温泉にハマったおじさんがゆる~い感じで温泉めぐりをやってみるブログ。
「戦」の1文字に象徴される2022年もいよいよ残すところあとわずか。各位におかれましてはどのような文字があてはまる1年であったろうか。個人的には生活環境にいろいろ変化があったので「変」かな。決して変なおじさんだからではない。 そこには変化だけでなく変調という意味も含まれる。国際情...
香川で評判が良く県外にも知られてそうな温泉のひとつが仏生山温泉。関東人の自分がその名前を知っていたくらいだ。高松市内にあって鉄道駅から徒歩圏内というアクセスの良さ。このたびの香川遠征でぜひとも訪れてみたいと思って実行に移した。 建物や雰囲気がなんだか洒落ているなあ。ゲームの世界に...
現在は合併により高松市となっている香川県の旧塩江町。この地に1300年前の僧行基が発見したとされる塩江温泉がある。全国各都道府県の温泉宿に泊まってみるという野望の香川編を実行するにあたり、まさにうってつけの温泉地といえよう。 一人旅の客を泊めてくれる宿を旅行予約サイトで探したとこ...
2022年はめぐり合わせというか何というかで主に関東甲信越への旅に注力していたが、秋になっていよいよ遠方へ目を向け始めた。今回は温泉未湯県かつ一般的な意味でも未踏県だった香川へ。大昔に岡山から高知まで特急に乗った際に香川県を通過してるはずだけど、それはさすがにノーカウントで。 香...
米沢遠征の最後に立ち寄り湯しようと思って調べてみたら評判の良さそうな温泉地があった。それが小野川温泉。大樽川沿いに温泉街が開けている、小野小町が発見したとも言われる美人の湯だそうだ。今回の旅で宿泊した白布温泉のそばを流れていたのと同じ川だよな。やるな大樽川。 米沢駅から現地まで路...
秋の米沢遠征の動機として、もともと行ってみたかった温泉地があった。奥州三高湯の一角をなす白布温泉である。奥州三高湯=奥州の標高が高めの場所にある3つの名湯ってことかな。そのまんまやんけ、ってツッコミは無しでお願いします。 ちなみに残りふたつは蔵王温泉と高湯温泉。そっちはすでに体験...
しぶとかった残暑もようやく勢いに陰りが見え始めて夏から秋へ季節が変わる頃。我が温泉旅行の勢いはまったく衰え知らず。円安にも負けない勢いだ(当時のレートで)。為替介入したってオラの動きは止まんねえ。 調子こいて次なる遠征先に目論んだのが米沢。でもお泊りする旅館へ入る前にどこかで立ち...
2泊3日にわたる上越妙高~糸魚川への一人旅もいよいよ最終段階を迎えた。上越妙高駅まで戻ってきて、あとはレンタカーを返すだけ。ただし乗車したい新幹線までまだ2時間以上の余裕があった。よし、じゃあダメ押しの一発をかますか。 実は駅前に日帰りの天然温泉施設があることを把握していたのであ...
妙高山を燕温泉の方へ登っていく途中に関温泉がある。硫黄成分を感じさせる白く濁った燕温泉に対して、関温泉は鉄成分が前面に出た赤い濁り湯。こうまで特徴が違うと両方に入ってみたくなるのが人情というもの。 しかも関温泉は全旅館を科学的に調査したうえで「源泉100%かけ流し」を宣言したとの...
妙高山の中腹に位置する燕温泉。標高1100mというから、平野部が残暑の時期でも涼しいに違いないと見込んで上越遠征の2日目に泊まってみることにした。たしかに空気はひんやりとしていて涼しかった。ていうか、到着時は温泉街全体が雲に覆われて冷たい霧の中にあった。下界はまあまあ晴れだったの...
スキーで有名な妙高高原の赤倉には温泉もある。スキー旅行の宿泊先が温泉宿だった、あるいはスキー帰りに温泉で温まっていったことのある方も多いに違いない。このたび上越妙高方面への温泉めぐりを実行するにあたり、当然のように赤倉を候補に入れたのであった。 調べてみると「滝の湯」なる日帰りの...
妙高山・火打山とあわせて頸城三山を形成する新潟焼山。標高2400mの活火山だ。その登山ルートの起点に位置するのが笹倉温泉。と知った風に書いてはみたものの、登山しないし山にも詳しくない自分が笹倉温泉を知ったのは、ネットでいい温泉だという評判を見かけたからだ。 上越妙高~糸魚川遠征の...
