冬の温泉旅シリーズ「ウインターチャレンジ2026」第4弾は千葉・房総半島へのグループ旅行。温暖な房総は当初このシリーズに含めないつもりだった。しかし第2弾・第3弾に続いて、またしても雪をともなう最強寒波が来やがったので、急きょ同シリーズ企画のひとつに認定した。
千葉にもたくさん雪が降ったけれど、旅行を中止する事態には至らず、計画通りに1泊目の白子ニューシーサイドホテルを訪れた。九十九里浜の真ん中らへんにある白子温泉はヨウ素を含む黄色いお湯が特徴ということで、ぬる湯派の我々には少々熱かったが面白みのある温泉だった。さらにはリーズナブルなお値段で泊まれるだけでなく、その水準を超える食事内容が良い。
白子ニューシーサイドホテルへのアクセス
珍しく千葉に襲いかかった最強寒波
東京駅から白子中里行きの高速バスが運行されているようなので便利かなと思ったところ、土日は走っていないようだ。時刻表を見ても旅行者向きでない感じですね。千葉駅~白子中里のバス便か、もしくは茂原まで電車で行ってから白子車庫行きバスで中里海岸下車が現実的かと。
我々はメンバーの愛車で向かう。最悪のタイミングで襲来した最強寒波がもたらす雪を心配しつつも結果的には大丈夫だった。高速を使わず下道でゆっくり、食事以外はどこにも立ち寄らず、走りやすい広い道を選んで進む。太平洋側の東金に出たらもう晴れていたし積雪なし。いつもの千葉県の冬だった。
ここまで来れば雪で右往左往する可能性は限りなくゼロで一安心。スケジュールにかなり余裕を持たせていてチェックインにはまだ早すぎたから「道の駅 東金みのりの郷」で休憩。
マルシェ、カフェ&レストラン、緑花木市場がある。観光案内所もあるけどリーフレットを置いてるだけで規模は小さくて無人。
海の駅 九十九里に寄っていく
まだ時間が余ってる。じゃあ「海の駅 九十九里」へ。
ここには青いポストがあります。
中はお土産店とレストランのほか、いわし資料館を見学できる。さほど規模は大きくないが、この手の施設にしては本格的な展示。
たくさんのいわしが泳ぐ「いわしの水そう」もあるよ…写真は割愛。食堂ではこのいわしを食べることになるのだろうか。寒いし風が強いし、砂浜に出られる場所を探して海を見るってことまではしなかった。もういい時間なんで宿へ行きましょう。海の駅から九十九里有料道路を使わなくても20分弱で着く。
現地の駐車場にホテルニュー・カネイのマイクロバスが止まっていたのを見て宿を間違えたかと焦った。当館とニュー・カネイとささ游は同じカネイグループの宿だそうだ。
温泉とテニスの町に立つホテル
合宿にもよく使われるらしい
ではチェックイン。フロント前のロビーはこうなっている。
すぐそばにお土産コーナーもありんす。
白子町にも温泉むすめ誕生ですってよ。白子ひまりちゃん。
テニス部所属というプロフィールは、白子町がテニスの聖地で知られているからだろう(自分は知らなかった)。そういえばテニスコートがあちこちにあったな。温泉とセットで白子リゾートとしてアピールしており、学生のテニス合宿なんかの利用が多いみたい。
当館も合宿に利用されるため、予約時に「学生さんの合宿と重なるとお風呂などが混み合う場合もございます、ご了承下さい」のような注意事項が記載されていたりする。今回そのようなことは起きなかった。真冬だしね。
九十九里の海が見えたりもする部屋
案内された部屋は6階、最上階だ。プレミアムなフロアを割り当ててもらっちゃってすいませんね。8畳+ミニ広縁和室で布団は最初から敷いてあった。
シャワートイレ・洗面台あり、金庫あり、空の冷蔵庫あり、WiFiあり。合宿に連想されるイメージから、ハード面に対して期待のハードルを上げないつもりで来たが、思ったよりしっかりしている(失礼)。我々はそのへんにこだわらない方だとはいえ、これなら全然OKだよねというところでメンバーの意見が一致した。普通に個人旅行の宿として不服なし。なお、ウェルカムお菓子は鯛せんべい。
外の景色がこちら。窓を全開にできないためガラスにスマホを押し付けて撮影。
左手に海がちらっと見えるんだけど、スマホを窓に対して斜めに向けるとどうしても光が映り込んで変な画になってしまう。かわりに廊下の窓からの景色をどうぞ。朝の海です。
眺望・黄色・ヨウ素といった特徴を持つお風呂
屋上に展望貸切風呂あり
白子ニューシーサイドホテルの大浴場は1階。そして宿泊者は無料で1回45分間(予約した時間帯の00分から45分まで)利用できる貸切露天風呂が屋上。貸切風呂は明るいうちに、ということで16時の回を予約して行ってみた。先にフロントで鍵を受け取ってからエレベーターで6階へ。
6階から屋上へ続く階段の入口に分析書が貼ってあった。「ナトリウム-塩化物強塩温泉、弱アルカリ性、高張性、温泉」とのことだ。泉温30.3℃、PH7.5。対象を貸切風呂と限定した別の分析書だと泉温28.0℃の低温泉とされている。これを浴槽で40~42℃にして提供。加水・加温・循環・消毒あり。
屋上には周囲を見下ろす展望休憩コーナーあり。暖かい季節ならここで景色を楽しむのはいいかも。で、3つの小部屋が並んでおり、受け取った鍵に対応する方へ入室する。
