Mの悲劇 - 虫をどこまでおそれるべきか

スズメバチ
あらゆる生命が至るところ躍動する夏。虫の世界も例外ではない。暑さとともに今年もやって来た、あっちにも虫・こっちにも虫、の季節。ただでさえプログラムのバグを退治することで頭が痛いのに、自然界の虫(バグ)とも対峙しなくちゃいけないなんて。

あー嫌だ嫌だ。いやいやえん。あー、むしゃくしゃする。こうなったら逃避行。一人旅だ、温泉だ…だがそこには罠が潜んでいた…。

今年も不快な虫の季節がやって来た

フレンドリーな虫は少数派

近頃はヒアリが世間を賑わせている。あいつら噛むし、マムシかよってな危険な毒あるし、蒸し暑いさなかに降ってわいた無視できない脅威に無心ではいられず、むしょうに頭を掻きむしりたくなる思いだが、むしろ今回の問題はそこではない。

問題は昔からあったのだ。脅威はすでにどこにでも存在したのだ。

虫と聞いてカブトムシ(成虫)やトンボ(成虫)やホタル(成虫)を想像する人は幸せである。しかしながら実際のところ、人生の大半において出会う虫はそんなに親しみの持てるクリーチャーではない。

節足動物。もう一度言う。節足動物。この言葉からもう、おどろおどろしいイメージが喚起される。ナウシカの世界で蠢いていた不気味な造形。現実世界の虫も大半はそっち寄りだからね。

共演NGな昆虫ツートップ

蚊やハエはまだかわいい方だ。蜂は、うん、たしかにやばいね。オオスズメバチなんか刺されたら命にかかわるからね。夏よりは秋に注意すべきらしいけど。危険度高で蜂はアウトです。蜂をアブ・ブヨに置き換えてもいい。

バッタはどうだろう。別にいいんじゃないの。トノサマバッタなんて格好いい。ではコオロギは?…まあいいけど、なんか色と形が嫌な方向に近づいた気が。

ではカマドウマはどうだ?…実際に遭遇してみないとわからないけど微妙なラインだ。子供の頃に山小屋でうじゃうじゃ固まってるのを見ちゃったからトラウマ化してる可能性がある。群れていなければOKかな。

ところでこの流れは、あれだろ、あれを出す布石なんだろ?

ではゴ きたあああああああ! そいつはだめだ。地球の歴史的に3億年先輩だからって敬う気など起きない。形・つや・大きさ・足の速さ・飛翔、わざと狙って進化したとしか思えないNG属性のフル装備。DNAに刻まれてるレベルの嫌悪対象でアウトです。

足は8本までが限界

では節足動物ということで、拙速に足を増やしてみよう。まず8本。クモはどうだ。益虫だと理性で納得すれば許容できる(セアカゴケグモを除く)。手のひらサイズのアシダカグモの初見時は腰を抜かしたが、そして震えながらやっつけてしまったが、素性を知った今ならなんとか共存できそう。

ところでこの流れは、あれだろ、あれを出す布石なんだろ?

では足を一気に増やしてム きたあああああああ! そいつはだめだ。グロすぎるし毒あるし切っても動き続けるし。わざと狙って進化したとしか思えないNG属性のフル装備。DNAに刻まれてるレベルの嫌悪対象でアウトです。

同じく足の多いゲ きたあああああああ! そいつはだめだ。益虫かもしれないけどム氏と同じフォルムなのはいただけない。水場によく出やがって、人を夜トイレに行けなくする底意地の悪さもNG。アウトです。

蜂姐さん・ゴ氏・ム氏・ゲ氏。この四天王が家屋に出没するようになる夏は本当に困る。サソリ大王がいないだけ日本はまだマシなのかねえ…。


温泉旅行をあきらめない

ボーイ・ミーツ・虫

自分のいま住んでいる場所を考えると、温泉旅行、殊に静かな鄙び里へ出かけるということは、都会から豊かな自然の中へ入っていくことを意味する。ゴ氏は都会にも普通にいるけど幸い今の自宅内では見かけない。他の四天王は自然に近いほど出やすい。

なので四天王と遭遇する確率は自宅よりも旅先の方がグッと高まるだろう。

5月までは「もし熊と遭遇したらどうしよう」と、そればかりが気になっていたが、気温の上昇とともに虫のことが気がかりになってきた。しかも虫は屋内まで入り込んでくる。旅先の部屋で四天王を見かけちゃったらショックだなあと。

夏をあきらめるのは研ナオコだけ

そうは言っても夏が終わるまでずっと自宅と職場を往復するだけってのもね。なので虫が出にくそうな場所を選んで出かけることになるだろう。たとえば草木が深すぎないところ。ある程度開けた市街地や植生が変わるくらい標高の高いところだったら大丈夫じゃないか。

たとえば市街地にある温泉の古すぎないホテルの上層階。あるいは高山植物が見られるくらい高い場所にある温泉。そういうところならいいんじゃないだろうか。よし希望が出てきた。よしいくぞう。

考え過ぎは短命のもと

ねんのため申し添えておく。本文は特定の宿や観光地と虫の出現を結びつけるものではないし一般論を述べたものでもない。勝手なイメージを先行させた妄想と取り越し苦労である。

また、夏に虫が出るのは当たり前だし、自然豊かな環境なら多くいて当たり前だと思っている。虫の存在は否定しない。ただ個人的に四天王とエンカウントしたくないだけだ。

あー、虫虫いってたら「フェノミナ」というホラー映画の良作を思い出しちゃった。でも一番気に入っている虫映画は「トレマーズ」である。

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