夏でもオッケー。ぬるめの強塩泉 - みどりの湯 田喜野井店

みどりの湯 田喜野井店
千葉県の日帰り温泉施設として口コミ評価がなかなか高い「みどりの湯 田喜野井店」へ行ってみた。熱中症が心配される高温と、いつゲリラ豪雨が来てもおかしくない夏の真っ盛りゆえ、最寄り駅からたっぷり歩かされるロケーションだと困るなあと思っていたら、送迎バスや路線バスで直行できるので助かった。

提供される温泉は、夏向けのチューニングだったのかもしれないが、ややぬるめで入りやすかった。また、源泉かけ流しの露天風呂をはじめとして温泉を使用した風呂が複数あるから、あちこち移っていく楽しみもある。それにどこの施設でも人気があって芋洗いになりやすい高濃度炭酸泉がそれほど混雑していないのもよかった。

みどりの湯・田喜野井店へのアクセス

バス便でアプローチする

当店の最寄り駅は新京成線・薬園台。ここから歩くとなると20分近くかかってしまう。夏の炎天下や雨の日だとちときつい。

みどりの湯 田喜野井店のホームページによれば、薬園台から2つお隣の新津田沼駅および北習志野駅から送迎バスが出ている。2時間に1本だからタイミングをうまく計算しましょう。

あるいはJR津田沼駅から二宮神社行きの路線バスに乗る手もある。自分が行きに乗ったのもこれ。※船橋新京成バス[津08]の方。同じ行き先の京成バス[津02]と混同しないように注意。

こちらは土日で1時間に2本ある。「天然温泉みどりの湯 田喜野井」というズバリの停留所があるけど、ちょうど運賃が1段階アップしてしまうから1つ手前の「田喜野井入口」で下りて2分歩くとよい、とのネット情報を見つけた。自分はそうした。

無料の足湯コーナーがある

店舗の正面には広い駐車場が用意されている。これ全部埋まることあるのかなあ。埋まったら大変なことになりそうね。行った当日はかなり空きスペースがあった。とはいえ駐車台数は決して少なくはない。

玄関前で目についたのが足湯コーナーだ。やや黄色みのある褐色のお湯が投入されていた。
足湯コーナー
形態的には入館せずとも無料で利用できてしまうことになる。しかも6名~詰めれば10名くらいいけそうなサイズだし、太っ腹ですな。近づくと結構なモール臭を感知した。浴場内のお湯も期待できそうだ。


檜風呂と炭酸泉の内湯エリア

謎のオート3輪

館内に入るとすぐに目に飛び込んできたのが懐かしのオート3輪・マツダK360。といっても自分にはピンと来ないけど。ううむ、なぜここに展示してあるのだろう…。
オート3輪の展示
下足箱は100円いらずの鍵付きロッカータイプ。鍵を回す際に押す小さなボタンの存在に気づかず、ちょっと焦ってしまった。

入館料は平日が800円で土日が900円。会員カードを作っておいて入館券の自販機に差し込むと割引料金で買える。受付で下足箱の鍵を預ける必要はない。

館内に散髪屋さん

受付のすぐ先に散髪屋さんがあった。へー、他では宇都宮のベルさくらの湯でしか見かけた記憶がないな。珍しいんじゃないか。その先には二宮温泉掘削ピットなる機械の展示。
二宮温泉掘削ピット
一番奥がお食事処で、その脇から大浴場のある2階へ続く階段を上る。男湯の脱衣所へ入ると、ガラス窓越しに露天風呂が見えた。そしてそれを取り巻くように日光浴の要領で休憩する人々。って、誰も露天風呂に入ってねえ! なんだここは…。

なお脱衣所のロッカーも下足箱と同じく100円いらずのボタン+鍵式であった。いつもなら温泉分析書の掲示を探すんだけど、うっかり忘れてた。どうやら「ナトリウム-塩化物泉、弱アルカリ性、高張性、低温泉」らしい。

ぬるめ&モール臭の檜風呂

浴室に入ると、まずサウナや水風呂があり、そして左手に洗い場。カランはたくさんあって全部埋まることは考えにくい。

右手に内湯浴槽が並ぶ。一番手前が温泉使用の檜風呂。たぶん加温循環。7~8名サイズの浴槽を満たす琥珀色のお湯が気分を盛り上げる。浸かってみるとややぬるめ。40℃を下回るくらいじゃないか。ぬるいの好きだし、夏向きだし、こりゃいいや。

