白濁硫黄泉をぬるめで楽しむ露天風呂 - 那須湯本温泉 小鹿の湯

那須湯本温泉 小鹿の湯
北関東横断の湯旅もいよいよ3日目。この日は栃木の那須塩原から県境を越えて茨城へ向かうため、本来なら大田原市や那珂川町の温泉に立ち寄るのがちょうどいい位置関係といえた。さらに時間に余裕があれば、なかがわ水遊園に行ったりすればいいし。

しかし、あまのじゃくなおじさんは、すぐに逆張りしたくなってしまうのである…待てよ、ここまで来たら那須湯本まで行ってみる手もあるぞ。久しぶりに白濁硫黄泉に入るってのは、ありかもしれないな。あえて茨城から遠ざかる方向へ寄り道すればちょうどいい時間稼ぎにもなるじゃないか。

というわけで訪れたのが有名な鹿の湯、じゃなくて小鹿の湯。争奪戦がすごくて短時間しか利用できなかったが、ぬるい露天風呂が気に入ったな。

那須湯本温泉 小鹿の湯への道

黒磯で優雅にブランチを

小鹿の湯はお隣のはなやホテルが運営しているらしい(はなやホテルじたいは休業中との情報あり)。そのへんの詳しいことはよくわからないが、とにかく有名な鹿の湯の近くで那須塩原・黒磯駅からの路線バスが通る那須湯本温泉バス停よりは手前にある。バス停でいえば湯本1丁目が最寄り。

おじさんは那須パレスホテルを10時近くにチェックアウトして車で黒磯方面へ向かった。今日は時間が余り気味だからゆっくりゆっくり行きましょう。素泊まりだったので黒磯のモスバーガーで朝食&コーヒーを。
黒磯でモスバーガー
ここでスマホいじりなんかをしつつ粘る作戦だ。店内は空いているから迷惑行為にはなってない。オッケー。

好都合なような、そうでないような渋滞

よく覚えてないけど1時間ほど滞在した後に店を出て、平時なら30~40分で現地に着く見込みだったところ、那須高原エリアに入ったとたんに車が詰まりだして流れが悪くなった。そうか、ゴールデンウィークと言えなくもない時期だからな。混んでて当たり前か。

おかげで時間余りの問題を解消してくれるのはいいとしても、渋滞にはまったせいで、ってのはちょっと微妙ですな。あまり気分のいいもんじゃない。とある交差点を突破するのには相当な時間がかかった。

心を無にして運転すること1時間、ようやく小鹿の湯に到着。入口付近に3台分の駐車スペースがあり、空いてたから(やや焦りの気分が先に立って)頭から突っ込んで止めちゃった。ここまで来ると車通りがだいぶ減るとはいえ、出る時がバックになるから苦労するぞこれ。

落ち着いて探せば、裏手とかちょっと離れたところに広くて止めやすい場所があるとは思う。事前によくお調べを。


久しぶりの白濁硫黄泉にご満悦

木造湯小屋の雰囲気が良い

冒頭写真は駐車スペースのあたりであって、背後の建物ははなやホテルと思われる。小鹿の湯は写真の階段を下ったところにあり、お客さんがポツポツ立っていたりしたため、撮影するのがためらわれた。

階段下の受付で入浴料をお支払い。500円。近くに100円戻らない式の貴重品ロッカーあり。あとちょっとしたお土産コーナーとか自販機とか湯あがり休憩&待ち合わせ用のベンチなんかがあったと思う。当時は手前が男湯で奥が女湯。男女入れ替え制かどうかは不明。

中に入るとすぐ下足箱+脱衣所で、シンプルに棚+かごが並ぶ。分析書をチェックすると「単純酸性硫黄温泉(硫化水素型)」だった。泉温57.2℃、PH2.6。鹿の湯源泉と行人の湯源泉の混合らしい。脱衣所の時点ですでに比較的混んでる部類なんだろうなと察知した。時期が時期だけにしょうがないね。

浴室は完全木造って感じで古き良き湯治場ムードがあってよろしい。実際は古いわけじゃないし、カランなんかの設備面もちゃんとしてる。洗い場は3名分。備え付けのシャンプーや石鹸は置いてなかったかと。

2つの内湯はどちらも熱め

内湯は2つ。高温と書かれた2名サイズの小浴槽と、中温と書かれた4名サイズの中浴槽だ。どちらも乳白色のにごり湯で満たされている。お客さんの姿は目につくが芋洗いというほどじゃない。高温浴槽は0~1名、中温浴槽はたまに運の良い瞬間に当たれば0名、逆に3名以上が集中するタイミングもあり、平均的には1~2名といったところだ。

客層は、おじさん単身・若者単身・若者グループ・幼児+お父さん・幼児+お父さん+じいじ、まあそんな感じでいろいろです。

中温浴槽に浸かってみた。うん、適温ですね、ていうか熱め。小さいお子様は厳しいかもしれない。見事な白濁湯で浴槽の底はまったく見えない。匂いはエグすぎないレベルの硫化水素臭で、いいんじゃない。久しぶりの本格的な白濁硫黄泉にご満悦。熱いからそんなに長くは入れないけどね。

せっかくだから高温風呂も体験しておこう。鹿の湯のガチな高温風呂は本当にやばいが、こちらは常識の範囲内で浸かることができる。中温が熱めなせいか、劇的なほど大きな差を感じない。もちろん高温風呂の方がはっきり熱いんだけど攻略不可能ではないというか。

ぬるくて最高の露天風呂は入れ食い状態

外の方から声がする。露天風呂があるんだろう。人の気配が絶えることなく、誰もいなくなる瞬間は訪れないだろうと思われた。そんなベストタイミングを待っていてもキリがないから、思い切って露天エリアへ出てみたら、ちょうど入れ替わりで独占タイムが始まりそうだった。ラッキ~。

露天風呂は2名サイズ。お湯の見た目は内湯と一緒。温度だけがぬるい。とても入りやすくてすばらしい。特におじさんはぬる湯派なのでね。こいつは最高だ。あー極楽極楽。

しかし数分もしないうちに新たな親子連れがやって来た。やはり小さい子に内湯は厳しいようで、親子連れはみな露天風呂を目指すようだ。ここに3名は無理筋。明け渡すしかあるまい。ってことで、ぬる湯タイムはごく短時間で終わった。

再び中温風呂で過ごし、いつもの立ち寄り湯より早めにあがった。ゴールデンウィークと言えなくもない時期では、どうしても混雑面が鍵になってしまう。全般的な湯質とぬるい露天風呂はたいへん良かったので、うまく時期を選んで、もっとしっかり堪能してみたい気はする。