このところ新車選びのための活動が増えてきた。といってもマイカーではない。自分個人についていえば車を持つだけの余裕もメリットもない。ただ、今回選ばれて購入された車をオーナーだけでなく自分も運転する機会が今後生じる見込みだ。
じつは車の販売店を訪れるのは初めて。ちょっと緊張気味に、案内された席につく。お飲み物はいかがですかとドリンクの提供から始まった。高い買い物だからこれくらいのサービスはね。それでも、ラッキ〜と無邪気に喜んじゃう、単細胞なおじさん。
運転席へ乗りこんでまず驚いたのがエンジンスタート。キーを差し込んで回すんでしょ? 差し込み口はどこ? …助手席の営業マン「スタートボタンを押してください」。え、なにそれ。
家電製品を扱うような気分でスタートボタンを押すとエンジンがかかった。へー、いまどきはこんなんなのね。でもボタンひとつで誰でもスタートできちゃったら危なくないのかな。なんらかの対策はしてあるんだろうけど。
営業マン「ではシフトレバーをドライブに入れてください」。先生、シフトレバーが運転席と助手席の間にないです…それは別のところに取り付けられていた。昔からそういう車種があるのはもちろん知っていたが、実際目にするとちょっと違和感。でも別に操作しにくいことはなかった。
昔は車両前面の鼻が長くてその中にエンジンを積んでいたから、運転席から見える鼻先を車両感覚の参考にできた。いまどきは運転席から見えないくらいに鼻が短くて、どこが車両の先端なのかはつかみにくい。とくに右前・左前がわからないのがつらい。
それを補うためにセンサーやフロントカメラがオプション提供されている。自分的には安全安心のためにつけたいな。
バックの際にリアカメラの映像がカーナビ画面に出てくるうえ、ガイドの線が表示されるのもいいですね。泣きながら何度も切り返しをしてようやく収まったら「寄り過ぎ/曲がってるじゃん」となじられる悲劇は激減するかも。
いろんな機能がアシストしてくれるので、ペーパードライバーだったからと過度に運転を怖がらなくても大丈夫そうだ。ちょっと練習すれば十分やれそうな気がした。
スタートボタンがパワースイッチという名前になってる。こりゃもうファミコンだ。そしてよくいわれる通り、たしかにめちゃ静かだ。出だしがスーッと滑るように進む感触もいい。実際にオーナーとなる当人はすっかり気に入ってハイブリッド派になってしまったようだ。
高っけえ!
いまのクルマは高いね。あれだけいろいろ頑張って作り込めばそうなるか。
バブルの頃はいまのスマホと同じように新モデルが出ると買い換える、といった感じで3年くらいで乗り換える人が珍しくなかったけど、もうそういう時代じゃない。大事に10年乗り続けたりするから、メーカーとしては1台あたりを高くしないとやっていけないってことかもしれない。
もし新車が配備されたら、温泉一人旅への影響はあるだろうか。たぶんない。借りた車で長距離ドライブする自信はないし、いい感じに鄙びた温泉地への道はたいがい狭くて初見殺しだ。
それにもし一人のときに故障やトラブルに見舞われたら絶対にパニックになる。そうでなくても、細い路地に迷い込んだだけでもう、泣くしか手がなくなる。やっぱり鉄道とバスで行こうっと。
久しぶりに(初めて?)ドライバー目線で車というものを見てみたが、昔のイメージと違うところが結構ある。いろいろと進化しているんですねえ。
一人旅という趣味を掲げれば、急にあちこちでグループ旅行の話が持ち上がり、スケジュールが埋まる。鉄道・バス旅を掲げれば、あれよあれよと車を運転する方向へ話が進む。
この流れはいったい…物理の授業で習った作用・反作用の法則を思わずにはいられない。あまりにもできすぎたシナリオだ。デスティニーさんは本当に存在するんじゃないのか?
