2015年末に下部温泉を訪れた一人旅の帰り、富士山本宮浅間大社に立ち寄った。ここで厳かに参拝をすませた後、一転リラックスムードのお宮横丁でひと休み。ご当地B級グルメを物色しながらのんびりするだけなのに、なぜだか幸せな気分に。
その後、富士宮から沼津へ出て寿司をつまんで帰った。各駅停車の旅の帰路といっても企画次第でいろいろ楽しめるものである。
(補足)本記事の写真は2019年春に富士宮を再訪した際に撮ったものです。
ふだんは全然信心深くないくせに、こういうときだけご利益とかパワースポットとかにつられてしまうのは、なんでだろう。何かいいことあるかもと勝手に期待して、駅から10分ほどの浅間大社へ歩いていった。
石畳の参道は年始の参拝狙いと思われる露店の準備が進んでいた。参道を進んで門をくぐると本殿が見える。
…うん、まあ、記憶が薄れて本殿の詳細を描写することはできません。でも浅間神社の総本宮というだけあって、さすが威厳があるなあと感じた印象は残っている。たしかにパワースポットといわれても違和感はない。俗な心が洗われて清々しい気分になってきた。
そんなに霊験あらたかなら…と思っても、さすがに池の水をすくって飲むわけにはいかない。水を汲む場所がきちんと用意されていたから、そちらを利用しよう。
「富士宮やきそば学会」という気にある名前の店もあったし、いやあ食べたかったなあ、焼きそば。このあと沼津で寿司プランがあったため胃の空き容量を考えて自重してしまった。あー残念だ残念だ。
ほかには、にじますバーガーという「なぬ?!」なグルメもあった。サーモンを想像すればいいのか。一体どんな味なんだ。しかしこれも腹一杯になりそうで試せず。
以前テレビで紹介されているのを見て、いつか食べてみたいと思っていたから、ちょうどよかった。いかにも旨味がたっぷり染み込んでいそうな黒い汁。そこへダメ押しのだし粉をふりかける。うわあ…濃厚な旨味の波状攻撃。
ベンチに腰掛けて温かいおでんをはふはふ食べていると幸せな気分になってきた。次の予定があるので食べ終わったらすぐに立ち去ってしまったけど、もし時間があれば焼きそばとかおでんを食べつつ一杯やりつつ、目的もなくだらだら長居してみたい場所だった(本来は参拝客のお休み処であってガチ飲み用途は想定してないと思うが)。
最初、北口へ出たらなんか寿司の町の感じじゃない。なんか違う。いったん南口へ出直して、駅前のショッピングビルの3Fにある「沼津魚がし鮨」という店に入った。
…え? その店は東京に支店がある? 沼津へ来たなら港へ行け? 双葉寿司? …細けぇことはいいんだよ。沼津で寿司を食べたという達成感が大事なのだ。それに魚がし鮨もなかなかの口コミ好評価の通りで満足した。回転しないカウンターに通されたからちょっとドキドキしたが安心価格でよかった。
うまい寿司でお腹いっぱいになったらあとは帰るだけだ。東海道線に乗って2時間あまり、東京へ戻ってきた。この日は往路と違うコースだから飽きが来ないし、帰路にしてはいろいろやってやったぜ感があって大変満足している。
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その後、富士宮から沼津へ出て寿司をつまんで帰った。各駅停車の旅の帰路といっても企画次第でいろいろ楽しめるものである。
(補足)本記事の写真は2019年春に富士宮を再訪した際に撮ったものです。
気が来てます来てます、富士山本宮浅間大社
この旅の前半は新宿から中央線で甲府を経由して下部温泉に向かう「山のコース」。お湯自慢の湯元ホテルに一泊し、後半は富士へ出て東海道線で東京へ戻る「海のコース」だ。まずは下部温泉駅からJR身延線に乗って1時間半、富士宮駅で下車した。ふだんは全然信心深くないくせに、こういうときだけご利益とかパワースポットとかにつられてしまうのは、なんでだろう。何かいいことあるかもと勝手に期待して、駅から10分ほどの浅間大社へ歩いていった。
