ゆる~い感じで温泉めぐりをやってみるブログ。鉄道とバスによる一人旅が原点。
春たけなわの頃、茨城の観光名所である竜神大吊橋や袋田の滝を見たいとの要望に応えることとなった。ボリュームとしては1泊2日の温泉旅行である。個人的には4年前に訪問ずみで、その時は袋田温泉郷に泊まった。 自身の体験の幅を広げる意味から今度は別の温泉地にするとか旅館を変えることも考えた...
今回の栃木遠征の隠れテーマは「駅から近い範囲で行動する」だった。いつもにも増してゆる~い旅にしたかったし、雨だ風だと心乱されたくなかったし。その点、鬼怒川~川治~湯西川ラインは条件がばっちり整っていた。帰りの立ち寄り湯も簡単だ。鬼怒川温泉で決まり。 駅近で有名どころで敷居が高くな...
川治温泉で宿を探すとやけに目を引く旅館があった。坂聖・日光。聖坂だとアイドルグループみたいだが坂聖とな。ただし本当に引っかかったのは名前よりもお値打ちの予感。ネットで調べる限り、お値段に比して妙にハード面が良さそうでサービス面を含めた口コミ評価も高いのだ。これは穴場を見つけてしま...
鬼怒川温泉は有名だし日帰りで温泉に入ったことがある。鬼怒川の先に湯西川温泉があり、そこも温泉宿に泊まったことがある。しかし両者の中間にある川治温泉はずっとスルーしていた。未体験ゾーンであることがずっと引っかかっていたので狙ってみることにした。 諸般の事情により早めに現地入りするこ...
群馬の温泉に行ってから半月後、調子こいて今度は栃木の温泉にアタックチャンス。鬼怒川~川治~湯西川と続く「川」シリーズの温泉ラインに狙いを定めた。いずれも鉄道駅からほど近いところに温泉施設があり、車がなくても・悪天候でもなんとかなる点に強みがあった。 最初にアタックしたのは一番遠く...
群馬県・湯宿温泉からの帰りにどこかへ立ち寄り湯しようと考えた。せっかくだから同じみなかみ町がいいな。とりあえず町の名前からして水上駅まで行けば間違いはあるまい。水上温泉ってのがあるし。とは甘い考えで、駅から結構離れている施設が目につく。さてどうする。 ふと気づいたのが水上の1つ手...
群馬県の湯宿温泉は小規模ながらも長い歴史を持ち、温泉のクオリティには定評がある。そもそも名前からして期待して良さそうな温泉地だ。以前から目をつけていたので、いよいよ実行に移す時が来た、と出かけてみることにした。 調べによるとパワフルなあつ湯らしかったから、ぬる湯派の自分としては、...
2022年の早春、すでに茨城と伊豆の温泉へ行っておきながら、調子こいてさらにもう一発の花火を打ち上げるべく行動に移した。諸般の事情からこの先ちょっと遠征が停滞する可能性もあったので。やれるうちにやっておこうと。 行き先はしばらくご無沙汰していた群馬県。時期的にそろそろ雪の心配はな...
西伊豆へ旅行するとたいがい通ることになる町、土肥。ここには金山跡だけではなくて温泉街もある。このたびの伊豆旅行2泊目は土肥温泉の老舗旅館・牧水荘土肥館が選ばれた。名前からして歌人若山牧水に縁がありそうね。 ハード面・サービス面で万事手堅い安心感のある宿、そのグレード感にもかかわら...
桜とともに河津の名所として知られる河津七滝(ななだる)。近くを通るループ橋の名前にも使われている。そんな滝の名所はまた温泉地でもあった。早春の伊豆旅行2日目、七滝を見学するついでといっちゃあなんだが、かの地で温泉に入ることになった。 訪れたのは源泉かけ流しの宿を標榜する七滝温泉ホ...
仲間内ですっかり伝説級の扱いになっていたのが西伊豆の雲見温泉・高見家だ。民宿でありながらワンランク上の設備とサービス。温泉に加えて「このお値段で本当にいいんですか」な、たっぷりの海鮮料理を体験できる。2020年に初めて訪れて、その1年後にはもう再訪計画をぶち上げていたが、コロちゃ...
晩冬の茨城遠征の帰りに那珂湊に寄っていこうと考えた。魚がうまそうだし、とくに冬ならアンコウ鍋なんか良さそうだ。探せば一人前から出してくれるお店があるんじゃね? ようし、おじさん食べまくっちゃうぞ。 …あかん。旅館の食事でもうお腹いっぱい。ちょっとしたつまみ系ならともかく、アンコウ...
