伊香保へ行くなら外せない水沢うどん・水沢観音・石段街

水沢観音 六角堂
晩秋に群馬の伊香保温泉へ行った際、近くの水沢地区に立ち寄った。観音様やうどんが有名なところである。しかし恥ずかしながら直前まで水沢を知らなかった。水沢といえば秋田の田沢湖近くの温泉郷か、地方の星メイセイオペラを輩出した岩手の競馬場しか思い浮かばない。

そんな偏った知識なのは自分だけだったようで、現地は観光客でいっぱい、予想を超える繁栄ぶりだった。

また伊香保では温泉だけでなく石段街を散策することも旅行の主目的であった(そういう要望を受けて組まれたグループ旅行)。結構な高低差があって、まだ足腰は弱ってないつもりだったけど、妙に疲れちゃった。歩いた後すぐ温泉に入れたので助かった。

「日本三大うどん」の水沢うどん

水沢地区へのアクセス

水沢のメインコンテンツは水沢観音(水沢寺)。水澤と表記するケースが多いようだけど、本記事は水沢で通します。

そしてもう一つが、水沢観音へ向かう街道沿いに多数の店舗が並ぶ水沢うどん。稲庭うどん・讃岐うどんと並ぶ日本三大うどんだそうな。日本三大ナントカに弱いおじさんは「この機会にぜひとも水沢を訪れなければ」と決意を固めたのであった。

東京方面から関越道で水沢へ行く場合、ETCを使えるなら渋川伊香保ICでなく、手前の駒寄スマートICで下りると便利。ちょろっと進んで県道15号に乗ってしまえばあとは一直線だ。

道は上り坂基調で、いろんな博物館やらカフェやら観光農園がだんだんと現れ始め、観光地ぽくなってくる。20分もすれば水沢地区に入ったことが実感できる。道の両側にうどん屋さんが連なってくるからだ。

うどんの集客力が半端ない

いま13時。お昼ご飯は水沢うどんってことで、ちょうどいいですね。あまたある店のどこに入るか…事前の調査を通じてアテはあった。ネット上の露出が多かった大澤屋にしておけば間違いなかろう。

大澤屋第一店舗の看板が目に入ったので駐車場へ。すると…めっちゃ混んでるやんけ! なんだこの駐車待ちの列は! うどんでこの行列はちょっとびっくり。我らもその一員なわけだが。

暦の上では「お出かけして下さい」と言わんばかりの日だったから、まあしょうがない。客は多くとも回転が早いのか、幸い6~7分程度の待ちですんだ。なお当日は駐車に関して誘導員が指示してくれたので、割り込みとか、やったもん勝ちみたいなトラブルの心配はなかった。
大澤屋第一店舗

コシのあるうどんと舞茸天ぷらを食す

店内はかなり広い。多数の客をさばく体制ができあがっている。それでも順番待ちの客があふれており、我々は22番目。どんだけ待たされるのかと焦りを覚えたが、わりとポンポンと呼び出しがかかり、10分か15分くらいで席に通された。

メニューの基本は冷たいざるうどん。温かいのがよければ釜揚げうどん。そこに天ぷらを付けるかどうか。我々はそれぞれに単品のうどんと、全員でシェアする舞茸天ぷら単品を注文した。
水沢うどん
たいしてグルメな人じゃないんで、うまく形容はできないけど、しっかりとコシがあって美味しかった。薬味のねぎ・わさびに加えて鰹節のアクセントが効いてる。量は普通の店の1.5人前くらいに感じるほど多い。

店内には岡本太郎の作品があちこちに飾ってあった。なんか縁があるんでしょう。

大澤屋以外のお店も駐車場は満車に近い様子だった。どこも大繁盛に見える。行楽日和とはいえ、さすがは日本三大うどん、集客力が半端ないね。


うどんの後は水沢観音へ

紅葉の鐘楼と本堂

さて、うどんの後は水沢観音。うどん集積地から伊香保温泉方面にちょっと行けばすぐに着く。最初に門前駐車場だか参道駐車場だかの入口が現れて、なんとなくスルーしてしまい「失敗したかな?」と後悔しかけたけど、坂を上った先にメインの大駐車場があった。