広い新潟県の中で上越妙高~糸魚川にかけてのエリアはこれまでノーマークだったから行ってみることにした。まだまだ残暑厳しく、時には最盛期と同じくらい暑い日もあった頃の話。山の方に行けば涼しいんじゃないかとの思惑もあった。 そんな旅の1湯目は、山じゃなくてむしろ海だけど、糸魚川の日帰り...
群馬への避暑旅も最終日となった。あのくそ暑い首都圏へ戻る前にもう1箇所だけ立ち寄り湯していこう。吾妻渓谷付近にいたので、そこと高崎を結ぶコース上でちょうどよさそうな温泉を探したところ、ありました。「かやぶきの郷 薬師温泉 旅籠」---浅間隠山の北麓、温川が流れる里にある。 ネット...
群馬の吾妻渓谷近くにぬる湯の秘湯がある。川中温泉かど半旅館。日本三美人の湯に数えられる、日本秘湯を守る会の会員宿だ。ぬる湯派の自分としてはいつか行ってみたい候補のひとつだった。このたび万座からの帰りにもう1泊することにしてかど半旅館のお世話になった。 幹線道路を外れて奥まったとこ...
群馬県に尻焼温泉という変わった名前の温泉がある。川底から温泉が湧き出していて、温められた石に腰かけるから、尻が焼かれる感じになるためその名前がついたらしい。長笹沢川をせき止めて作った天然の露天風呂が有名だ。 へー、じゃあ行って尻を焼かれてみようか。しかしトライしたのは代表格の露天...
温泉ランキングや人気投票があるとだいたい1位に輝く温泉界のキング・草津にはまだ1回しか行ったことがなかった。しかもその1回は自分が一人旅でやるような温泉メインの内容ではないグループ旅行。いつかまた行ってみようとは考えていた。 このたび一人で、かつ車で万座へ行くことになったので、草...
ある夏の日、久しぶりに万座温泉へ行ってみようと思い立った。理由その1…毎日暑すぎてもう嫌、少しでも涼しいところへ避難したい。理由その2…硫黄成分含有量が日本一と称されるあの白濁硫黄泉に再び入りたい。理由その3…理由なんて2つあれば十分だろ? 前の訪問時は万座プリンスに泊まったんだ...
2022年の夏よ、毎日毎日暑すぎだろ。もう勘弁して。で、ちょっと遅い夏休みを取って涼しげな万座への一人旅を計画した。1ヶ月前には霧ヶ峰へ行って「高原・高地はやっぱり涼しい」と再認識したってのもあるし。 途中で立ち寄り湯しようと思ってネットで調査したところ、半出来温泉の一軒宿「登喜...
塩原温泉郷には過去2回行ったことがある。要望を受けて真夏の旅行を企画することになった時、車で行ける範囲・東京近郊と比べて避暑的な気候・メンバー構成を考慮して癖が強すぎない温泉(宿)・温泉以外の観光スポットに困らないこと、を条件に検討して、そこそこ様子のわかっている塩原に決めた。 ...
日本一の星空とも称される長野県阿智村にあるのが昼神温泉郷。満天の星空を見たいし温泉も楽しみたいという今回のグループ旅行の目的にはぴったりだ。しかも多くの旅館が「富士見台高原ヘブンスそのはら」で開催される星空ナイトツアーへの送迎を行ってくれる。 星を見るのが目的の旅は初めてだし、勝...
真夏に星を見るツアーと題して霧ヶ峰へ行った。残念ながら夜になったらゲリラ豪雨に襲われて星を見るどころじゃなく、その代わりと言うと変だが日中は良い天気に恵まれ、普通に霧ヶ峰観光をすることはできたのである。 霧ヶ峰には小さい頃にたぶん来たことがある。きっとある。あるに違いない。確信め...
自分が温泉めぐりを本格的に始めたのとほぼ同時期に仲間内で盛り上がり出したのが「人生で一度は行きたい」シリーズ企画。この企画に乗っかることで色々な場所を訪れる機会を得た。そしてまたひとつ、同企画に新たなパターンが生み出されることになった…星を見るツアー。我らおっさんもロマンチックな...
奥会津に位置する福島県金山町にはいくつもの温泉地がある。そのひとつが玉梨八町温泉だ。正確には玉梨温泉と八町温泉の合体した呼び名みたいだけど、細けえことはいいんだよ。 今回の奥会津グループ旅行の2泊目が玉梨八町温泉「恵比寿屋旅館」だった。どちらかといえば玉梨温泉に分類されるのかな。...
やって来ました奥会津。はるか昔にJR只見線を乗り鉄したことがあるくらいで、ほとんど縁のない土地だったから、ちょっと気になるというか、いつかちゃんと行ってみたい場所の候補ではあった。とはいえ例によって一人旅だとなかなかハードルが高そうに思えて、ずっと後回しにしてきた。 そしてこれま...
