開花が早い伊豆の河津桜:本場もんはさすがに見応えあり

河津桜まつり
早咲きで有名な河津桜を見たい、本場の静岡県河津町で満開の河津桜を見たい、との要望を承ったので、2月に河津桜まつりへ行くことになった。※当時は新型コロナについては咳エチケットと手洗いをしっかりしましょう、くらいの話でガチガチの自粛ムードではなかった。

うっわー難易度高ぇー。どうせ渋滞や駐車場待ちでウン時間とか人混みの中をおしくらまんじゅうしながら歩くことになるんでしょう?…混雑絶対避けるマンとしての全精力を注いだ結果、どうにか休みを取って平日の朝に勝負する形へ持ち込んだのであった。

それでもなかなかの人出だったから、おそるべき人気イベントだ。

本場の河津桜まつり

河津桜まつり会場へのアクセス

河津は伊豆半島の東寄りにあるのだが、東京方面から行くのに小田原→熱海→伊東→熱川を経由する東伊豆ルートは、時季を問わず得策ではない。ひどい渋滞にはまるリスクが高い。真鶴道路とか真鶴道路とか、あと真鶴道路とか。国道135号全線が渋滞の名所みたいなものだし。

目的地が河津だったら中伊豆ルートの方がまだいい。新東名・長泉沼津ICから伊豆縦貫道に入って月ヶ瀬ICまでが高速道路的に整備され、三島・函南付近が渋滞しても東伊豆よりはまし。月ヶ瀬から先の天城越えする山道も決して走りにくくはない。

我々は万全を期して平日の早朝に出発。途中の休憩タイムの影響で予定より1時間遅れたものの、中伊豆ルートでスムーズに現地到着したのが9時40分。すでに見物客のぞろぞろ歩く光景が目に映ったが、駐車場にはまだ余裕があった。よしよし。

休日に行く場合の駐車場対策

もしこれが休日だったら---新型コロナ騒動と無縁の年ならなおさら---駐車場は8時30分からなので、駐車難民になりたくなければ8時台の到着がマストになるだろう。

なお、広大な駐車場が一つだけあるのではなく、小さい駐車場が街なかに分散している。あるいは少し離れた河津バガテル公園の大規模駐車場を利用してシャトルバス(有料)で会場まで行く方法がある。

ちなみに東伊豆ルートにはなるが、伊豆急行・伊豆高原駅近くの駐車場に止めて河津まで電車で往復するパーク&トレインの利用もおすすめされているようだ。

笹倉公園から荒倉橋まで

我々が利用した駐車場から桜まつり会場となる河津川まで徒歩3分。沿道には出店が並ぶ。
河津桜まつり会場前の出店
川に達すると笹原公園というところに足湯が設置されており、のぞいてみると多くの人々がいた。我々はとりあえあず先へ進む。
笹原公園の足湯
この笹原公園付近がすでにハイライト級の見どころになっている。桜と菜の花のコントラストが大変に魅せてくれるからである。
河津桜と菜の花
桜の花は満開から葉桜・散り始めに移行しつつあった。超ど真ん中の見頃には一足遅かったようだ。河津桜は見頃が長くて1ヶ月続くと聞くし、例年ならちょうどいい時期を選んだはずなんだけどな。暖冬の影響か。

桜と菜の花は川の下流にも上流にも続いている。ひとまず下流方向へ行ってみた。歩道に沿ってずーっと出店があり、河津・伊豆らしい売り物(魚、わさび、みかんなど)もあれば別の土地のもの(大阪たこ焼き、富士宮やきそばなど)もある。
荒倉橋付近
こんな調子で海の近くまで歩けるようだが、下流側への往復で力尽きるといけないのでわりとすぐに、荒倉橋というところで引き返した。人の多さについては、歩くのに大きなストレスはないものの、決して空いてはいない。

客層は老若男女幅広い。海外から来たらしき観光客もそこそこいる。新型コロナの件ではクルーズ船云々が話題になってる頃で、緊急事態宣言前後のあの切迫した感じまでは意識してない人が多かったんじゃないかな。他人のことは言えないが。

