃうね。規模は小さめ...
夏の終わりに2018年最大級のグループ旅行があった。しかも珍しく行き先が西日本の大分県と福岡県。温泉めぐりの意味では九州初見参だ。 で、記念すべき最初の訪問先は由布院温泉(※‘湯布院’という表記も広く用いられるが、本記事では‘由布院’で統一する)。湯の坪街道沿いに女子が好...
群馬県みなかみ町、首都圏の水がめと言われる奥利根の地に異彩を放つ一軒宿があった。宝川温泉・汪泉閣である。川岸に広大な混浴露天風呂を持つ宿として知る人は多いかもしれない。 2泊3日の避暑の旅の2泊目がここ汪泉閣だった。当宿を提案してきたメンバーはどうやら、テレビ番組で宝川温...
避暑の温泉めぐりで群馬県みなかみ町へ行った。最初の宿から次の宿へ直行すると時間が余ってしまうので、途中の観光スポットを調べてみた結果、谷川岳がちょうどよさそうだった。 もちろん登山をするわけじゃない。ロープウェイで行けるところまで行くだけだ。手軽に結構な高さまで上ることが...
暑い中で熱い温泉に入るのは大変。だから真夏は温泉旅行も小休止…かと思ったら全然そんなことはなかった。比較的涼しい地域のぬる湯を楽しむ2泊3日のグループ旅行計画がポロッと生まれたのである。 行き先は群馬県みなかみ町。1泊目は湯治の一軒宿として知る人ぞ知る川古温泉・浜屋旅館。...
超スローペースで見続けている映画「男はつらいよ」がシリーズ30番台に突入した。こういうのは全作一気に見た方が全体の流れをつかみやすいし記憶にも残りやすい。でもなかなか時間がなくて1年がかりのプロジェクトと化している。 もう初期の作品はだいぶ記憶が薄れてしまっている。それで...
長野県と新潟県にまたがる秘境・秋山郷。鳥甲山と苗場山に挟まれた中津川沿いの地域に平家の落人伝説が残る集落が点在する。戸隠・野沢温泉への夏のグループ旅行にて、「秋山郷へも行ってみたい」との追加要望を受けて、この秘境をたずねることになったのである。 何箇所かある温泉地の中から...
長野県と境を接する新潟県津南町。ここにぜひとも紹介したい観光スポットがある。期間限定ですけどね。夏のグループ旅行で立ち寄った「ひまわり広場」がそれだ。 ひとことで言えば、ひまわりがたくさん咲いている、ということに尽きるのだが、圧倒的な量が観光コンテンツとしての質に転化され...
夏のグループ旅行で訪れた野沢温泉は一大スキーエリアでもあるので、周囲の山という山にゲレンデが作られている。滑るコースがあるなら当然、スタート地点へ上っていくためのリフトやゴンドラも整備されている。 そのひとつが長坂ゴンドラリフト。夏も運行されており、終点の上ノ平高原には花...
異常過ぎる酷暑の中、グループ旅行で訪れた野沢温泉。そこに「湯宿 寿命延(じょんのび)」という旅館がある。野沢温泉のシンボル的な共同湯・大湯のすぐ目の前という恵まれたロケーションだ。 我ら一行が泊まったのは、さかや旅館という別の宿だったが、寿命延の風呂に無料で入れるサービス...
長野県の野沢温泉といえばスキーで有名なところ。そしてまた名前に示される通りの一大温泉地でもある。このたび「行ってみたい」との要望を受けて夏のグループ旅行で訪れることになった。 事前調査によると野沢温泉は熱いのが特徴のようだった。自分はぬるめが好きだし、しかも季節は夏、大丈...
「戸隠神社へ行きたい」---さる方面から要望を承った。ワタクシに頼むからには必然的に温泉とセットの旅行になるよ、と注文をつけると、それでいいと言う。ていうか、野沢温泉にも行ってみたいだって。わかりました、やりましょう。 季節は夏。2018年、梅雨が開けたと思ったら記録的な...
