まことに結構な熱めの源泉をどうぞ - 矢板温泉 まことの湯

矢板温泉 まことの湯
北関東を横断する遠征の2日目は群馬から栃木へ移る。途中で1箇所だけ立ち寄り入浴するとして、群馬側で実行するか・栃木側で実行するかを検討した結果、栃木の方にした。元気と勢いがあれば「両方でいいじゃん」になるのだが、この日の体調を考慮すると体力まかせで押し切るには不安があり、宿に着く前にぐで~っとならないよう、念のため自重したのだ。

選んだ施設は矢板温泉まことの湯。せっかく車で来ているから、公共交通機関でさくっと行けないところを優先した方がいいんじゃないかとの判断もあった。内湯・露天とも熱めで、内湯は特に熱い。最小限の加水のみの源泉かけ流しだから、温泉らしさを十分に感じられる良い湯使いだった。

矢板温泉 まことの湯へのアクセス

最寄り駅は強いていえばJR東北本線の矢板ということになるが、駅から4kmほど離れていて、徒歩だと1時間かかってしまう。バス便もなさそう。基本的には車で行くところでしょうね。

今回はマイカーで。初日に群馬・浅間隠温泉郷の三鳩楼に泊まり、翌朝チェックアウトしたらそのまま栃木へ向かう。来た時と同じく倉渕経由で高崎ICか前橋ICで高速に乗るのかなと思ってたら、カーナビの指示は吾妻川沿いを走って渋川伊香保ICから高速というルートだった。2日かけて榛名山のまわりをぐるっと1周する感じになったわけだ(南東側が手薄なのは無視してほしい)。

世間的にはゴールデンウィークと言えなくもない時期だった。都心~近郊部を抜け出すには大変な渋滞を経験しなければならなかっただろう。だが自分が今いる場所とこれから行こうとする場所は、もう抜け出し終わったゾーンのはずで、ひどい渋滞に捕まることはないと確信していた。

予想通り、関越上り~北関東道は車の流れがスムーズで問題なし。岩舟JCTから先の東北道下りも、車はそこそこ多かったが流れを悪くするほどではなく、至って順調に進んでいった。

ただ矢板付近でなにかあったらしく、車が詰まっていたようだ。カーナビの指示に従って上河内スマートICから出て、あとは下道を走った。それでもあっさり着いちゃった感じだ。平時は矢板ICか矢板北スマートICを利用すべきなんだと思う。


まことの湯をまことに体験した!

宿泊施設もあります

駐車場は広くてたくさん停められる。その理由はすぐわかった。目の前にグランピング場が併設されていたのだ。
グランピング場
付近の様子によるとコテージもあるみたいだし、ほかにBBQ施設もあるっぽい。結構大規模に展開しているようですな。

当館のすぐ脇には足湯コーナーもあった。これから風呂へ入る身ゆえ、利用することはなかったが。帰りにちらっと見たら1組の客が利用者していましたね。
足湯コーナー

ローカル色が感じられる館内

では入館。下足箱と脱衣所がそれぞれ100円リターン式ロッカーなので、100円玉を2枚用意しておくべし。入浴券は券売機で買う。800円。館内の雰囲気は地域外のお客さんもウェルカムではあるけど、地元民を対象にしたローカル色もそれなりに強く、両者が半々に混じったような感じ。軽食だけでなくがっつりメニューも提供する食事処がある。

脱衣所には先ほど書いたように100円リターン式のロッカーが並ぶ。分析書を探すと「ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物温泉、低張性、アルカリ性、高温泉」と書いてあった。泉温64.0℃、PH8.7。加水あり、加温・循環・消毒なし。なかなかいい湯使いですな。

では浴室へ。洗い場は7名分。かけ湯コーナーに続いて水風呂と内湯浴槽が並んでいる。事前に軽く口コミをチェックしていて、内湯は熱いと知っていた。実際にちょっとお湯を触ったら熱かったから、いったんスルーして露天風呂へ出向いた。

温泉の個性がしっかりある、広い露天風呂

露天風呂は広い。円形な感じの岩風呂で、中央部分まできっちり詰めていけば30名を超える人数が収まりそうだ。当時は多い時で6名くらいだったかな。入口部分だけが庇に覆われていて残りは頭上が完全に開いている。中央付近に洒落たグラスというか台座付きおちょこみたいなオブジェが鎮座しており、そのグラス(おちょこ)からお湯があふれ出している。つまりそいつが湯口だった。

お湯の見た目は無色透明。浸かってみたらやや熱め。湯の花や泡付きはほぼ目につかない。匂いを嗅ぐと、しっかりと温泉臭が感じられた。源泉かけ流し的な湯使いの効果かもしれない。いいんじゃないですか。極端にツルツルしたりヌルヌルしたりはないけど、肌に効いてきそうな浴感はある。

お湯が熱めで当時は日差しもきつかったため、あまり長く入っていることは難しい。2つのベンチを利用してクールダウンしていたり、半身浴や足だけ浸からせた体勢のお客さんが多かった。しかしおそろしいことに、ちょっと入っているだけですぐに指先がしわしわになったのである。あっという間の温泉効果よ。

水風呂との交互浴が理想にみえる内湯

露天風呂はある程度堪能したので、今度は内湯へ戻ってみた。熱いとはいっても手も足も出ないレベルではない。なんとか…なんとか…なります。内湯の方が加水抑えめで源泉の個性がより濃く出ているとも考えられるし、熱いのが苦手でなければ内湯にもトライしてみるとよいだろう。

そしてすぐ隣が水風呂なのは、温冷交互浴をしてほしいということなのかもしれない。実際に実行しているお客さんがいた。なんだか気持ちよさそうでしたよ。しかし自分はまだ完調に戻りきっていない体調面を考慮して、刺激の重ねがけはやめておこうと思って、やらなかった。元気いっぱいだったらやってたかもね。

なので内湯は短時間を1回だけ体験して終わり。再び露天風呂へ戻り、しばらく浸かってからあがった。終わってみれば、指先のしわしわ具合が半端ないのと、なんだかさっぱりとして体調回復の度合いがさらにアップした気がする。これぞまことの湯よ。