大駐車場は広いし無料だし本堂まで階段なしで行けるから、こっちが正解だと思う。拝観料を取られることもなくストレートに境内へ。鐘楼のあたりはきれいな紅葉が残っていた。
水沢観音 鐘楼
本堂がこちら。近くを猫ちゃんがチョロチョロしていて、そっちに気を取られてしまい、肝心の観音様がどうだったか覚えてない…。
水沢観音 本堂

グルグル六角堂と釈迦堂の展示

本堂の隣には冒頭の写真に示した六角堂がある。ここも紅葉がきれいだった。独特の形状をした建物と紅葉の組み合わせに趣きがある。中は地蔵尊をグルグル回転させられる仕掛けがあったようだけど、人だかりがしていたからパスしてしまった。

駐車場近くには釈迦堂なる近代風の会館があり、特別展示(無料)をやっていたので入ってみると、いろいろな仏像が一堂に会しているのを見ることができた。ほかに掛軸などもあり。

大混雑とまではいかないが、そこそこの人出だった水沢観音。普通は水沢うどんとセットで訪れるだろうからね。


有名な伊香保の石段街を上ってみた

レトロな雰囲気が魅力

水沢観音を出て県道をさらに進むと10分ほどで伊香保温泉に着く。我々はいったん宿泊先の森秋旅館でチェックインをすませ、一息ついてから徒歩でお目当ての石段街へと繰り出した。すぐそこなんでね。

伊香保石段街の魅力はどこか懐かしいレトロな雰囲気。昔ながらの射的の店があるのは知っていたけど、石段街へ出るまでの途中にもあった。
伊香保 射的の店
…間違って射的じゃないところを撮ってしまった。アーチェリーやサッカーボールで的を狙うゲームもあるんですな。

若い熱気があふれる

石段街に着くと、うわあすごい人の数。
伊香保石段街
とくに若者の多さは意外だった。ここの風景だけを切り取れば少子高齢化問題など存在しない。そういえば春先に行った草津も若者率が高かった。温泉街って中高年が好んで行くところじゃないの?

あるとき気になってネットで調べた城崎温泉も若者が多いという情報が目についたな。伊香保・草津・城崎…うん、なんとなく共通の傾向がありそうね。

石段はもっと緩やかなのかと思ったら、予想以上に急だった。それが365段もあるのだ。我々は200段目付近から合流してまず頂上を目指した。途中で振り返ると、大道具さんが作ったセットじゃないかと思うほどの絵画的な山が。
石段街から振り返る
道の両脇に並ぶレトロなお店をのぞこうとしたけど人が多くてやめた。そうして黙々と上り続けた終点に伊香保神社があった。やっぱり参拝客が長蛇の列を作っていた。うげげ。せっかく来たけどそのまま引き返す。
伊香保神社

石段街の起点にあった謎のオブジェ

今度は一番下まで365段を下りてみた。下りでも馬鹿にはできない、結構しんどい。射的・食べ歩き・カフェ・おみやげ・石段の湯なる外湯施設など、目移りするお店がいっぱいあるから、じっくり派の人はいくら時間があっても足りないだろう。

あっさり派の我々はあっさりスタート地点に到着。そこには足湯コーナーがあった。実際に浸かっている人はいなかったが。あと謎のペヤングやきそばオブジェが目立っている。Bigだよ~。
石段街の起点付近
なるほどこれが伊香保か。石段街を歩きたいと要望してきたメンバーも満足しただろう。すっかり日が暮れてあたりが暗くなってきた。晩秋の寒風が身にしみる。旅館に戻って温泉で冷えた身体を温めるとしよう。