温泉にハマったおじさんがゆる~い感じで温泉めぐりをやってみるブログ。
秋田県大館市の北の方、青森との県境・矢立峠近くに日景温泉という秘湯がある。ネットの評判でその存在を知って以来、いつか行ってみたいと思っていたところ秋田旅行の話が持ち上がったので、ここぞとばかりに主張して組み込んでもらった。 かつて一度閉館してから経営が変わってリニューアルオープン...
かつて秋田県の小坂と大館を結んでいた小坂鉄道。その起終点にあたる小坂駅だった跡地が「小坂鉄道レールパーク」という観光スポットになっている。自分は決して鉄ちゃんではないが、名前を聞いてどことなくロマンを感じてしまうこの施設、今回の秋田旅行で小坂を通るとあって無視するわけにはいかない...
秋田県鹿角市の大湯といえばまず温泉。これはもう自分が温泉マンだからしょうがない。なんだけど次に思い浮かぶのが大湯環状列石という縄文時代の遺跡だ。ストーンサークルと言った方がイメージしやすいかもしれない。 古代ロマンを味わおうと旅程に組み込んだはいいが、雨に打たれて速攻で逃げるよう...
秋田県の数ある名湯の中に玉川温泉を含めることに異論はあるまい。国内最高の強酸性湯と、特別天然記念物の北投石と、1箇所からの源泉湧出量としては日本一という、稀有なポジションを占めている。その本家玉川温泉と同じ源泉を引く、一般人もカジュアルに泊まれる旅館が新玉川温泉だ。 実に興味深い...
秋田県湯沢市といえば2020年秋に誕生した菅総理の出身地として一躍脚光を浴びた。より詳細には市内の秋ノ宮地区らしい。そんなホットな町にある秋の宮温泉郷「鷹の湯温泉」を目指した我ら、「秋に秋田の秋の宮」ってことで何かいいことありそうな予感がしてたら、その通り。 昔ながらのレトロな旅...
話のきっかけはもうはっきりと覚えていないが、あれよあれよという間に秋田グループ旅行の計画が具体化していた。紅葉が見頃の時期のことである。どこを巡るかについて自分が温泉の観点から意見を申し述べた結果、初日は県南の湯沢市と決まった。やりい。 湯沢なら日中の観光スポットはあたりがついて...
山梨ぬる湯めぐりのグループ旅行の最後に観光らしい観光をしてみた。訪れたのは都留市にある「山梨県立リニア見学センター」。現在建設中のリニア中央新幹線に関する展示館だ。お子様が喜ぶファミリー向け施設ぽいし、我らは決して鉄ちゃんではないけど、どうしても気になってしまったもんでね。 そも...
何年か前に山梨のぬるい温泉を調べていたら峡東地域の「はやぶさ温泉」が目に留まった。名前がカッコいいし気にはなったものの、その時の温泉旅では行き先に入らなかった。いつか別のチャンスを狙おう…そうして2020年秋、山梨ぬる湯めぐりのグループ旅行計画が持ち上がる。 まず当湯と同一エリア...
山梨の温泉でよく聞かれるフレーズが“信玄の隠し湯”。笛吹川上流の山里にある川浦温泉「山県館」もそのひとつに数えられる。ここが大変良いぬる湯だというので、このたびの“山梨ぬる湯めぐり”グループ旅行の2泊目に選んだ。 とにかく湯量が豊富。加水も循環もない源泉100%を広い湯船にこれで...
山梨県南部町のちょっとハイソないい宿といえば船山温泉。夢の船山温泉と勝手に呼んでいるが、ハード面・ソフト面・周囲の環境面すべてが好印象なんでね。自分基準だと気軽に行けないお値段という意味でも夢なのだ。 とか言いながら3度目の訪問を果たすことになった。定宿を持たない派の自分にしてみ...
山梨県には優れたぬるい温泉がいっぱいある。その中のひとつが南部町にある佐野川温泉だ。過去に行ったことのある人に体験談を聞くと、大変良いお湯だったと高い評価を与えていたので、自分もいつか行ってみるべしと狙っていた。 そしてこのたび「山梨ぬる湯めぐり」の名目で立ち寄る機会が訪れた。厳...
伊豆市の真ん中に近いのどかな船原の里に「湯治場ほたる」がある。廃業したホテルを日帰り専用として再生させた施設だ。湯船が超広くて、熱いのと普通のとぬるいのと3種類あるそうなので、ぬるめを好む自分にもマッチしそうだとふんで立ち寄ることにした。 なんというか、“ライトでポップ”の対極に...
