関門海峡を背景に - 「門司港レトロ」と「もじ楽の湯」

もじ楽の湯
夏の終わりに北九州の地に集結した面々。レンタカーで市内の観光スポットを周遊することになった。訪れた中から門司港地区にある「門司港レトロ」と日帰り入浴施設「もじ楽の湯」についてレポートする。

本当はもじ楽の湯単独で温泉体験記事にするつもりだったが、調べを進めると、どうやらここは天然温泉ではなかったようなのだ(人工温泉)。ありゃりゃ。わがブログの方針からして、温泉訪問リストへ加えるわけにはいかない。

そうなると、もじ楽の湯は観光の一種として扱うことになるから、じゃあ同じ門司港つながりでってことで、門司港レトロとあわせて紹介することにした。

おしゃれな門司港レトロ

活気ある再開発エリア

我ら旅の一行が乗る車は、本州を間近に望む和布刈公園を発って門司港レトロまでやって来た。ここは若者や海外からの観光客が多く集まるシャレオツなエリアだ。再開発の成功例ってことになってるんじゃないか。

そのへんに車を置くと駐車違反になるから駐車場を探そう。繁忙期には満車だらけで苦労するかもしれない。当時はちょうど市営の駐車場に空きがあって入れることができた。ラッキー。

駐車場の向かいにはレトロな路面電車の車両。
路面電車の車両展示

近代的なタワーマンションと赤レンガの洋館

そしていきなり巨大な高層ビルが出現。全然レトロじゃねえ。
門司港レトロのタワーマンション
これってタワーマンションなんだね。つまり一般住居。でも最上階は展望室という観光スポットになっているのはどういうこっちゃ。建設にあたっては、いろいろ複雑な経緯があったみたい。

しかしその隣にはレトロといえる洋館風の建物があった。最近まで図書館だったが閉館となり、現在は中華レストランになっている。
門司港レトロ 中華レストラン(旧図書館)
そのお向かいさんは重厚な赤レンガの旧門司税関。中ではいろいろな展示や催しをやっているが、時間の都合でパス。玄関だけさらっと見て終了。
旧門司税関

愛の跳ね橋のデモンストレーション

まわりは本当に若者と海外からの観光客でいっぱい。あたりを包む活気や熱気はなかなかのものだ。そのムードに乗せられて、柄にもなく「恋人の聖地・ブルーウィングもじ」なる跳ね橋へ足を運ぶ。
ブルーウィングもじ
なにがどう聖地なのかはわからない。とりあえず、ちょうど橋が跳ね上がる時間だった。いいですかー。いきますよー。はい。
ブルーウィングもじ
そしてはい。
ブルーウィングもじ
おめでとうございますー、いつもより高く跳ねておりますー…ってことはない。ゆっくりゆっくり4分かけて60度まで跳ね上がる。ハの字を見届けた我々は踵を返してJR門司港駅方面に向かった。

いろいろ見ながら歩き回る

途中には焼きカレーの船上レストランがあった。これ以外にも門司港レトロには焼きカレーの店がやたらとある。地元の名物なのかね。
焼きカレーの船
少し行くと遠くにトロッコ列車が停まっていた。門司港と和布刈公園を結ぶ観光列車だ。鉄ちゃんは大喜びでしょう。
トロッコ列車
やがて旧門司三井倶楽部のモダンな建物が見えてきた。通りかかる人がみな写真を撮っている。引退後もモテモテの三井さん。
旧門司三井倶楽部
肝心のJR門司港駅は工事中。なんか謎のバナナの叩き売りの碑もあったなあ。
工事中の門司港駅
こうしてCの字型のルートを取って再び跳ね橋のところまで来た(さっきと反対側の端)。すぐそばの埠頭越しに関門橋が見える。やっぱり絵になる光景が多いですね。
ブルーウィングもじ付近から見る関門橋
そうして跳ね橋を渡って駐車場へ戻った。門司港レトロはこれにて終了。


「もじ楽の湯」体験記

ホテル「もじポート」併設の入浴施設

続いては車を走らせ、5~6キロ先にある「もじポート」へ。もじポートとは日帰り入浴「もじ楽の湯」を併設する宿泊施設である。実は最初はここに泊まろうとしていた。そうすれば「47都道府県の温泉宿に泊まる野望」の福岡県の部をクリアできる。

しかし残念ながら当日は満室でアウト。小倉駅前のビジネスホテルに泊まることとなった。福岡クリアはおあずけ。せめて日帰り入浴として体験させてもらおうじゃないか。もじもじしてる場合じゃない。さあ行くぞ。

もじポートはJR門司駅からだと徒歩5分かそこら。国道沿いにあるからすぐわかる。現地に着くと駐車場は一杯に近かった。うげげ。混雑の予感も一杯。
もじポート
気を取り直して車を降りる。ここはまさに海と接する立地にあり、関門海峡が目の前だ。向こうに見える陸地が本州・山口県とはね。船が頻繁に行き交うし、自分の地元にはないタイプの景色が新鮮だった。
もじ楽の湯から見る関門海峡
駐車場ともじ楽の湯の入口は建物を挟んで正反対に位置する。もじポートの本館がある方へ出てから入館となる。
もじ楽の湯 駐車場側

なかなかの盛況ぶり

下足箱に靴をしまい、券売機で入場券を買う。平日750円、土日祝は800円。会員になると50円引き。我々はある種の割引制度を活用し、フロントで現金払いした。

大浴場は2階にある。脱衣所はやっぱり人が多い。いよいよ混雑覚悟だな。浴室へ入ると、洗い場は十分に用意されており確保に困ることはないものの、複数ある湯船はどこもそれなりに人だかりがしていた。

全般にスーパー銭湯の雰囲気。以下特にことわりのない限り、お湯はすべて無色透明である。また意識に上る程度の塩素臭はあった。

内湯のメインは、かすかなささ濁りに見えるお湯が張られ、隅っこに電気風呂がある5名規模の浴槽。ぬるめだから入りやすい。電気風呂はひとりのおじいさんがずっと張り付いて独占してた。

あとは水風呂らしきものと3名規模の寝湯のジェットバスと4+2名規模の深いジェットバス。

関門海峡を望む露天エリア

露天エリアへ出ると、4名ほどが寝られる寝湯、その隣に2つのつぼ湯。それから淡黄色に見える湯が張られたメイン浴槽。ここは6名くらい入れる大きさで適温だった。

メインに隣接して円形の座湯。円の中央にたまったお湯を囲んで足湯的に使えば複数人いけるが、お湯の中にドボンと体を沈めると1名で一杯になる。

と、ここまでの露天風呂は、メイン浴槽の壁際に据え付けられたテレビを見ながら入ることが可能。実際多くの客がそういう使い方をしていた。

露天エリアの一番奥が炭酸風呂になっており、炭酸はどこも人気のコンテンツだから、当然ここも人でいっぱい。温度はぬるくてさっぱり感があって好み。露天エリアの奥からは目隠しの塀越しに関門海峡が見える。

宿泊すれば体験できる本格温泉「金楽泉」

以上、スケジュールの都合で滞在時間が限られていたこともあって、ざっと試して終了。このときの印象だと、人気あるんだなあ・つねに混雑しがちなんだろうなあ、と思われた。

ちなみに、もじ楽の湯は人工温泉だが、もじポートに宿泊するか、家族風呂を貸し切り利用すれば、金楽泉という濃ゆい天然温泉を体験できるらしい。泉質は含弱放射能・鉄-ナトリウム・カルシウム・マグネシウム-塩化物泉というハイスペックなもの。入ってみたかったなあ。


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