函館観光といえば、函館山からの夜景や異国情緒の元町エリアや五稜郭が代表的なスポットになるだろう。だが「函館市」のくくりで考えれば、見どころは他にもある。東部の戸井・恵山エリアだ。 北海道だからなのか、梅雨前線をものともしない晴れ間・ただし強風が吹く中、函館に集結した我らグ...
2018年の梅雨時。函館へのグループ旅行にて戸井・恵山エリアをレンタカーで周遊してみた。最終的には旧椴法華(とどほっけ)村まで行き、そこの「ホテル恵風(けいぷ)」で立ち寄り入浴した。 恵風はcape=岬をかけた名前だろう。恵山岬に立つ当ホテルには、宿泊者専用風呂と日帰り温...
梅雨時のグループ旅行が2日目を迎え、午後には青森から函館へと舞台を移していた。スカッと晴れ渡る空とはいかないが、そこそこの天候に恵まれたのは幸いだった。 自分にとっては、ついこのあいだ…さっぽろ雪まつり開催中…に函館を訪れたばかり。あれから5ヶ月も経っていない。いろんな面...
青森県といえば見どころはいっぱいあるけど、自分のふだんの行動範囲で会う多くの人が真っ先に十和田湖・奥入瀬渓流をあげる。東京圏だとそうなっちゃうのかね、ってのは一般化し過ぎだろうか。 2018年梅雨の時期にグループ旅行で青森へ行ったとき、十和田湖・奥入瀬へ行く予定はもともと...
もし青森へ行くことがあるなら、ぜひ泊まってみたい、と密かに(?)狙っていた温泉宿があった。それが「八甲田温泉 ぬぐだまりの里」だ。ネットで口コミなんかを調べると、絶賛する論調ばかりで難点がまったく見えてこない。少なくともお湯に関しては。 しかも自分の好みに合うぬる湯ときた...
酸ヶ湯温泉といえば青森県、いや東北を代表するといってもいいくらいの知名度を誇る名湯である。このたび梅雨真っ只中のグループ旅行にて憧れの酸ヶ湯温泉に立ち寄り入浴してきた。 ぬる湯好きの自分としては、酸ヶ湯は熱すぎて楽しめないんじゃないかと危惧していたところ、実際たしかに熱め...
梅雨入りする前に「ザ・秘湯の旅」と称して栃木の奥鬼怒温泉郷と山形の姥湯温泉・滑川温泉をめぐってきた。どこも秘湯らしい絶景のお風呂を堪能できたし、移動の途中では川俣ダムという、これまたスケールのでかい絶景に度肝を抜かれた。 そんな絶景続きの旅も最終日。仕上げの観光に選んだの...
福島から山形へ向かう山形新幹線に乗って車窓を眺めていると、途中の県境付近が本当に何もない山の中で、秘境感がじわじわ来る。通るたび同じ感覚におそわれる。このあたりに温泉があれば間違いなく秘湯と呼ばれるだろう。 そして現に秘湯の資格十分な一軒宿がこのエリアにいくつか存在する。...
梅雨入り間近ながらも好天に恵まれた「ザ・秘湯の旅」の2日目に泊まったのが山形県米沢市の山中に佇む姥湯温泉・桝形屋。噂に聞いていた通り、ここは本当にすごいところだった。 これは最上級の褒め言葉と受け取ってほしいのだが、ロケーションがあまりに規格外れで“まともじゃない”。単な...
鬼怒川を上流へ遡っていくと、いくつかの大きなダムに出くわす。その中の一つが川俣ダムだ。昭和41年に完成した、鬼怒川で最も上流にあるダム。なんの予備知識もなく、移動の途中にさくっと見てすぐに立ち去るつもりで寄ってみた。 …おいおい冗談じゃないぜ。現代文明が作り上げた絶景とで...
梅雨入り直前のグループ旅行で栃木県の奥鬼怒温泉郷を訪れた。奥鬼怒といえば気軽に行くことなどあり得ない、深い山中のザ・秘湯である。自分にははるか縁遠い存在。このたび数奇な運命(大げさ?)で巡ってきたチャンスに飛びついたおかげで行けたようなものだ。 宿泊先は「八丁の湯」。昔な...
