二度あることは三度ある - 秋の貝掛温泉に引き寄せられた男

貝掛温泉
新潟県は湯沢町の貝掛温泉。一昨年に訪れたことがきっかけで温泉めぐりの活動が始まった。当時の思い出をなぞるように昨秋には再訪を果たしている。そして巡ってきた3度目の秋、またしても再々訪となったのである。

前回までとの違いは一人旅からグループ旅行になったことと交通手段が車になったこと。やっぱり車だといろいろ融通が利いて便利だ。ドライバーは大変だが。

そうした違いはあっても、温泉の方はいささかも変わっていなかった。思い出のままの極上ぬる湯だったから、1時間級の長湯を何セットもやってしまった。おかげで最後は肌の感じがすっかり別物になっていた。

3度目の勝手知ったる貝掛温泉

紅葉シーズンの訪問

ちょうど紅葉シーズンだったが平日なので貝掛温泉の予約を押さえることができた。紅葉シーズンは平日料金が休日料金(2000円ほどお高い)と同じになってしまう。でもまあいい。それだけ良い季節だってことだから、楽しみましょう。

法師温泉長寿館の立ち寄り入浴と苗場観光の後、三国街道から貝掛坂・貝掛橋を通って三たびやってまいりました、一軒宿の貝掛温泉。庄屋造りの建物は自分にはもうすっかりおなじみだ。

敷地は広く、駐車場に続いて庭園や散歩道もある。今回を含めていつも探検できずじまいだけど、まあ温泉に入り浸るのが優先なんで。この日は真っ赤ではなく緑・黄色・赤のまだらな紅葉に彩られていた。
貝掛温泉 庭園

今年は広めの部屋

さてチェックイン。例年通りメグスリノキのお茶をふるまわれた後、客室へ案内される。途中の廊下には刈り取った稲がぶら下げられていた。そうか新米の季節だなと思い出し、食事への期待が高まる。
刈り取った稲
また廊下からは温泉の池で泳ぐ鯉を見ることもできる。温泉三昧でうらやましいぜ。

今年の部屋は本館2階の8畳+広縁の和室。大浴場が近くて好都合である。シャワートイレ・洗面所付き。金庫あり。冷蔵庫の有無は忘れた。
貝掛温泉 本館客室

慣れによる思考停止に注意

ファンヒーターが外気の送風みたいな感じだったから暖かい風に切り替えたかったんだけど、やり方がわからず止めてしまった。今思えばなんでフロントにたずねなかったんだろう。なぜか思考停止していた。

あと「貝掛温泉はWiFiなかったよな」との不確かな記憶をもとにネットをテザリングでカバーしていたら、帰る間際にフロントにWiFi情報があるのを見つけた。これまた思考停止の罠。いかんですねー。

時期的にカメムシはやはりいた。もはや慣れたもので、ガムテープで捕捉、くるんでゴミ箱へお連れした。自分の直感だと、もし人間が絶滅する事態になっても、カメムシは絶対に生き残ると思う。


相変わらずレベル高いぬる湯

3度目の正直で「晴れの露天風呂」

勝手知ったる貝掛温泉の大浴場で今年も入浴しまくった。風呂場や温泉の詳細については昨年の再訪記もあわせて参照されたい

大浴場は2つあって、露天風呂が大きいメイン格については、夕方=男湯/夜と朝=女湯になるから、男性はチェックインしたら夕食までに心残りのないようにしっかり入っておくことをおすすめする。

メイン格の浴場には主役のぬるい露天風呂と加温した小さい露天風呂がある。思い出によれば小さい方はそこそこ熱かった記憶があったが、今回はわりとぬるかった。これなら結構長く入れるね。

主役の露天風呂には第2湯口となる木の樋が設置されていた。そこから勢いよくドボドボと源泉が走り落ちている。これ前回あったかなあ? 新しくできた気がしなくもない。

お湯は相変わらず泡付きの良い、体温程度のぬる湯ですばらしい。しかも今回は初めてまともな晴天の下で露天風呂に入ることができて言うことなし。始まりつつある紅葉を見ながらゆったりと長湯を楽しませてもらった。

露天風呂だけじゃない、内湯もいいぞ

内湯は泡付きがさらに強くなる。雰囲気を含めて楽しむ露天、お湯そのものを味わう内湯、といったところか。浴槽の縁にある木の枕に頭を乗せて浸かっていると、ついウトウトと眠りに誘われる。こいつはやめられませんな。

内湯に響くリズミカルなドンドコドンドコいう音は今年は聞けなかった。あれ気に入ってたんだけどな。お湯の流路から出る音なんだろうか。今年はメイン格の浴場にある小さい露天へ行くと類似の音を聞くことができたけど屋外だから反響せず。

とにかく極上ぬる湯に浸かって、あー極楽極楽。夕方に1時間×2回、夜は1時間(+30分だっけ?)、朝も1時間+30分入った。相変わらず満足度は高い。


貝掛温泉のもう一つの醍醐味、食事

毎度楽しみな夕食

貝掛温泉は食事も楽しみのひとつだ。朝夕とも座敷ではなくテーブル席が並ぶ食事処で。夕食のスターティングメンバーがこれ。貝掛名物薬膳玄米粥は定番メニュー。
貝掛温泉の夕食
もち豚の鍋物も健在で、今年はしゃぶしゃぶだった。山の秘湯感と洒落た洗練感がバランス良くミックスされた料理の演出はさすがである。お味はよろしいし、量もたっぷり。自分は昼食抜きで臨まないと完食できそうにない。

場所が場所だけに日本酒を飲みたくなる。過去2回は上善如水・八海山・鶴齢の利き酒3点セットを飲んだが、鶴齢が自分好みだと把握したので、今回は鶴齢3点セットにした。何かを語れるほどの通じゃないけど、いやあうまいっす。
鶴齢3点セット
締めのご飯は自慢の南魚沼塩沢産コシヒカリの新米。いつも安さ優先の米ばかり食べてると、やっぱり味が全然違うわ。もうお腹いっぱいでガッツリいけないのが残念だ。デザートもコシヒカリアイスで十分に米を堪能した。

朝食もいいね

朝食も定番の栃尾の油揚げとのどぐろが健在。どちらもふだんの食卓に並ぶものではない。自分の行動パターンだと貝掛温泉に来ない限り口にする機会はないだろう。特に前者。
貝掛温泉の朝食
朝からそんなに食べない方なのに、ご飯がうまいのでおかわりしてしまった。いやー満足ですわ。


2度あることは3度あるというけど、なんとなく予感はしてたけど、3回目来ちゃいましたね。しかも貝掛温泉はもういいやと思えないところがおそろしい。あの温泉にまた入りたいかといえば入りたいからなあ。

(参考)2017年・貝掛温泉 再訪記


【この旅行に関する他の記事】

スポンサーリンク