伊豆の踊り子にゆかりの深い湯ヶ島温泉。ここに贅沢な気分で過ごせる古民家風旅館「白壁」がある。伊豆の踊り子と何のゆかりもない面々が、たまには贅沢しましょうということで当館のお世話になった。しかも柄にもなく露天風呂付き客室にしちゃいまして。 …やばい。これはやばい。何かの間違いじゃな...
残暑の伊豆旅行の移動途中に立ち寄り湯できるところを探していたら、伊豆温泉村「百笑の湯」というのが目についた。百笑もしたらあごが外れてしまうけどいいのか? ってのはおいといて、お風呂の種類が多いから楽しめるだろうと思って行ってみることにした。 隣接するホテル・オリーブの木を含めた一...
ぬる湯好きは要チェックの畑毛温泉「大仙家」。首都圏からもアクセスしやすい伊豆・函南エリアにある(実際の住所は伊豆の国市奈古谷)。3年前に初めて訪れて「いい温泉だなあー」と感嘆したので、いつかまた来てみたいと思っていた。 同じくぬる湯好きの知り合いに大仙家をおすすめしたところ、興味...
真夏の甲府でたいそう結構な温泉宿に出会ってしまった。その名を湯村温泉「弘法湯」。杖の湯なるサブタイトルを冠しており、弘法大師の開湯伝説に発する古くからの銭湯・杖の湯に連なる歴史を持つらしい。 新しくてオシャレなホテルではない。逆に年季の入ったレトロ感たっぷりの旅館だが、気取らずゆ...
山梨県市川三郷町にある「みたまの湯」は絶景温泉として知られている。とくに日没から夜景に変わる頃がおすすめらしい。移動途中の立ち寄りだから真昼の時間帯になっちゃうけど、有名な絶景を見てやろうじゃないかということで、当湯へ行ってみた。 高台から下界の街や遠くの山々を一望できるロケーシ...
あー温泉に行きたい。夏真っ盛りの時期に熱い温泉には入ってられないし、なおかつ一人でふらっと出かける旅で、あてになる行き先のひとつが山梨県の下部温泉だ。今回は「元湯 甲陽館」に泊まってみることにした。 水のように冷たいぬる湯のイメージがある下部温泉だが、それは旧源泉。当館は熱めの新...
この夏の房総半島旅行は、観光に関してはほとんどアドリブだった。なにせ異常に長引いた梅雨のせいで終日雨を想定して行動しなければならなかった。実際は途中で晴れてきたりもしたけど、出発前からそんな嬉しい誤算をあてにすることはできない。 なので「次はえーと、ここ」「降らないんだったらあそ...
千葉の館山は房総半島の最南端ではないけどほぼ南端、チーバくんでいうと足のつま先あたりに位置する。有名な町だからもちろん名前は知っていたが、海のイメージばかりで温泉に関しては何も知らなかった。夏のグループ旅行の計画時に調べてみたら温泉宿がわりと多かったから2泊目の地を館山とした。 ...
千葉県の温泉地は冷鉱泉を含めれば決して少なくはない。今夏のグループ旅行で房総半島へ行くことになったので調べてみると、養老渓谷温泉郷が目に留まった。夏の渓谷はいかにも涼しげだし、滝めぐりの遊歩道もあるし、いいかもね。実際は梅雨前線の大活躍によりそれどころじゃなかったのだが…。 泊ま...
北海道登別に第一滝本館という巨大かつ温泉天国なホテルがある。1年前に日帰り入浴で訪れた時、温泉のあまりの充実ぶりに衝撃を受けたので、同行メンバーともども「今度は泊まりで来よう」と誓ったのだった。あれから1年、本当に泊まりに来てしまった。夢じゃないよな。 おそろしく巨大なホテルなの...
梅雨のさなかに行われた北海道旅行は前年のリベンジを意識した内容となった。たとえば洞爺湖・有珠山。1年前に訪れてはみたものの、ひどいゲリラ豪雨に襲われてとても観光どころじゃない。何もできないまま、ほうほうの体で立ち去った。悔しいです。 このままじゃ終われない、と2020年、再び同エ...
スキー場のイメージが強い北海道ニセコにもいくつかの温泉地がある。中でも「ニセコ五色温泉旅館」は、ご当地に多いリゾートホテル群とは一線を画す、湯治系の秘湯宿といえる。温泉目当ての旅行者なら一度は当湯を体験してみたくなるに違いない。 コロナ緊急事態宣言明けの最初の旅行が北海道で、いろ...
有名な蝦夷富士・羊蹄山を一度肉眼で見てみたかった。1年前の旅行でその機会が訪れたのだが、あいにくの天気で山が雨雲の中にすっぽり隠れてしまい、まるでまったく見えやしない。羊蹄山南麓の真狩村出身・細川たかしのヒット曲じゃないが、まさに「心のこり」。私バカよね。 時はめぐって再び同じメ...