上流側の豊泉橋まで

さてお次は上流側へ。なんとなくの印象でこちらの方が下流側よりも桜の色が褪せてなくて花の盛りの活力が感じられる。

来宮橋で川の対岸にある桜並木が入るようにして撮影してみた。川の水はきれいに澄んでいる。各所から河原に立ち入ることができるようになっていて河原を歩く人が少なからず見られた。
来宮橋から見た河津桜
豊泉橋という別の場所だとこうなる。見事ですな。
豊泉橋から見た河津桜
この先も、かわづいでゆ橋・峰小橋・峰大橋と続いていくのだけど、1時間近く歩いて疲れてきたため戻ることに。メンバー全員もういい歳なんで、この後に行きたいところもあるし、無理は禁物。

途中に河原へ下りられる階段があったから出てみた。近くで見ると葉桜でも遠目に見るときれいな桜色が密集して見えるのはいいね。この場所ではテレビクルーぽい面々がロケしてたな。
河津川と河津桜
というわけで河津桜まつりの見学を完了。1年前から受けてた要望だったから今回ようやく&運良く好天の下で叶えることができてホッとした。


下田の黒船遊覧船

桜に満足して河津を後にした我ら一行は下田へ。道の駅「開国下田みなと」の近くにある遊覧船を楽しむことにした。その名も「下田港内めぐり 黒船サスケハナ」。サスケハナとはあのペリー黒船艦隊の旗艦の名前。たった四杯で夜も眠れず。
下田港内めぐり 黒船サスケハナ
向かいには海上保安庁の巡視船(?)が停泊していた。また港内に、しかも遊覧船乗り場のすぐ近くに島があるんですけど。鳥居もあるよ。
下田港内の鳥居
遊覧船の内部はゆったり余裕のあるつくり。一般券1250円で1階船室とデッキに入れる。見晴らしが良さそうな2階船室へ入るには追加で特別券500円が必要。我々は1階で満足しておく。

港内めぐりだから、前半は左手に下田海中水族館が見えたりしつつ、防波堤のあたりで引き返す20分のクルージングとなる。餌にありつこうと船を追いかけてくるカモメに混じってトンビがいるのは丹後の伊根湾めぐり遊覧船と一緒。
遊覧船サスケハナからの景色

みなみの桜と菜の花まつり

のどかな風景が続く道

下田を出た我ら一行はさらに南下して南伊豆町へ。ここも河津桜の有名スポットで「みなみの桜と菜の花まつり」というイベントが催されていた。

一般には道の駅「下賀茂温泉 湯の花」に車を止める(イベント期間中は500円)のだが、ちょうど満車だったため近隣の民間駐車場を利用した。同じく500円。道の駅の敷地内から青野川へ通じる出入口がある。※人力車の立看板があるところ。

こちらの桜は河津よりも葉桜の進みが早い。来るのが一足と半歩遅かった感じ。そして見物客は少なめで景色は一段とのどかである。
南伊豆町の河津桜
で、なんか歩きにくいなあと思ったら、河原のあちこちから大根が生えていた! 農作物じゃなくて野生種だろう。大根の頭が地面の上にぽっこり突き出している。歩くとつま先がこいつに引っかかるのだ。
河原に生えた大根
「あの白い花が大根だ」という近くの会話を耳にして、すかさず撮影。桜のピンクと菜の花の黄色と大根の白が見事なり。
河津桜と菜の花と大根の花

猫と湯けむりも見られる

河原から土手の舗装道へ移ってしばらく進むと、大勢が集まってなにやら撮影しまくっている。なんだなんだ?…桜の枝に猫ちゃんがいっぱいいた。まあかわいい。ぜんぶ子猫のようで、そばで日なたぼっこしている母猫がたまに心配して駆け寄ってきていた。
桜の枝に登った子猫
いやあ、それにしてものどかですな。対岸に見えるのは温泉の湯けむり?
青野川と下賀茂温泉の湯けむり
銀の湯橋を渡って対岸へ行くと、やっぱり温泉のようだ。湧いているのが下賀茂温泉ってやつか。付近にはいくつかこういう施設があったりする。
下賀茂温泉 源泉施設
対岸でも桜を見ながらぶらぶらと。そして湯けむり橋を渡って元の岸側へ復帰した。湯けむり橋から最後の1枚を撮ったのがこれ。
湯けむり橋から見た河津桜
こうして道の駅まで戻って見学完了。南伊豆町の河津桜もなかなか見ごたえがある。規模感や祭りのにぎわいを好むなら河津、素朴でほっこりした雰囲気が好きなら南伊豆、といったところか。※相対比較であって、後者も十分な規模はあります。

まあでもせっかく行くなら両方見てほしいですね。

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