泡付き豊富なぬる湯槽が最高&大人気なり - 灘温泉 水道筋店

灘温泉 水道筋店
関西遠征初日の夜は新大阪のホテルに泊まり(温泉とは関係ない普通のビジネスホテル)、翌日は神戸三宮へ向かうことになっていた。途中で寄り道するのにふさわしい温泉はないか?…一般には有馬温泉が想起される。しかし有馬まで行くと時間が足りなくなっちゃう。どうせ世界中から観光客が集まってごった返してるだろうし。

いろいろ調べたら灘温泉がちょうど良さそうだった。水道筋店と六甲店のうち今回は水道筋店を選んだ。源泉かけ流しで泡付き豊富なぬる湯槽があるという。ぬる湯派のおじさんにベストマッチじゃん。

狙っていたぬる湯槽はさすがの大人気でいつもいっぱい。それでも相応に堪能できた。熱めの湯や適温の湯もあって、いろいろ入るのがよろし。

灘温泉水道筋店への道

目覚めると、どうやら二日酔い

朝、目が覚めたら新大阪のホテルにいた。元からの計画通りだけどね。前夜、とある酒食をともなう会合に出席して大いに楽しかったが、明らかに飲みすぎた。口の中がまだ酒臭いぞ。まだ胃がもやもやする感じで、きっちりした朝ごはんは無理だな。パン食も避けたい。味噌汁とかそば・うどんなら入りそう。

ホテルを出て阪急南方駅から十三へ移動し、駅ホームの若菜そばというお店で玉子とじそばを食す。あー、ほっとするぜえ。着席できるのが助かりますな。昔々の遠い昔、十三駅の立ち食いそば店で昆布そばを食べた思い出が蘇る。あの店が時代とともに若菜そばに進化したのかしら。

それから神戸線に乗って六甲駅下車。15~20分で着く見込みを持って、大通りに出て西へ向かって歩き出した。

六甲おろしが吹きつける道

空は晴れているのになぜか小雪がちらついている。最強寒波が来るぞ・大雪に警戒しろと騒がれてた頃だから、阪神間のこんな都市部にまで影響が及んでいるのだろう。雪は大したことなくても寒さは厳しい。風が強いからなおさらだ。いわゆるひとつの六甲おろしってやつかな。寒さで体がこわばって前に進まないような気がしてくる。早く風呂に入りたい。

やがて脳内に阪神タイガースの応援歌・六甲おろしが繰り返し流れてきた。六甲おろしに~さっそうと~♪ ふんふんふん~♪ ←歌詞がわからないところは「ふんふん」でごまかす奴。

微妙に上り基調の道路であり、寒風の中を歩くとなかなかにしんどいが、川を渡るところまで来ると当湯は近い。頑張れもう少し。見よ、あれが六甲の山並みだ(適当)。
灘温泉水道筋店近くの川
もし歩く距離を大幅に減らしたければ、阪急王子公園駅で下車して神戸市バスで水道筋1丁目下車なら徒歩数分ですむ。なんでそうしなかったかといえば単なる気まぐれです。


これが灘温泉の良泉だ!

結構な盛況ぶり

入口前には観音様がおわします。
入口前の観音像
では入館。靴をロッカーにしまって受付で490円をお支払い。脱衣所に鍵付きロッカーはあるけど、受付のそばにも貴重品ロッカーがある。クラフトコーラ(?)をはじめとする飲料やソフトクリームを売っていたり、休憩コーナーなんかもある。それなりにお客さんがいたのでスマホのカメラを向けるわけにはいかず撮影はしてません。

財布とスマホを貴重品ロッカーへしまって男湯へゴー。脱衣所からしてなかなかの人口密度。盛況ですな。分析書によれば「ナトリウム-塩化物炭酸水素塩泉、低張性、中性、温泉」だ。泉温35℃、PH7.0。

加温槽はやや熱めで金気臭のお湯

浴室内はたしか21名分の洗い場区画といくつかの内湯浴槽群からなる。最も手前寄りが5~6名サイズの加温槽…加水なし、加温・循環・消毒あり。後述の源泉槽に次ぐ人気で、だいたいは4名以上が浸かってる状態だった。つねに満員御礼ではないし、加わりづらい雰囲気ではないので、チャンスはいくらでも。

浴槽は深めで初見はずっこけそうになった。温度はやや熱め。お湯は濁りのない透明系ながらも若干の色味があるように思われる。浴槽じたいが暗色系で判別しづらいけど、おそらく淡黄色じゃないかと。そしてお湯の匂いを嗅ぐと金気臭を感知する。泡付きはない。

なるほどね。ここは後でまた入るとして、その隣の源泉槽は…満員御礼でぎっしりだ…いったんスルーして奥の浴槽へ。そこは打たせ湯(1名)+ジェットバス(3名前後)+電気風呂(2名前後)が組み合わさったアトラクション風呂になっており、お湯は適温の非温泉。

大人気の源泉槽は見事なアワアワぬる湯

ジェットバスに入りながらしばらく様子をうかがっていると源泉槽に空きができた。アタックチャンス! すかさず馳せ参じた源泉槽は、普通の感覚だと横1列に4名並べば満員となるサイズだけど、みんなが入りたいわけなので多少強引にも見える感じで互い違いの向かい合わせ状態を作って4+3=7名というフォーメーションになっていた。

すごい人気ですな。「ひとり3分まで」の張り紙があるし、お客さんも7名フォーメーションが求められる状況になると伸ばしていた足を引っ込めたりして、互いに気を配っている様子。そんな状況だから空きができたといっても7名が5~6名になったというレベルである。

さあ本命の源泉槽を体験する時が来た。もちろん加水・加温・循環・消毒なし。おお、ぬるい。体温前後のお湯がとても心地よくてたまりませんな。金気臭はよりいっそう強まっている。

なにより目立つのは泡付きで、人工の高濃度炭酸泉じゃないかと思うくらいにびっしりと泡が付着する。これはすごい。人気になるわけだよ。しかもぬる湯だから1回入ったら30分や1時間は連続で居続けちゃうところ、みなさん長く占有しすぎないように配慮してくれてるみたいで、適度に出入りがあって秩序は保たれていた。

露天風呂は比較的のんびりできて良い

自分も長湯はいたしません。次は露天風呂へ。露天風呂といっても実際は建物内だけど。サウナと水風呂はパスして岩風呂スタイルの浴槽へ一直線に進む。こちらは加水なし、加温・循環・消毒あり。

サイズは横に4名並んで入る程度。浸かってみたら内湯の加温槽ほどは熱くない適温だった。なぜかあまり人が集中せず、4名満員状態はまずないし2名の時が多かったかな。ごくたまに独泉タイムもある。のんびりしたいなら露天風呂へどうぞ。

冷えた体はすっかり温まったし、温冷交互浴もできてすばらしい。源泉槽と加温槽と露天風呂を行ったり来たりしながら、いつしか脳内で再び六甲おろしが無限ループを始めた。これら温泉3浴槽は、さながらバース・掛布・岡田の3連発、あるいはパチョレック・亀山・オマリーか。←昨今の野球界はさっぱりわからんので古い記憶でごまかす奴。