1年前、おじさんは異世界に転生していた。現実とは思えぬ、信じがたいほどの怒涛の海産物が出てくる夕食を前に呆気にとられるしかなかった「いわない温泉 高島旅館」に泊まった夜のことだ。あれは仲間内で語り草になるほどだった。 そして今年もまた、神威岬リベンジ戦というテーマで同じ地域への旅...
今後の宿題だな---1年前に交わされた会話は、北海道積丹半島にある神威岬についてのものだ。積丹観光のハイライトとも言える岬の先端へ続く「チャレンカの小道」が強風により通行止めだったのだ。よりによって先端へ行けないのでは来た意味が半減以下。あまりにも残念無念な結末だった。 しかし我...
栃木県さくら市には市営の温泉浴場がある。第一・第二とあるうち、今回は第一の「市営もとゆ温泉」を訪れた。 春先に那須・塩原へ泊まりがけで行って、その途中でさくら市の温泉に立ち寄り入浴し、最後は宇都宮で餃子を食べる、というパターンを期せずして3年続けることとなった。やはりさく...
栃木の塩原温泉郷って有名だけど行ったことがなかった。少なくとも記憶にある限りでは。なので急に思い立って行ってみることにした。 調べてみると、塩原とは11もの温泉地の総称であることがわかった。大網・福渡・塩釜・塩の湯・畑下・門前・古町・中塩原・上塩原・新湯・元湯…把握しきれ...
栃木県那須塩原市にある広大な千本松牧場。動物とふれあったり、身体を動かすアトラクションに手作り体験、いちご園なんかがある。ジンギスカンをはじめとした食事やお土産ショップも展開してる。行ったことがある方も多いだろう。 その千本松牧場の中に温泉浴場「千本松温泉」がある。しかも...
弓ヶ浜温泉と雲見温泉でのんびり過ごした早春の伊豆旅行もとうとう最終日。帰りは西伊豆の海沿いを走りつつ、観光スポットへ立ち寄っていくことにした。 1年前に伊豆を訪れた時も同じ帰り方をしたし、別のメンバーと行った少し前の伊豆旅行(以下、“前回”と記す)でも似たようなコース取り...
春先の伊豆へのグループ旅行における元々の目的は、雲見温泉「高見家」に泊まることだった。計画の発起メンバーによれば、お手頃価格で盛りだくさんの海鮮を食べられる宿として、ネットだかテレビだか冊子だかで紹介されていたのだという。 確かにすごかった。伊豆は全般にお魚パラダイスの宿...
伊豆下田に有名な千人風呂がある。河内(こうち)温泉「金谷旅館」の広い大浴場がそれだ。湯船を陣取る場所によって少しずつ温度が違い、しかもがっつり35℃級の“ぬる湯”もあるというから、ぬる湯好きにはたまらない。 これはもう行くしかないでしょう。混浴だからご婦人方にはハードルが...
伊豆半島の南端エリアにある弓ヶ浜には温泉付きの民宿が数多く集まっている。夏の海水浴に来る若者グループやファミリーが主要な客層なのかなという気がするが、冬でも普通に営業している。 自分が弓ヶ浜の「温泉民宿 清水屋」に泊まったのは、季節が冬から春へと移る頃に催されたグループ旅...
本場の河津桜を見ることが目的の伊豆旅行を終えてからまだ日が浅いというのに、別のメンバーと再び伊豆へ行った。もう河津桜は終わっていたし、それは今回の目的じゃない。お目当ては西伊豆・南伊豆の絶景と良質の温泉民宿でゆっくりすること。 初日は下田市から南伊豆町にかけての絶景めぐり...
河津桜を見に行く伊豆旅行の後半は、見どころをちょっとずつつまみ食いするような周遊で、とりとめのない感じになってしまった。どうにもまとめにくい。 途中は思い切りカットして終盤の土肥金山と沼津港にスポットを当てることにしよう。西伊豆の土肥は温泉があるだけでなく、かつては金の採...
今回の旅の目的は河津桜を見ること。それは初日でクリアしてしまい、南伊豆で1泊した。そうして翌日とんぼ返りだといかにもせわしないので、戻りつつ途中でもう1泊する計画を立ててあった。 2泊目の宿として決めたのが西伊豆の海に近い土肥温泉「ふじやホテル」。最上階に展望露天風呂を持...
静岡県南伊豆町に弓ヶ浜という風光明媚な砂浜がある。しかもそこは温泉地でもあるというんだから、天は二物を与えたり(温泉は近くの下賀茂温泉からの引湯)。ちょうど桜の花見で南伊豆に行く機会があったので弓ヶ浜温泉で泊まることにした。 選んだお宿は洒落た雰囲気の「季一遊(ときいちゆ...