奥鬼怒温泉郷。わかる人にはわかるだろう。秘湯という言葉がまさにぴったりあてはまる秘境の温泉地である。でも、わからない人にはわからない。「今度、奥鬼怒っていうところの温泉に行くんだ」と話しても「へえ、鬼怒川かあ」と返されてしまうのがオチだ(実際そんなやり取りが何度かあった)。 ...
神奈川県の箱根よりも都心寄りの厚木に温泉地があるってのはすっかりノーマークだった。厚木といえばベッドタウンであったり、大学や企業が拠点を構える町、完全にそっちのイメージしかなかった(ちなみに厚木基地は厚木市じゃない)。 その厚木の七沢温泉「七沢荘」に泊まろうというお誘いを...
見事な五月晴れ、とはいかない雨がちな5月の週末。ウン十年の人生において、やまだかつてない怒涛の温泉旅シリーズ・春場所も、いよいよ後半戦。今度の行き先は新潟県の月岡温泉だ。 美人の湯(おじさんには関係ないけど)・エメラルドグリーン・豊富な硫黄分・アブラ臭といったキーワードで...
なぜかハマってしまった「男はつらいよ」全48作の鑑賞がようやく折り返し地点を過ぎた。今春は温泉旅行がとんでもない頻度で開催されたため、何本も並列で走る旅行計画・手配の話と実行~ブログ記事作成に忙殺され、寅さんに費やす時間が取れずにかなりのペースダウン。第30作到達までに9ヶ月...
鳴子温泉郷を貫くJR陸羽東線は4つ連続で温泉地名の駅が並ぶ…中山平温泉・鳴子温泉・鳴子御殿湯・川渡温泉。今回の「春の温泉一人旅」では、最終日までに鳴子温泉と鳴子御殿湯(東鳴子温泉)を訪問していた。最後にあともう1箇所行っておこう。そう考えて川渡温泉への立ち寄りを決めた。 ...
春のみちのく一人旅、2日目は東鳴子温泉に宿を取った。東鳴子温泉は、鳴子・東鳴子・川渡・中山平・鬼首という5つの温泉地からなる鳴子温泉郷のうちのひとつである。 鳴子温泉郷は初めてみたいなものだし、特にこれといったこだわりもなく、正直なんとなくで東鳴子に決めた。その中で宿泊先...
春たけなわ、でも実際は夏みたいな暑さの中での温泉一人旅。2日目は肘折温泉から鳴子温泉へ移動した。ここは本当にすごいね。多種多様な温泉が湧いている。とてもワンフレーズでくくれるものではない。 まずは旅館へ入る前にどこか一箇所で立ち寄り入浴するとしよう。バラエティ豊かな温泉群...
東北へ2泊3日の温泉一人旅に出たおじさん。最初に訪れたのは山形県大蔵村の肘折温泉。ゴールデンウィークといっても過言ではない時期だから、混雑絶対避けるマンのおじさんは戦々恐々だったのだけれども、拍子抜けするくらい混雑とは無縁なのんびりムード。 初日の宿泊先は「旅館勇蔵」。肘...
今年の春は忙しい。相続くグループ旅行の合間をぬって、もっぱら温泉に入るだけの一人旅に出た。まあ毎度そんなもんだが今回は純度が違う。本当に移動と温泉だけ。観光めいたことは最小限に抑えられている(当社比)。 最初の目的地は山形県大蔵村の肘折温泉郷。有名な肘折温泉の近くにある黄...
山形県大蔵村の肘折温泉といえば豪雪地帯。先の冬の間も、大雪が降った・えらく積もったとよくニュースに取り上げられていたから、すっかりおなじみの名前になっていた。 当地はまた朝市が有名だし、加えて温泉は名湯に数えられるすぐれもの。いつか行ってみたい旅先のマイリストに入っていた...
盛りだくさんだった春の信州グループ旅行もいよいよ最終日。田沢温泉からの帰りに上田近辺の温泉に立ち寄ることにした。候補はいくらでも考えられる。沓掛・別所・鹿教湯・霊泉寺・角間・戸倉上山田…だが今回は眺望の良い露天風呂をテーマに、上田の隣・東御市の日帰り施設「湯楽里館」を選んでみ...