お馬さんに会えるリゾート風ホテル - うらかわ優駿ビレッジAERU

うらかわ優駿ビレッジAERU
夏の終わりにグループ旅行で北海道の日高地方をまわった。1泊目の宿が浦河にある「うらかわ優駿ビレッジAERU」である。サラブレッドの産地にふさわしく、馬とのふれあいをテーマとする宿だ。日本中央競馬会JRAも一枚噛んでいる模様。

なお温泉の観点でいうと、ちょっと悲しい経緯もあって、ここの風呂は残念ながら温泉に分類されるお湯ではない。だから当ブログの温泉訪問リストの対象からは外している。

浦河・AERUへのアクセス

旅の初日、新千歳空港に降り立った一行は、送迎バスで某大手レンタカーの営業所へ移動した。ここからメンバーの一人が運転するレンタカーの旅が始まった。

千歳から浦河へ向かうルートの約半分・日高門別までは日高自動車道という片道1車線の無料の高速道路を利用できる。そこからまだだいぶ走るんですけどね…。

千歳空港からAERUまで140キロ・2時間半以上をみておきたい。


リゾートホテル風なAERU

きれいに整備された広大な敷地

AERUの敷地は北海道スケールでものすごく広い。入場門から宿泊棟のあるウェルカムセンターまで、サッカー場何面分だ?と思うくらいのだだっ広い芝生のフィールドの横を通ったりして、車でないと移動が辛いほど。

AERUの開業は1998年だがウェルカムセンターの建物に古びた様子はなく21世紀の雰囲気を保っている。エントランスとフロントは吹き抜けの2階フロアという構造になっており、1階はレストランになっていた。

エントランスの奥には日本ダービー他もろもろの記念の品が飾ってあった。このあたりの演出はいかにもJRAが絡んでいる感じ。
AERUエントランスの展示

プチリゾートな洋室

チェックインを終えて入った部屋は2階のツイン洋室。標準的な広さだ。傍らのソファーを展開してエキストラベッドにすると3名対応になる仕様。もちろん洗面所・トイレとバスルームが付いている。

滞在に不便はなく普通に快適にすごせる。とくにハイソというわけではないけれど、館内外の雰囲気込みで、味気ないビジネスホテルや街中のホテルとは一線を画すちょっとしたリゾートホテルの趣きだ。
AERUのツイン洋室

かつての名馬にAERU(会える)

ダービー馬ウイニングチケットがいた

AERUではかつて競馬シーンを賑わせた何頭かの活躍馬が余生を送っている。再現厩舎というところへ行くと会うことができる。敷地内だけどウェルカムセンターから徒歩10分かかるので我々は車で移動した。

下の写真が再現厩舎。昼だと馬たちは隣の放牧地に出ているようだが、このときはもう夕方だったから、みんなそれぞれの馬房に戻っていた。
AERU 再現厩舎
厩舎内に足を踏み入れると、まず出迎えてくれたのが、存命する最高齢のダービー馬ウイニングチケット。歴戦の勇士だから気性の荒い性格かと思ったが意外と穏やかな顔をしている。鼻面をなでたりしてもおとなしかった。
ウイニングチケット

スズカフェニックスとヒシマサルさんも

向かいにはスズカフェニックス。G1高松宮記念を勝っている。現役引退後は種牡馬生活を送っていたものの2016年に退いてここで余生。まだそんなに高齢じゃないのに、種牡馬の世界も厳しいですな。
スズカフェニックス
もう1頭は2代目ヒシマサル。ウイニングチケットの1つ年上だ。こいつだけ毛がボーボーですっかりおじいちゃんって感じ。
ヒシマサル(2代目)
厩舎には他に乗馬体験の客を乗せるための馬やサラブレッドでない種の馬もいた。


大浴場「あえるの湯」を体験

残念ながら温泉ではない

ウェルカムセンターの3階にある大浴場「あえるの湯」は日帰り入浴施設であり、宿泊客は無料で何度でも利用可能という体になっている。

ここは本来ならば掘り当てた温泉を使用した温泉施設というふれ込みであった。ところが実態はただの川の水だったことが後になって判明。ネット情報によると、どうやら業者がまともに掘削しないでテキトーに温泉湧出をでっちあげたようだ。

すったもんだあって現在は水道水を沸かした普通の銭湯扱いになっている。うーむ、残念な話だが最初から広い銭湯のつもりで入ればよかろう。夕食前に大浴場へ向かった。

お風呂の種類はいろいろあり

男湯の脱衣所にもちろん分析書の掲示はない。浴室には8名×2ブース程度の洗い場と、2つの主浴槽・寝湯・ジェットバス・薬湯・サウナなどがある。露天風呂はない。

まず主浴槽の片方へ。うん、適温。塩素臭がするのは仕方がない。しかし一般には適温でも個人的にはやや熱めに感じたので、隣の主浴槽へ移動してみたらぬるめだった。こっちの方がいいや。

主浴槽とジェットバスには神天石(特選ブラックシリカ)が入っている。遠赤外線・マイナスイオンといったキーワードと関連がある鉱物のようだ。そういうのが好きな人はどうぞ。

利用客は比較的多い

続いて寝湯をちょっと試す。わりと深めでどっぷりつかる感じ。なるほどねー。…さて、他のメンバーはもう出てしまったようだ。後を追うように自分も出た。今回は温泉じゃない番外編ってことであっさり風味で終了。

けっきょく夕方に一度入っただけで翌朝は入らなかった。だからといって、べつにディスるつもりはない。銭湯としてみればきれいで広くてよくできている。日帰り客が多くて若干混雑気味だったから、一定の支持は集めているものと思われる。


レストラン「コレッサ」での食事

ツブ貝の釜飯がナイスな夕食

今回我々は素泊まりだったのだが、浦河の中心街へ出かけるのも面倒くさくなっちゃったねってことで、朝夕とも飛び込みでAERU内のレストラン「コレッサ」を利用した。コレッサってなにっさ。

夕食は各自個別に料理を頼む方式。自分はひと目でピンときた浦河産ツブ貝の釜飯御膳をオーダーした。調理に15分から20分かかるけど、みんなでダラダラ飲みながら話してればいいから気にしない。

北海道に来るとつい選んでしまうサッポロクラシックビールのグラスを片手にしばしご歓談。

いよいよ釜飯がやってきた。刺身・みそ汁・小鉢が付く。おー、味がしみててうまい。直感を信じて正解だ。量が多すぎないのもいい。あっという間に完食した。
AERU 浦河産のツブ貝釜飯御膳

勝手丼にはまった朝食バイキング

朝食はバイキング方式。種類はやたら多いわけではないが和洋に対応していて自分には十分だった。

とくに、エビ・ねぎとろ・サーモン(違うかも、自信なし)をのっけて「勝手丼にしてどうぞ」のやつは、朝からご飯を大量摂取しそうになった。お米は自慢のゆめぴりか・ななつぼしを使用してますとのことだからご飯自体もうまかったんだろう。
AERU 朝食バイキング

日高地区の観光基地に

日高地区は宿さがしになかなか苦労するから、温泉のことは抜きにして観光基地として考えれば、AERUは選択肢の一つとして検討に値する。馬という、他とはちょっと違う要素もあるしね。

とくに、近くにあるJRA日高育成牧場の特別な場所まで見学させてくれる宿泊者限定の特典無料ツアーもあるようだから、一味違った体験を求める方はぜひともチャレンジしていただきたい。


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