桜前線を追って…なんてカッコいいもんじゃない、ただ単に桜の時期に重なっただけの常磐遠征。2日目は相馬市を出発して、ここまで来たらせっかくなんで宮城県にちょっとタッチして自分の車に宮城県実績解除フラグを立てて、あとはいわき市まで戻るという行程だった。
途中で立ち寄る温泉のあてはあった。一時は宿泊先としても検討候補だったホテルグラード新地に併設されている日帰り温泉「つるしの湯」である。令和元年の開業だからまだまだ新しい。実際に建物や内装はとてもモダンできれいだった。ホテルの方も同様だろう。
内湯と露天風呂に加えて温泉を混ぜた高濃度炭酸泉もある。そこがぬるめで入りやすく、炭酸ということもあって人気を集めていた。
新地つるしの湯へのアクセス
まず名勝松川浦へ
つるしの湯の最寄り駅はJR常磐線の新地。駅前というか、ほとんど駅のすぐ隣みたいな場所だから、鉄道の旅でも全然オッケー。
自分は旅の2日目に相馬市の蒲庭温泉蒲庭館をマイカーで出発。好天だったのでちょっと海を見ていこうかなと思い、松川浦へ向かった。現地の大洲海岸は砂州状になっており、北上する立場からみて道路のすぐ右が海、すぐ左が潟湖という珍しい光景になっている。走っていて面白い。
さあ鵜ノ尾埼灯台のふもとに着いた。駐車場から丘を登っていくと、先ほど走ってきた道路を一望することができた。地形の様子がわかりますかね。遠くが霞んでいるのは波しぶきが霧状になって漂っているためだ。
松川浦の方向に視線を向けるとこうなってます。
登りきったと思ってからいったん下って…のような感じで頂上付近を少し歩くと灯台が現れる。中に入ることはできないみたい。
灯台のある一帯は海を眺める展望所にもなっている。
ゴールは新地駅の西口
灯台から車で数分のところに奇跡の藤というスポットがあると知り、行ってみた。東日本大震災の津波が押し寄せながらも同じ場所で花を咲かせているという。当時は季節外れで花は見られず。
近くで海岸を眺めるの図。
あとはつるしの湯へ直行。ひとつ注意点をあげるとするなら、当館は新地駅の西口にあり、駅の東口と西口は基本的に分断されているため、車を東口に着けてしまうとどうにもならない。カーナビの指示通りに走ったら東口に誘導されたあげく「目的地に到着しました」とコンプリート宣言されてしまった。東口から跨線橋を渡って西口へ行き直すのはちょっとめんどいので注意。
駅前で黄色い温泉に浸かる
まだまだ新しい雰囲気
敷地の出入口に「温泉スタンド」の表記が見えたけど、実際に探し当てることはできなかった。取材気分でちょっと見てみたかったけどね。残念。隣接するホテルグラード新地の建物をかわりにどうぞ。
では入館。外から見るのと同様に中も新しくてきれい。たしか受付で下足箱の鍵と引き換えに精算用の腕輪を受け取るんだったかな。受付付近にはコイン要らずの貴重品ロッカーもある。そこに車のキーとスマホをしまったので内部の写真はありません。
大浴場以外は休憩スペース・食事処・エステ/もみほぐし処などがある。今回はまだ先の計画が控えているからあまりゆっくりできない。温泉に集中させてもらいます。
脱衣所はコイン要らずのロッカーが並び、腕輪と関係なく自由に選べたと思う(記憶がだいぶ薄れている)。分析書をチェックすると「単純温泉、低張性、弱アルカリ性、低温泉」だった。泉温25.8℃、PH7.6。加水・加温・循環・消毒あり。せっかく低温泉なら加温を強くしてないといいなあ ←ぬる湯派の期待。
内湯も露天風呂も適温
浴室にカランは14台。開店直後くらいの時間帯にしてはお客さんの姿がそこそこ目立ったけど、洗い場が埋まるほどではない。内湯は四角い浴槽で、一方の端に3~4名が収まることのできる仕切り付きの寝湯だかジェットバスだかのコーナーがあり、そこを除いてもあと5名程度は入れそうに見える。
お湯はクリアな黄色を呈しており、浸かってみたら適温だった。湯の花や泡付きは確認できず。匂いを嗅いだらちょっと消毒臭の印象があるかな。しばし滞在する。
お次は露天風呂へ。メインの浴槽はそれっぽい岩風呂で、10名ほど入れそうな通常区画に加え、奥の方は2名くらい収まりそうな浅い区画となっていて屋根がかかっている。お湯は温度を含めて内湯と似たような印象。匂いは無臭に近くなっている。自分がぬる湯派なのと、当時の気分も手伝って、浅い区画で体の半分を風に当てながら入浴するスタイルを多めにした。
駅前ゆえに周囲は塀が張り巡らされていて眺望はない。それでも露天ならではの開放感はあります。
人気を集める高濃度炭酸泉
さて、露天エリアの端っこにもうひとつの浴槽が見える。お客さんは多め。しばらく様子をうかがいつつ、人が減ってきた瞬間を狙って行ってみたら、人工高濃度炭酸泉だった。温泉を若干混ぜているらしく、お湯が無色透明ではなくてうっすら緑色に見える。
浸かってみたら肌に泡がびっしり(当たり前だけど)。シュワシュワの爽快感がいいですね。どこでもそうであるように、炭酸を飛ばさないよう温度を体温前後のゾーンに抑えているため、ぬる湯派としてはとても心地よい。他のお客さんにとっても炭酸もしくはぬるめが好まれてるとみえ、ここが一番人気と思われる集客状況だった。
再びメインの露天風呂へ戻り、しばらく湯に浸かったり脇のチェアで風に当たったりしながら過ごしてタイムアップ。さっぱりして次の目的地へ向かった。つるしの湯だけに肌がツルツルになったな…いや、つるしの湯という名前の本当の由来は知りませんがね。
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