夏が来れば思い出す、遥かな尾瀬…正直なところ夏が来ても思い出しません。気軽に行けるのであれば行ってみたいけれども、なんとなく本格登山なみにハードルが高い場所に感じてしまう。尾瀬を遥かに縁遠いところなんだと思い込んで旅先として意識することはなかった。 しかし尾瀬の玄関口のひとつであ...
貝掛温泉、私の好きな湯宿です。しかし近年はすっかり足が遠のいてしまった。ぶっちゃけた話、一人泊だともう手の届かない価格帯へ飛躍してしまったのである。人気のある宿だし、利益の出ない無理をして疲弊してほしくないし、まあしょうがない。いつか日帰りで利用するか、複数人で泊まるチャンスがあ...
修善寺遠征の帰りに熱海へ寄ることにした。駅から徒歩圏内にいくらでも温泉施設がありそうだし、なんなら寿司や海鮮丼で一人打ち上げってのも悪くない。最後は上りの東海道線に乗るだけと思えば気は楽だ。ここからなら新幹線を使うまでもなく各駅停車で十分でしょう。 ではどこの温泉に入るか? せっ...
ああ、大河ドラマで俺たちの蒲殿(源範頼)がついに退場してしまった。しかも最後は善児されちゃうという冷酷無比な最期。これは放ってはおけない、ってことで範頼終焉の地・修善寺温泉へ行ってみることにした。 しかし、ただでさえ高級志向の旅館が多いこの温泉地で「おひとりさまOK」を手の届く価...
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」を観ていたら、安定の好人物キャラ・蒲殿が修善寺に幽閉されたあげく退場してしまったので、供養のため修善寺温泉へ行ってみることにした。宿泊先は修善寺でいいとして、途中どこかへ立ち寄り湯しよう。 そういえば伊豆長岡に温泉施設がいっぱいあるはずだが一度も行った...
房総丘陵に湧き出る七里川温泉は千葉の良泉として紹介されるのを目にする機会もあり、温泉ファンの間ではよく知られた存在なんだろうと思われる。このへんでは珍しい硫黄泉だとか。へ~、興味が湧いてきましたね~。というわけで前々から行ってみたいと思っていたので、今回の房総遠征で立ち寄ってみる...
房総半島の真ん中らへんに亀山湖がある。亀山ダムによってできたダム湖だ。亀山湖じたいは今回の遠征目的地ではなかったが、近辺に温泉宿があり、宿泊先として旅程にうまくはまる場所だった。しかも最寄り駅が上総亀山、つまり上総の地ということで、この旅で掲げたキーワード「鎌倉殿の上総広常」に合...
私事でいろいろ忙しくしている間に梅雨に突入してしまった。次はどこへ行こうと考えたときに、どうせ雨なんだよなと思うと、なぜか遠方は候補にしづらい。※過去には梅雨時に北海道へ行ったりもしたけど、一人旅じゃなかったので。 とりあえず今回は近県にしておこうと考えて千葉の房総半島に決めた。...
南アルプスの懐・寸又峡への旅も2泊目となった。連泊しても別にいいんだけど、体験の幅を広げてみたいし、気になるプランを見つけたからという背景があって、宿を変えた。それが「翠紅苑」。同行メンバーがいろいろ調べてくれて、かなりお得なプランを見つけたのであった。しかも口コミによればお湯は...
寸又峡で最大の見どころといえば「夢のつり橋」があがるだろう。寸又峡を訪れて夢のつり橋へ行かない手はない。我々も当然のごとく計画に組み込んだ。タイミングとしては2泊3日の中日午前のイベント。天気の関係で川の青さはあと一息だったが、秘境ムードを漂わすダム湖にかかるスリル満点のつり橋っ...
2022年ゴールデンウィーク後の最初の遠征は、大井川流域の寸又峡へのグループ旅行。周辺には吊り橋・ダム・ローカル鉄道などの見どころがあるし、いかにも山深い秘境感を味わえそうなロケーションで楽しみだ。 そして好都合なことに寸又峡には温泉もある。あちこちの温泉を体験してみたい身として...
今回の寸又峡への旅はただ温泉のためだけではない。過去に行ったことがなく、たぶん近寄ったこともないから、どんなところなのか全然わかってなくて、どうしても体験してみたかったことが大きい。南アルプスの山深くに分け入った、ものすごい秘境なのではないかというイメージを勝手に膨らませていた。...