鉱物臭のする黄色い温泉
脱衣所から仕切りや扉もなく1名分の洗い場と浴槽に直接つながっている。浴槽はジャグジーのようにも見える形と材質で2名サイズ。3名は厳しいかな。
お湯の見た目はクリアな黄色。浴槽がジャグジー的なデザインの白色だから余計に黄色みが際立っている。浸かってみたら…熱ぅーい。今日みたいに風が強くて冷たい日にはちょうどいいかといえば、それにしても熱い。すぐに茹だっちゃうから、あんまりじっくり浸かってられないのが惜しい。
湯の花は意識されずで泡付きなし。匂いには塩素臭がなく、むしろ源泉の個性と思われる鉱物系のアブラ臭がかなりはっきりと出ていた。これはいいじゃないですか。つい何度も嗅いでしまうやつ。
奥の窓から外を見ることができる。あやふやな記憶でいうと海が見えたかもしれない。頭上部分がぽっかり空いて外に開放されているから、たしかに露天風呂だ。もし雪が降り続いてたら雪見風呂になったのかなーと考えながら体験終了。
ヨウ素アピールに目がいく大浴場
夜と翌朝に1階大浴場へ行った。時間による男湯⇔女湯の入れ替えはない。男湯の前にはヨウ素成分についてアピールするポスターが貼ってあった。白子温泉はヨウ素を多く含んでいるらしい…ちゃんと読んでなくてすいません。まあなんか薬用成分ぽくてありがたみを感じますな。
脱衣所には一般的な棚+かごが並ぶ。入口には貴重品ロッカーあり。浴室の洗い場は9名分。あとは内湯浴槽がひとつのみで、L字ではないけどL字風な形をした6名サイズ。注がれているお湯はやっぱり黄色っぽい。貸切風呂よりも淡い・薄い黄色に見えたのは気のせいかな。
浸かってみたらやや熱めでも慣れれば結構なじんでくる。朝方は熱さがはっきりと和らいでおり、入りやすい適温ゾーンになっていた。お湯の特徴は貸切風呂とほぼ一緒でアブラ臭がいくらか弱まっている。本来の白い床面は一部が茶色く変色していて、直接の因果関係はないとわかりつつも、ヨウ素の効果を思い浮かべてしまうのであった。
ぬる湯派の我らが理想とする「不感温度の湯に1時間級の長湯」はできないものの、珍しく寒波が南関東を襲った日だったから、全身ばっちり温まったのはありがたい。
ご当地っぽさがあり満足感の高いお食事
海鮮要素が強い、お得感いっぱいの夕食
白子ニューシーサイドホテルの食事は朝夕とも1階食堂で。夕食は18時固定だったかもしれない…年々記憶力が…。案内されたテーブル席に並んでいたスターティングメンバーがこちら。
わりとリーズナブルなお値段の標準プランを予約していた。にもかかわらず、ハマグリとアワビの蒸し焼きがある! こいつはすごいぞ。九十九里のイメージ通りにイワシを使った酢の物(卯の花漬け)や刺身まで、海産物には事欠かない。しかも見た感じよさげな牛肉のすき焼きまであるじゃん。サラダには生ハムが入ってるし。
なんだかとっても得した気分だなあ。メンバーとビールで乾杯し、どんどん胃の中へ収めていったが、完食までに結構時間がかかった。これには調子に乗って瓶ビール2本目を追加注文してしまったこともある。自分の胃袋がそんなに大量の液体と炭酸を収容できるはずがなかったのだ…結局ギブアップして別メンバーに残りを飲んでもらいました。反省。
まあそんな調子に乗るほど楽しい夕食だったってことで。締めのご飯とデザートをなんとか片付けて大満足&大満腹。いやー、この内容なら本当お得ですわ。
海鮮だけじゃない朝食バイキング
朝食バイキングは7時から8時15分の間に来て9時までに終えてください的なシステムだった(正確な時間は忘れた)。我々は7時きっかりくらいに突撃。自由席方式でも客はそんなに集中しなかったおかげで空席難民は発生せず。
用意されている品はまあまあ多い。和食や海鮮に偏っているわけでもない。とはいえ和食を意識して取ってきたのがこちら。
イワシのごま漬けが九十九里グルメっぽいから選んでみました。酢が効いてますね。加えて明太子・梅干し・めかぶわざびまで、酸っぱい・辛い系をそろえたため、ご飯があっという間に消えた。でも「食べすぎて苦しくなるかも…」と怖気づいておかわりしなかった。
なお今回あえてパスしたが、固形燃料で温めるアジの開きも提供されており、たいがいのお客さんが選んでいたようだ。そりゃそうだよな。もし選んでたらますますご飯が進んじゃうな。
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ヨウ素分を含んだ黄色い温泉・展望露天の貸切風呂・受け入れやすいお値段ということで選んだ白子ニューシーサイドホテル。実は一人旅の候補先に検討していた時期もあったから、今回はまさにちょどいい機会だった。雰囲気から判断して一人泊でもなじめて満足できると思われる。
テニスや海水浴に向かない真冬の、しかも最強寒波に襲われた日。休前日でもない。なのでファミリー・若者層がほぼいなくてミドル~シニア層の2人組が多かったという目撃談がはたして参考になるかどうか。でも食事内容を含めてお得感が高かったのはたしかだ。