湯口らしきところはすっかり枯れて何も出てきてない。かわりにお湯の中に流れの圧を感じる。浴槽内に投入口があるんだろう。循環と消毒はだいたいセットになってるものだが、ここのお湯に塩素臭はとくになく、外の足湯ほどではないがモール臭の主張が強い。この檜風呂だけでも結構満足する。

炭酸泉の競争率が高くないのはGood

お隣には白湯による高濃度人工炭酸泉。浴槽は5~6名サイズ。炭酸風呂はどこへ行っても人気があって、常に一分の隙もなく満員御礼のイメージなんだけど、ここは空いてることが多くて気軽に体験しやすいのはポイント高い。

檜風呂と似たような温度で(他も全部そう)、当たり前だが体中に泡がびっしり付く。泡パチパチの効果で清涼感もあるからいいですね。

炭酸泉浴槽とつながるようにして、ものすごく浅く作られた足湯的なコーナーもあった。ベンチに腰掛けると、足の甲くらいまでが炭酸泉に浸かる。自分は試さなかったのだが休憩代わりにちょうどいいかもしれない。

一番奥には3名規模のジェットバスと深さのあるジャグジー的な(?)やつが並んでいる。これらは温泉じゃない。自分はパスした。


日光浴の場と化していた露天エリア

つぼ湯でリラックス

続いて露天エリアへ出てみると、いきなりスプリンクラーが水を撒いていた。近寄ると膝下あたりまでしぶきが飛んでくる。そこをあえて受けてからお湯に入ると冷温交互浴的な心地よいアクセントになるのだ。

左手には加温循環の温泉を使用した3つのつぼ湯。そのうちの一つに入ってみた。おー、ぬるめで結構。独占状態でリラックスできるのは、つぼ湯ならでは。簡易な屋根付きだから日光は遮られて長湯しやすい。

ずっとつぼ湯にいてもいいくらいだったが、初見なんでいろいろ移っていくことにした。中央部にあるメインの露天風呂は、L字型をした10名以上は余裕でいける加温循環温泉と、L字の右肩部にあって一段高い位置に設置された四角い3名サイズの源泉かけ流し浴槽からなる。

L字浴槽の日陰になった部分へ入ってみた。おっと、今までよりは熱めだぞ。ふーん、なるほどね。で、すぐ終了。

最もぬるくて最も色が濃い源泉かけ流し浴槽

いよいよ温泉目当てで来た者にとって本命の源泉槽へ。お湯は他の温泉風呂よりも濃い焦げ茶色をしており、浴槽の底がまったく見えない。出入りするところに付いてる段が見えにくいけど2段あるよ、と注意書きがしてあった。

浸かってみると当日体験した中では最もぬるい(わずかな差だけど)。ぬる湯派の自分にはもってこいだった。モール臭や湯の花も確認できる。源泉狙いの客であふれかえることもないし、屋根があって日陰になるし、たまりませんな。

一段高くなった源泉槽から露天エリアを見渡すと、やっぱりメインの露天風呂に入るよりも周囲のベンチで日光浴(?)をする客の姿が目立つ。むしろみんなそっちが主目的なんじゃないかとさえ思えるほどの光景。このパターンは珍しい。おかげで露天風呂に余裕ができるからいいですけど。

源泉槽の脇には4名分の寝ころび湯があった。ちょっとだけ試して終了。露天エリアには他に4名分のお湯なしの寝ころび休憩所がある。

近所にほしいお店

ひと通り試したら、水風呂でいったんシャキっとさせて、後は源泉槽と炭酸泉を行ったり来たり。あちこちを移っていったような気がしていたが、思い返すとこの2箇所の繰り返しだったな。

なんだかんだで2時間近くいた。驚異の粘り腰。最初すいてていいなと思っていたら、だんだん人口密度が高くなってきて最後はそれなりの混み具合。でもうんざりするほどではない。

十分満足した後は、食事処の湯あがり一杯で時間を調整しつつ北習志野駅までの送迎バスを利用して帰った。行列のできる店的な派手さはないけど、ふだん着の温泉として近所にほしいと思わせるお店であった。

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