今後はテイストが変わるかもしれないという話

PC作業を頑張る姿
99.999999999%の人類にとってはどうでもよい話だが、前回の更新をもって、2022年の我が温泉旅行記が完結した。次回から2023年編へ突入するにあたり、ちょっと方針を変えてみようかと思ったり思わなかったり、やっぱり思ったりしたので、今後はスタイルが変わる可能性がある。という予告です。

結論から言うと、(1)文章量を減らして短文化するかもしれない、(2)必ずしもすべての温泉体験を記事化するとは限らないかもしれない、(3)更新頻度が下がったり間隔を長めに空けたりするかもしれない。

このブログに割く時間、とくに文章を書くのに時間を費やしすぎているので、見直そうかなと。

ブログを始めて良かったこと

温泉の楽しさに目覚めてハマりだした頃に、ちょっと情報発信ってやつをしてみようかなと思って温泉ブログを立ち上げることにした。やってみるとメリットがいくつかあった。

(1)忘却防止・データの記録

自身が体験したことであってもさすがに記憶のディテールはどんどん失われていく。そのとき感じたことや考えたことも歪曲・美化・誇張などを受けて変化していく。書き残したものを参照する方が記憶頼みよりも正確だ。ようは日記がわりですね。ブログだと写真を入れてリッチにできるし、PC・スマホからさくっと閲覧できて便利。

(2)コレクター的な自己満足

続けるうちに「行ったことがある温泉」のリストが増えていくのを一目瞭然で把握できる。コレクターがお気に入りのアイテムを並べてニンマリするのと一緒かな。県や地域のレベルでどこに行ったことがあるか/ないかや、偏りを意識することで「次はあのへんに行こうか」と、構想を練る際にも影響を及ぼすようになった。

(3)ウェブ関連の知識習得

誰でも簡単に扱えるように考えられたブログサービスとはいえ、個人でカスタマイズをしようとすれば、HTML・スタイルシート・JavaScriptほか様々なスキルを必要とする。さらにはレスポンシブだのリダイレクトだの遅延読み込みだのSEOだの、凝りだしたらきりがない。おかげで職業レベルとはいえないがそこそこ身に付いた。

しかし相当なパワーが必要

なお、多少の下心を持って広告を貼ってみたものの現実は甘くない。毎月ちょっとしたお小遣いどころか、うまい棒を気兼ねなく買うおやつ代にもならないレベル。ガリガリ君はもっと無理。投入時間に対してのリターンはまったく釣り合わない。損得を考えたらできません。

時間といえば、こういう文章を書くための時間をかなり取られており、平時は余暇の大半を注ぎ込んでいると言っても過言ではない(若い頃ゲームにのめり込んで費やした時間の方がもっとひどかったが…)。しかしちょっとバランスを再考すべきかなあと思うようになった。

そもそも旅行の計画立案、あれこれ検討する中で空想を膨らませてムフフと楽しむことに時間を割くべきじゃないのだろうか。文章を書くのに忙しくて余裕がないからと、やっつけで計画を立てるようでは、本末転倒だよなあ。


新時代だ

なんだかんだでアクセス数を気にして時々チェックしている。数年前までは記事数とともにアクセス規模も伸びていって「よしよし」という感じだったが、急に頭打ちになり、いまや減少傾向をたどっている。なんでや。

昨年の時点では「テキスト主体の個人ブログはオワコン。今はSNSや動画の時代だから」と分析していた。しかし年明けから雰囲気が一変しましたね。旬はChatGPTに代表されるAIチャットサービスでしょう。知りたいことがあったらググらない。AIに聞けばOK。もう検索しない。

となると、とくに知名度のない個人ブログの場合、たまたま検索にヒットしたから訪問するという流れが断ち切られてしまう。なんでわざわざ全世界に公開しているのか、と存在意義を揺さぶられることになる。

なおかつここ1~2年というもの、いくら記事を書いて公開してもGoogleにインデックスされない(=検索順位以前の問題で、検索にヒットする状態にすらしてくれない)。それどころかインデックスずみの一部過去記事すらも無慈悲に取り消し始めたGoogleさん。温泉の楽しさやお世話になった旅館についての紹介を、検索を通じてみんなに見つけてもらうという方向性はすでに詰んでいる。


今後の見通し

年をとると無理がきかない(言い訳)

以上をふまえて、ブログの更新は肩の力を抜いて気楽にやる。ユーザーの検索意図を満たすように文を構成するなどと力んでもどうせ続かない。そのへんは好きにさせてもらおう。そして時間をかけすぎないようにする。

具体的には無理に長文を書かない。文字数の目安・ノルマを設けない。と決めていくつか体験記を書いてみたら、むしろいつも以上に長くなっちゃったけど、勢いがついて長くなるのは良しとしよう。

※時短のためだからといってAIに文章を作らせることはしない。それこそブログを続ける意味がなくなってしまう。

あと、年を経るごとに同じ温泉・同じ旅館を訪れるケースが増えてきた。誰しもお気に入りってのはあるし、当然といえば当然だ。すると同じ行き先についての記録が1回目・2回目・3回目…と増えていくことになる。訪問間隔が短ければなおさら、それらの内容はどうしても似通ってくる。うーん、どうしよう。

そこも気分で好きにやる。類似を承知で書くこともあるし、前回からの変化だけを取り上げるかもしれないし、そもそも書かないという選択もあり得る。

その結果、再訪ケースが連続した場合などは取り立てて書くことがなくて、しばらく更新がないといった事態も考えられるな。まあいいか。

先のことは結局わからない

なお、こうして表明したポリシーとまったく異なる展開すらあり得る。ガチガチに決心したつもりはなく、すべては気分次第だから。念能力を鍛えてるわけではないので、あれこれ制約を作って自分を縛る必要はないだろう。

今後は時間に余裕ができるはず。とりあえずはアニメ版キングダムをコンプリートしたい。あとゲームに戻ることはもうないだろうなあ。ドラクエ・FF・ダビスタはとっくの昔に卒業した。フォールアウトやスカイリムの続編が出たら…やるかなあ。もう200時間とか無理よ。オンラインマルチプレイは興味なし。

現実には、誰もがいずれは直面する高齢化社会の諸問題への対応に引き込まれつつあり、そっちに染まってしまいそうだが、できれば自分の温泉ライフを充実させることに多くの時間を費やしたいものだ。