森の精がいそうな本殿
参道入口には大きな鳥居が立っていて晴れていればその向こうに富士山の大きな姿が見える。多くの人がカメラを取り出す、ちょうどよい撮影スポット。この日は微妙に雲がかかっていてギリギリ見えるかなーという感じ。石畳の参道は年始の参拝狙いと思われる露店の準備が進んでいた。参道を進んで門をくぐると本殿が見える。
…うん、まあ、記憶が薄れて本殿の詳細を描写することはできません。でも浅間神社の総本宮というだけあって、さすが威厳があるなあと感じた印象は残っている。たしかにパワースポットといわれても違和感はない。俗な心が洗われて清々しい気分になってきた。
水の精がいそうな湧玉池
神妙に本殿にお参りした後、右の方へ抜けていくと湧玉池がある。由緒ある霊水を湛えるこの場所もまたパワースポットであり、多くの観光客の姿が見られた。そんなに霊験あらたかなら…と思っても、さすがに池の水をすくって飲むわけにはいかない。水を汲む場所がきちんと用意されていたから、そちらを利用しよう。
だらだら過ごしたい、お宮横丁
参拝の帰りにどうぞ
参道入口のそばには「お宮横丁」という小さな路地がある。ご当地B級グルメの店が並ぶ、今風にいうとストリート型のフードコートになるが、場所柄に合わせてか、全体に門前町の賑わい感が演出されているように思った。富士宮焼きそばとにじますバーガーは断念
参拝の後は俗な心に戻って、ここで食べたり飲んだりしながらのんびり休憩しよう。自分が食べていないにもかかわらず勝手におすすめすると、やはり富士宮といえば富士宮焼きそばだろう。「富士宮やきそば学会」という気にある名前の店もあったし、いやあ食べたかったなあ、焼きそば。このあと沼津で寿司プランがあったため胃の空き容量を考えて自重してしまった。あー残念だ残念だ。
ほかには、にじますバーガーという「なぬ?!」なグルメもあった。サーモンを想像すればいいのか。一体どんな味なんだ。しかしこれも腹一杯になりそうで試せず。
旨味天国の静岡おでん
だが成果なしの手ぶらで帰るわけにはいかない。何かちょっとだけ食べるものがないかと探してみると…ありました。静岡おでん。2,3品選んで買ってみた。以前テレビで紹介されているのを見て、いつか食べてみたいと思っていたから、ちょうどよかった。いかにも旨味がたっぷり染み込んでいそうな黒い汁。そこへダメ押しのだし粉をふりかける。うわあ…濃厚な旨味の波状攻撃。
ベンチに腰掛けて温かいおでんをはふはふ食べていると幸せな気分になってきた。次の予定があるので食べ終わったらすぐに立ち去ってしまったけど、もし時間があれば焼きそばとかおでんを食べつつ一杯やりつつ、目的もなくだらだら長居してみたい場所だった(本来は参拝客のお休み処であってガチ飲み用途は想定してないと思うが)。
ヅヌマでシースー
富士宮を発って身延線の終点・富士から東海道線に乗り換えて沼津へ出た。沼津といえば寿司。海コースの旅なんだから寿司を食べなければ(ただし庶民的なお店に限る)。最初、北口へ出たらなんか寿司の町の感じじゃない。なんか違う。いったん南口へ出直して、駅前のショッピングビルの3Fにある「沼津魚がし鮨」という店に入った。
…え? その店は東京に支店がある? 沼津へ来たなら港へ行け? 双葉寿司? …細けぇことはいいんだよ。沼津で寿司を食べたという達成感が大事なのだ。それに魚がし鮨もなかなかの口コミ好評価の通りで満足した。回転しないカウンターに通されたからちょっとドキドキしたが安心価格でよかった。
うまい寿司でお腹いっぱいになったらあとは帰るだけだ。東海道線に乗って2時間あまり、東京へ戻ってきた。この日は往路と違うコースだから飽きが来ないし、帰路にしてはいろいろやってやったぜ感があって大変満足している。
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