早咲きで有名な河津桜を見たい、本場の静岡県河津町で満開の河津桜を見たい、との要望を承ったので、2月に河津桜まつりへ行くことになった。※当時は新型コロナについては咳エチケットと手洗いをしっかりしましょう、くらいの話でガチガチの自粛ムードではなかった。 うっわー難易度高ぇー。...
冬の九州遠征で鹿児島空港から帰る前に、空港からアクセス便利な妙見温泉を体験してみることにした。立ち寄り可能な多くの旅館が点在する中から湯治的な性格の強い「田島本館」をチョイス。 当館には「神経痛の湯」と「胃腸の湯+キズ湯」があり、それぞれ別料金となっている。今回は神経痛の...
2泊3日の旅の2日目に熊本県南部の芦北町・湯浦温泉に泊まった。ここまで来たら帰りは熊本空港も鹿児島空港も大差なかろう、と開き直って、鹿児島の温泉に立ち寄ってから帰ることにした。 いろいろ紆余曲折あって結果的には、さつま町にある紫尾温泉の共同浴場「神の湯」を訪れることになっ...
熊本県の温泉といえば黒川をはじめとする阿蘇エリアや歴史ある山鹿、あるいは小京都・人吉がよく知られているだろうか。だが今回の遠征のためにいろいろ調べてみると、県南の海寄りに大変結構なぬる湯があるとの情報をキャッチした。 その名も湯浦温泉「亀井荘」。観光・宴会旅館のポジション...
熊本県の八代エリアにある日奈久温泉。“ひなぐ”っていう音の響きがいいですね。なんとなく惹かれるものがあったので、旅の途中で寄ってみることにした。レトロな共同浴場から風格ある老舗旅館まで数ある中から選んだ立ち寄り先は「旅館幸ヶ丘」。名前に旅館と付いているが現在は日帰り営業のみ。...
雲仙温泉と聞くと火山をイメージする。噴気が上がる地獄地帯は雲仙の主要な観光スポットだ。温泉めぐりが目的だとしても、せっかく来たら地獄めぐりもしてみたいところ。 というわけで2020年最初の遠征で雲仙温泉を訪れた際に地獄地帯を見学した。ここの特徴は煙との近さかな。顔にばんば...
長崎県の温泉といえば真っ先に雲仙温泉が思い浮かぶ。火山性を意識させる、地獄谷から湧き出る白濁硫黄泉と聞けば、どうしても行ってみたくなるってもんだ。 しかし一人旅で泊まろうとすると、特に休前日は、おひとりさまウエルカム&お高すぎない宿の空室を見つけるのはハードル高め。今回は...
九州だったら真冬でも雪とか心配しなくていいんじゃないか、という安易な発想で冬の九州温泉めぐりを企てた。最初に目指したのは温泉を抜きにしてもまだ行ったことがなかった長崎県。 その長崎の初入湯は島原半島西側にある海沿いの小浜温泉「湯宿 蒸気家」への立ち寄り入浴。基本的に素泊ま...
温泉が絡まないイベントなのでちょっと迷ったが、2020年大相撲初場所へ行ったときのことを書く。通・マニアと呼べるほど相撲に入れ込んでいなくても、本場所を一度は観戦してみたいという人は少なくないだろう。自分もそうだ。 一人だとなかなか実行に移せなくても仲間内で盛り上がったら...
年が明けて2020年になった。コロナとは関係ない諸般の事情により、年明けしばらくは泊りがけの温泉旅行はお休み。ただ何もしないのもつまらないから、せめて日帰り温泉へ行くことにした。手軽さとプチ旅行気分を両立させる絶妙な距離感の場所はどこだ。 あった。その存在を知って以来ずっ...
岩国といえば錦帯橋。空港の名前にも付けられている。橋や公園や神社やお城が観光名所となっているが、当地にはちゃんと温泉も存在した。それが錦帯橋温泉「岩国国際観光ホテル」だ。館内の「いつつばしの里」と呼ばれる大浴場に日帰り入浴できる。 温泉そのものよりは錦帯橋を見下ろすロケー...
広島・山口両県にまたがる年末の温泉旅が最終日を迎えた。帰路は岩国空港から羽田へ飛ぶ。となれば最終日は岩国観光、とくれば錦帯橋を見学するしかないでしょう。こういう形の橋ね→∩∩∩∩∩。 調べてみると、錦帯橋の一帯は岩国城や吉香公園が整備され、観光要素が盛りだくさんだっ...