2022年、温泉めぐりをちょっとお休みしている間に世界はがらっと変わってしまった。緊迫する国際情勢、物価と金融市場の変調、オミちゃん大暴れ。そんな大きな話を持ち出す以前に自分の健康面が妙に心配になっていた。冬場の乾燥と近年には珍しい寒さのせいか、すっかりおかしくなってきてる。そろ...
鹿児島遠征の最終日は指宿から空港へ向かって北上しながら、途中どこかで立ち寄り湯するつもりだった。いろいろ検討した結果、日置市の吹上温泉「みどり荘」にしようと決めた。立ち寄りと言うにはちょっと遠回りかもしれないけど、まあいいでしょう。 みどり荘に目をつけたのは、九州八十八湯めぐりと...
指宿に評判の良い温泉宿を見つけた。民宿たかよし。人気があるため予約を取るのが難しいような口コミを読んだが、平日を選んだおかげか幸いにも押さえることに成功した。好評の理由が「とっても財布に優しいお値段だから」というだけでないことは口コミ内容から容易に想像できた。期待が高まる。 実際...
指宿と聞けば温泉、しかも砂むし温泉を連想する。行ったことなかったし、権威ある文献情報にあたったわけでもないのに連想してしまうのは、長年あちこちから少しずつ「指宿=砂むし」というメッセージを吸収してイメージを作り上げていったからだろう。そしてそれは間違っていないと確信する。 だから...
鹿児島旅行の2日目は指宿へ行こうと決めていた。有名温泉地だけど行ったことなかったし、冬でも暖かそうなイメージがあったので。昼の間に立ち寄るのにちょうどいい温泉はないかと探してみたら、旧山川町の方にありました。ヘルシーランド露天風呂・たまて箱温泉。口コミによれば露天風呂から見える景...
鹿児島の桜島には温泉があるし、泊まれる温泉宿もある。火山島なわけだからむしろ当然のことかもしれない。ちょうど桜島で夕方を迎える旅程だったから旅館を探してみた。 そうしていかにもインパクトのある名前の国民宿舎を見つけた。レインボー桜島。何かはわからないけど何かが七色なんだろうか。温...
2021年最後の遠征は鹿児島への一人旅。なかなかの寒波が来ていた頃だったが、県南部だったらまずもって雪の心配はないだろうということで決定。※旅行後にもっとすごい寒波が来て雪降ったみたいだから運が良かった。 最初の立ち寄り湯は垂水市のテイエム牧場温泉。その名前からわかる人はわかる通...
やばい。1年前から始まっていたことだが、状況はひどくなる一方だ。なんとか持ち堪えてきたけどもう駄目かもしれない。 よく知られる通り、ブログ記事を公開すると検索エンジンに拾われて、各ユーザーの検索ワードにうまくマッチすれば候補に挙がって訪問してもらえるようになる。いわゆる「インデッ...
2021年冬。わりと急に温泉旅行へ行く話が持ち上がった。今まで温泉に縁が薄かった者もいる顔ぶれを考慮して、個性が強すぎないところ、マイカーで行きやすいところ、季節的に雪・凍結リスクのないところ、観光と組み合わせやすいところを検討した結果、甲府の湯村温泉に決まった。 自分は前年に湯...
岩手県の一関・平泉と聞けば、その昔学校で習った奥州藤原氏や中尊寺金色堂が思い浮かぶ。学校で習ってなくても厳美渓や猊鼻渓の自然美もよく知られるところ。このうちのいくつかのスポットへは来たことがあるんだけど、はるかはるか昔のことだ。 この秋の岩手グループ旅行は陸中海岸とセットで一関・...
晩秋の岩手旅は、温泉にこだわらず観光メインでいこうとの方針だったため、3泊した中で温泉宿はただひとつ、一関温泉「山桜 桃の湯」だけだった。一関が誇る厳美渓だけでなく平泉の中尊寺・毛越寺にもアクセス便利なロケーション。 印象としては高台の日帰り温泉の中にある宿泊施設といった趣き。泊...
青森県八戸から宮城県石巻へ至る三陸復興国立公園のうち、今回の旅では岩手県田野畑村から宮古市にかけての景勝地を周遊することになった。昔学校で習ったリアス式海岸というワードを連想するが、訪れた地域は隆起海岸であってリアスではないようだ。リアスは宮古より南…しかもリアス式海岸じゃなくて...