とにかく時の流れに身を任せ、車選びの面々にくっついてディーラーへと向かった。
じつは車の販売店を訪れるのは初めて。ちょっと緊張気味に、案内された席につく。お飲み物はいかがですかとドリンクの提供から始まった。高い買い物だからこれくらいのサービスはね。それでも、ラッキ〜と無邪気に喜んじゃう、単細胞なおじさん。
いまどきのクルマを試乗体験
エンジンをかける時点でびっくり
我々は特に事前の予約を入れたわけではない。しかし検討中の車種を告げると、それなら空いてますよ・いま試乗できます、とのことで乗せてもらうことにした。運転は自分がやる。運転席へ乗りこんでまず驚いたのがエンジンスタート。キーを差し込んで回すんでしょ? 差し込み口はどこ? …助手席の営業マン「スタートボタンを押してください」。え、なにそれ。
家電製品を扱うような気分でスタートボタンを押すとエンジンがかかった。へー、いまどきはこんなんなのね。でもボタンひとつで誰でもスタートできちゃったら危なくないのかな。なんらかの対策はしてあるんだろうけど。
様変わりした操作性
フロントパネルを見ると、メーターじゃない、なんかLEDディスプレイになってる。近未来的だ。その気になればコンフィグ設定や状況に応じて表示内容を柔軟に切り替えられるようにも作れるから便利かもね。営業マン「ではシフトレバーをドライブに入れてください」。先生、シフトレバーが運転席と助手席の間にないです…それは別のところに取り付けられていた。昔からそういう車種があるのはもちろん知っていたが、実際目にするとちょっと違和感。でも別に操作しにくいことはなかった。
時代遅れのドライバーがゆく
ペーパードライバーだからと短い簡単なコースをお願いして、営業マンの指示にしたがってちょっとだけ往復してきた。5ナンバーのファミリーカーのわりには、昔のイメージからすると、視点が高くて視界が広い。運転しやすさと安全性は高まっているようだ。昔は車両前面の鼻が長くてその中にエンジンを積んでいたから、運転席から見える鼻先を車両感覚の参考にできた。いまどきは運転席から見えないくらいに鼻が短くて、どこが車両の先端なのかはつかみにくい。とくに右前・左前がわからないのがつらい。
それを補うためにセンサーやフロントカメラがオプション提供されている。自分的には安全安心のためにつけたいな。
盛り沢山の機能:これならいけそう
運転支援・安全補助装置でいえば本当にいろいろな機能がついている。追突防止・車線逸脱回避・誤発進防止・死角のカバー・前車追尾など。昔はすべてドライバーの注意力のみに頼っていたことを思えば隔世の感。バックの際にリアカメラの映像がカーナビ画面に出てくるうえ、ガイドの線が表示されるのもいいですね。泣きながら何度も切り返しをしてようやく収まったら「寄り過ぎ/曲がってるじゃん」となじられる悲劇は激減するかも。
いろんな機能がアシストしてくれるので、ペーパードライバーだったからと過度に運転を怖がらなくても大丈夫そうだ。ちょっと練習すれば十分やれそうな気がした。
ハイブリッド派の誕生
先に試乗したのはガソリン車。どんな感じなのかなと思って、ついでにハイブリッド車にも乗せてもらった。スタートボタンがパワースイッチという名前になってる。こりゃもうファミコンだ。そしてよくいわれる通り、たしかにめちゃ静かだ。出だしがスーッと滑るように進む感触もいい。実際にオーナーとなる当人はすっかり気に入ってハイブリッド派になってしまったようだ。
高値の花
こうして試乗は終了。いやー、いろいろ体験できて面白かった。店内に戻ってからひと通りの営業トークとざっくりしたお値段の雰囲気を聞いた。高っけえ!
いまのクルマは高いね。あれだけいろいろ頑張って作り込めばそうなるか。
バブルの頃はいまのスマホと同じように新モデルが出ると買い換える、といった感じで3年くらいで乗り換える人が珍しくなかったけど、もうそういう時代じゃない。大事に10年乗り続けたりするから、メーカーとしては1台あたりを高くしないとやっていけないってことかもしれない。
わが温泉一人旅への影響は軽微
現時点でオーナー当人は車種の選定とグレード&お値段のトレードオフで悩んでいる最中である。一番楽しい時期ともいえるね。もし新車が配備されたら、温泉一人旅への影響はあるだろうか。たぶんない。借りた車で長距離ドライブする自信はないし、いい感じに鄙びた温泉地への道はたいがい狭くて初見殺しだ。
それにもし一人のときに故障やトラブルに見舞われたら絶対にパニックになる。そうでなくても、細い路地に迷い込んだだけでもう、泣くしか手がなくなる。やっぱり鉄道とバスで行こうっと。