何もかもが規格外すぎた苦難の2020年を振り返る

アマビエ
昨年末の締めの記事にこう書いた---「来年はいよいよ東京オリンピックイヤー」---オリンピック、ありゃしねえ。

そしてこうも書いた---「2020年はブログの更新頻度を落とす可能性がある。西日本遠征を積極的に行おうとすると、予算の都合でそうそうしょっちゅうは出かけられない」---たしかに旅行回数が減って更新頻度を落とした。でも予算の都合じゃない。

それもこれも新型コロナのせいだ。奴がすべてをぶち壊した。こんな状況になるとは1年前の段階で誰が予想できただろう。ほぼ愚痴になると思うが、規格外の2020年を振り返ってみたい。

世界がコロナに無双されちゃった1年

シャットダウンの春

2020年初め、おじさんにはたくさんの構想があった。早くから確定していた計画もあるし、どこそこへ行ってみたいという要望もいくつか受けていたし、まだ行ってない県の温泉にも訪れてみたかった。

冬の間にあそこへ行って、4・5月にはあそことあそこを狙いたいが休みを取れるかなー、あそこは秋になってから…と頑張って構想を練っていたのに、コロナ騒動ですべて白紙になった。

真冬の九州旅行はどうにか実施できたものの、だんだん遠くへ行くのが難しい雰囲気になってきて、春以降の予定を立てられなくなった。当時はまだ「そのうち暖かくなってくればコロナも落ち着くんじゃないか」と期待してたのだが。

4月にはついに緊急事態宣言。自分は一人旅に慣れてるおかげでぼっち耐性は高いから、在宅勤務で家に閉じこもろうが、他者との会話が激減しようが、経済苦に陥らない限りめげることはない。しかし温泉旅行を封じられたのにはまいった。春シーズンをすっかり棒に振ったもんなー。

修羅の国へまっしぐら

緊急事態宣言が解除されてからも、県を越えて移動しちゃいけないとか、江戸時代かよ。さらに表向きは越境OKになっても現実は他県狩りヒャッハーだの、北斗の拳のごとき世界になってしまった…情報発信の体で不安を煽り差別を助長するマスコミはアミバのような存在 。貴様らは断じてトキではない!

実効性より人気取り、リーダーシップより自己保身のために動いてるとしか思えない各知事はさしずめウイグル獄長。地元というカサンドラに幽閉された民の声は獄長の耳に届かない。「あ~~聞こえんな!!」

平日は普通に仕事するのに、休日は「我慢の○○○」とかいって何もさせない。そもそも我慢という語がストレスを含意するわけだから休日が息抜きになってない。行動に枷をはめられ息抜きを取り上げられた我らは奴隷と変わらない。「まわせまわせ~ 心をこめて既得権益層の経済をまわすのだ~!!」

そこへ現れた世紀末救世主がGoToトラベルだ。賛否の激しいこの政策については擁護も批判もしないでおくが、GoToを利用する・しないにかかわらず、抑え込まれていたマインドを呼び起こす一つのきっかけとなったことは間違いない。


三歩下がって二歩進んだ感じ

年の後半は温泉活動のリハビリ

実は個人的にステイホーム自体が苦ではない。かつての自分=ベタなインドア派に戻るだけだ。おかげでプレステの新作ゲーム・本年度最高傑作との呼び声も高いゴーストオブツシマにあやうく手を出すところだった。あれを始めちゃうと吸い取られる時間が100時間じゃきかないだろうからな。他に何もできなくなる。危ない危ない。

間一髪で正気を取り戻し(?)、夏頃から様子を見つつ温泉活動を再開。もちろん感染対策は十分の上にも十分に行ってのこと。密な場所に近づくとか体調不良で行動するとか大声で騒ぐなんてことは、やるはずもない。

それにしても、やたらと梅雨が長引いたと思ったら、明けたとたんに今度は激猛暑。天候面でもずいぶん引っかき回されたなー。もしコロナがなくてオリンピックやってたら、それはそれで結構大変なことになったんじゃないか。

活動再開後の行き先は年初に構想していた場所ではなかった。リハビリというと変だが「まずは近場から」的な発想になぜかなってしまい、関東近県が中心。足を延ばしても東日本の範囲。どういうわけか過去のおさらいのような行動を取ってしまう。

本来なら未踏の県を多く残す西日本に目を向けなければいけない。なぜなら全部の県の温泉に入ってみたいと常々思っており、それが当面の野望でもあるからだ。ところがステイホーム生活のせいで気持ちとフットワークがリセットされてしまったのか、「近いところから少しずつ」みたいな出直しの行動パターンになっている。我ながら謎。

旅先の傾向に変化が

あと今年の特徴として、毎年行ってた長野と新潟へ1回も訪れなかった。意識して行かなかったわけじゃない。首都圏の人は来ないでくださいと言われたからでもない。単に成り行きで機会がなかっただけ。

かわりに山梨と静岡が増えた。特に伊豆。とりあえず近場でアクセスしやすいし、山の上の方に近づかない限り冬でも雪の心配はまずないし、各所に温泉があるから旅先に選ばれやすいんだよね。また泊まりたいと思わせる良宿もあるし。

このままでは伊豆の観光大使になってしまう。なんてのは大げさとしても、行き先についてはもうちょっと偏りをなくして多様性を取り入れたいところ。特定のお気に入りをローテーションして満足する境地にはまだ早い。

などと考えつつ、リハビリが進んでそろそろ本気出すかと思った矢先に第3波でGoTo停止で外出しちゃいけない空気が蔓延するこんな世の中じゃ、あーあ。


パンドラの箱に残ったもの

暗く終わってもつまらないから、今年何かいいことはなかったか、思い出してみる…給付金でパソコンとキンドルを買った。在宅勤務で通勤の苦労から解放された。パソコンがあれば仕事ができるってのは強いですな。

映画館で「男はつらいよ」の22年ぶりの新作を見た。家ではシリーズ作品を再度コンプリートした。緊急事態宣言の期間中は時間があったからね。一方でゴーストオブツシマの誘惑に打ち勝ち、夏からは温泉活動に集中できた。

そういえば今年は初めて河津の桜を見たし、神威岬へのリベンジを果たしたし、伊豆や山梨でさんざんぬる湯を楽しんだし、秋田の秘湯にも行ったし、各地でうまいもの食べたし、ちょっといい宿に泊まって贅沢気分を味わったっけ。

温泉旅の中にいいことはたくさんあったじゃないか。行けなかった不自由を嘆くより、紆余曲折ありつつも行けたことの中に喜びと希望とを見出すべきだったのだ。お、なんだか悟った感じでいい気分になってきたから、このへんで終わっとこう。それではよいお年を。

※2021年1月初旬補足: 1都3県に再び緊急事態宣言来た…感染者数も急増してるし、こりゃいかん。しかし昨年6月頃のレベルに抑制するまで手を緩めないということになると、ワクチンできてもある程度は発生するだろうし、もう永久に解除できないだろうなあ。落とし所をどうするんだろ。
※いずれブログの方もネタ切れでロックダウンしなければならない。確定。