JR身延線・国母駅のまわりにある日帰り温泉といえば、3年あまり前に甲府近郊の温泉めぐりをした時にいくつか立ち寄ったことがある。しかし取りこぼしてしまった施設もあった。それが国母温泉。まあそのうち行くことになるだろうと思って早3年。時が経つのが早すぎて怖い。 今回は運命のいたずらと...
中央道・甲府昭和ICの近くには多くのビジネスホテルが集まっており、温泉付きも珍しくない。そのうちのひとつであるホテル昭和も表の顔はビジネスホテル。しかし大浴場には予想を超えたレベルの温泉が待っていた。ご当地に多く見られるモール泉的な特徴に加えて、高温なのに人工炭酸泉もびっくりのも...
GW付近に決行した遠征の2日目に諏訪から甲府へと移動した。昼間はやっぱり温泉めぐり。ただし時間のある限りモーレツに温泉施設を回るなんて数を追うようなことはしない。お気楽に、スーダラ節でいきましょうや。1箇所で十分。 だからこそ強く興味を持ったところへ行ってみたい。甲府地域で駅から...
料理と心配りに定評のある下諏訪おむくら旅館にかつて泊まったことがあった。いい宿だったな・またいつか行くことがあるかな、と思っているうちに経営が引き継がれて「三代目おくむら旅館」として新しいスタートを切っていた。今はどうなっているんだろう。気になる。 ちょうど旅行を計画した日程で予...
例年ゴールデンウィークは旅行しない。基本しないんだが微妙に該当する日程で甲信方面へ遠征することにした。とはいえこんな書き入れ時に“おひとりさまOK”の温泉宿はなかなかない。あったとしてもかなりの割増料金になっていることが多い(旅館予約サイトで見つけた9,999,999円には笑った...
春たけなわの頃、茨城の観光名所である竜神大吊橋や袋田の滝を見たいとの要望に応えることとなった。ボリュームとしては1泊2日の温泉旅行である。個人的には4年前に訪問ずみで、その時は袋田温泉郷に泊まった。 自身の体験の幅を広げる意味から今度は別の温泉地にするとか旅館を変えることも考えた...
今回の栃木遠征の隠れテーマは「駅から近い範囲で行動する」だった。いつもにも増してゆる~い旅にしたかったし、雨だ風だと心乱されたくなかったし。その点、鬼怒川~川治~湯西川ラインは条件がばっちり整っていた。帰りの立ち寄り湯も簡単だ。鬼怒川温泉で決まり。 駅近で有名どころで敷居が高くな...
川治温泉で宿を探すとやけに目を引く旅館があった。坂聖・日光。聖坂だとアイドルグループみたいだが坂聖とな。ただし本当に引っかかったのは名前よりもお値打ちの予感。ネットで調べる限り、お値段に比して妙にハード面が良さそうでサービス面を含めた口コミ評価も高いのだ。これは穴場を見つけてしま...
鬼怒川温泉は有名だし日帰りで温泉に入ったことがある。鬼怒川の先に湯西川温泉があり、そこも温泉宿に泊まったことがある。しかし両者の中間にある川治温泉はずっとスルーしていた。未体験ゾーンであることがずっと引っかかっていたので狙ってみることにした。 諸般の事情により早めに現地入りするこ...
群馬の温泉に行ってから半月後、調子こいて今度は栃木の温泉にアタックチャンス。鬼怒川~川治~湯西川と続く「川」シリーズの温泉ラインに狙いを定めた。いずれも鉄道駅からほど近いところに温泉施設があり、車がなくても・悪天候でもなんとかなる点に強みがあった。 最初にアタックしたのは一番遠く...
群馬県・湯宿温泉からの帰りにどこかへ立ち寄り湯しようと考えた。せっかくだから同じみなかみ町がいいな。とりあえず町の名前からして水上駅まで行けば間違いはあるまい。水上温泉ってのがあるし。とは甘い考えで、駅から結構離れている施設が目につく。さてどうする。 ふと気づいたのが水上の1つ手...
群馬県の湯宿温泉は小規模ながらも長い歴史を持ち、温泉のクオリティには定評がある。そもそも名前からして期待して良さそうな温泉地だ。以前から目をつけていたので、いよいよ実行に移す時が来た、と出かけてみることにした。 調べによるとパワフルなあつ湯らしかったから、ぬる湯派の自分としては、...
2022年の早春、すでに茨城と伊豆の温泉へ行っておきながら、調子こいてさらにもう一発の花火を打ち上げるべく行動に移した。諸般の事情からこの先ちょっと遠征が停滞する可能性もあったので。やれるうちにやっておこうと。 行き先はしばらくご無沙汰していた群馬県。時期的にそろそろ雪の心配はな...