秋の大型企画3連発のラストは岩手県。三陸や平泉に行ってみたいという要望もあり、ちょうどJR東日本の「お先にトクだ値スペシャル」にうまく当たれば新幹線が半額になるというチャンスの期間でもあり、世間を萎縮させる例のアレが収まりを見せていた時期でもあり、賛同者を募って計画が組まれたので...
温泉紹介本・旅行ガイド・テレビ番組などで取り上げられることが多く、温泉通でない一般人にも相応の知名度があると思われる黄金崎不老ふ死温泉。あの海と一体化したかのような露天風呂にはぜひとも入ってみたいものだ。 このたびの青森旅行がその千載一遇の機会となった。結構な長移動距離になってし...
青森旅行の4日目は十和田から弘前へ移動して弘前城などを見学した。ここまで来たら今宵の宿を岩木山近くの温泉から探すのが良かろう、ということで選んだのが百沢温泉「アソベの森いわき荘」。森で遊べってことなのか…アソベとはアイヌ語で火を噴く山=岩木山のことを指すらしい。 もともとは(今も...
秋の青森旅行4日目の天気予報はいまいちだった。晴れはまず期待できないし、雨になってもおかしくない。どんより曇りなら良しとするくらいの覚悟が必要だった。この日は弘前方面へ行く。メンバーと相談した結果、弘前城とねぷたの展示を見るなら雨でも大丈夫じゃないかということになった。さらに時間...
青森旅行の3日目は奥入瀬ウォーキングの後、八甲田エリアの谷地温泉に泊まることになった。開湯400年の歴史を誇り、日本三秘湯に数えられるという。また調べてみるとメインの湯船は好みのぬるいお湯であることがわかった。これで行かない理由はない。決まった。 現地は山中の一軒宿であり、たしか...
青森県東北町にある上北温泉郷。このたびの青森遠征にて、下北半島を周遊した後の2泊目としてちょうどいい場所にあった。モール泉を特徴とし、気取らないリーズナブルな宿がいくつかありそうだ。旅のメンバー各員が好むぬるいお湯を提供するところもある模様。 そういった背景からいろいろ調べて決め...
恐山や大間崎などの観光スポットを擁する下北半島。実は過去に行ったことがある。21世紀じゃなかったかもしれないくらいの大昔の話。長き年月を経て再び訪れる機会がやってきた。令和の下北をこの目で見てやりますよ。 2日間かけて恐山~薬研渓流~大間崎~仏ヶ浦~尻屋崎をまわった。まあ広いです...
秋の大型企画第2弾は青森。ひとつの県に4泊5日を費やす過去最大級の濃密な日程で催された。恐山や大間崎へ行ってみたいというメンバーの要望から、最初の宿泊先は下北半島・風間浦村の下風呂温泉郷。お湯が熱いことで知られ、ぬる湯好き一同にとってストライクゾーンとは言えないが、源泉の質は間違...
秋の紀伊半島ツアーは山から海へと舞台を移しながらとうとう最終日を迎えた。出発前のあまり良くない天気予報がもたらした不安を吹き飛ばすかのように、暑くて困るくらいの晴天となった。日頃の行いが良いからなんてことは言わない。ただただラッキーです。 この日は那智勝浦から海岸沿いの景勝地をめ...
南紀の有名観光地である那智勝浦の温泉宿といえばやっぱりホテル浦島でしょう。いや、関西ではきっとそうなんだろうなと関東人が勝手にイメージしているだけなんだけども、このたび那智勝浦に泊まることになったから面白そうだと思ってホテル浦島をプッシュしてみた。どんなところかもロクに知らず名前...
世界遺産に登録されたからというわけじゃないが、前から熊野三山に詣でてみたいとは思っていた。すいません、信仰云々よりは純粋に観光面の興味からです。しかし限られた日数でまわるには車を利用することになるだろうし、山間部のワインディングロードが想像される道中の運転、はたして自分の手に負え...
秋の紀伊半島ツアーの2日目は最後が熊野本宮大社だったので近くの川湯温泉に宿を取った。川湯温泉といえば川の中に作られる巨大な仙人風呂が有名だし、2018年の台風被害のニュースも記憶に残っている。あと個人的には和歌山県の温泉宿泊フラグが立つことで野望に一歩近づく。 お世話になったのは...