Kの悲劇 - クマ無双の時代が来たらしい

猛るクマさん
先頃、秋田県でタケノコ採りに山へ入っていた方がクマに襲われたと思しき状態で死亡しているのが見つかった、とのニュースが流れた。全国区の有名温泉が点々と並ぶエリアである。また、当事件の前には秋田新幹線とクマの衝突事故もあった(クマは生きて逃げた!)。

まずいなあ。ちょうどそのあたりの温泉へ行く計画があるんですけど…。もう今からビビりまくりである。

クマとの遭遇に現実味が

遠くて近い事件

事件の概要はリンク先を参照のこと:
亡くなられた方のご冥福をお祈りします。

風評被害につながるのは避けたいから書き方が難しいが、現場は有名な玉川温泉から1キロも離れていない。都市部だったら不動産表記で徒歩10分と書かれるレベルだ。行ってみたい温泉だけど結構現場に近いな。

まあでも山に入らなきゃ大丈夫じゃないのと思いつつ、現場は国道から山林へ30メートル入ったところ。えー。自分の感覚だと、30メートルなんて誤差じゃん・道路上で出会っても不思議はないじゃん、なんだが。

心配がむくむくと

バス停が温泉施設の目の前だといいんだけど。バス停から数分でも歩くとなると、その道のりが怖い。帰りはバスの時間にあわせるとしても、万一の乗り逃しを避けるため早め早めに行動するので、バス停での数分間の待機はどうしても発生する。その待っている間にヌッと現れたらやばい。

一応、狙ってる「新玉川温泉」は事件現場からもう少し遠くて2キロ近く離れていること、ネット調べではバス停から徒歩0分であること、日帰り入浴で陽の高いうちに行って帰ってくること、で安心が担保されていることにしよう。

ちなみに昨年4人もの犠牲者を出し、主犯クマがスーパーKと呼ばれて騒がれた事件の現場は今回よりも50キロほど北の十和田寄りなので、一応別物。あっちはあっちで大湯温泉とかがあるけど現場との距離はだいぶあるから大丈夫かな。どちらにせよ次の計画には入ってない。


クマで頭がいっぱい

最強生物クマ

計画中の行き先は上記の新玉川温泉のほか、田沢湖寄りの秋田駒ケ岳周辺の温泉もある。山へは入らないし、そのあたりで襲撃事件の報道はないが、登山ブログなんかを検索すると結構みなさんクマと遭遇してるようなのだ。出ることは出るのね…。

新幹線とクマが衝突した現場はこっちのが近い:
新幹線とぶつかって(生きて)そのまま姿を消すって、リアルくまモン不死身すぎだろ…。

(追記)9月にもまた秋田新幹線とクマの衝突のニュースが出た:
これまた生きてそのまま姿を消したそうな。なんだこいつら…。

考えすぎて夢に出た

しかし東北の山の温泉は冬は雪に阻まれるし、春~秋はクマだのアブだのでなかなか難しいな。そんなこと言ってたら、北海道なんか相手がツキノワグマより凶暴なヒグマだから、完全に詰んじゃって永遠に行けない理屈になっちゃうけどね。

あんまり躊躇しているうちに年を取ってフットワークが重くなると、どんどん行けなくなるから、動けるうちにえいやで行くしかないか。そうするとクマについてもうちょっと下調べした方がいいか。

なんてことを考えていたら2晩連続でクマに遭遇する夢を見てしまった。ビビるでしかし。


追記:クマ問題を考える

先日書店をうろついていたら、本記事の話題にマッチする本を見つけたので、買って読んでみた。

  • 田口洋美「クマ問題を考える 野生動物生息域拡大期のリテラシー」(ヤマケイ新書、山と渓谷社)
クマやイノシシ・シカ・サルが人里離れた奥山に追いやられ、人間との軋轢をそれほど生まなかったのは近代以降100年間ほどという、きわめて限られた期間の特異な出来事であったらしい。

現代は農村や山間部の過疎化と里山の荒廃・放置、また猟師の減少により、クマたちの生息域が奥山から里へと回帰(拡大)する傾向にある。近世の開拓期に見られた人と野生動物の衝突にならって「平成のシシ荒れ」と呼ぶべき状態になっているのである。

ここで留意すべきはクマの行動パターンが変化したと一面的に理解するのではなく、クマは生存のため環境に適応しているだけであって、変化したのは我々人間社会の側だということだ。

こうした理解にもとづいて、社会のデザインを問い直すところから始めないと、クマを駆除するという対症療法では問題の解決にならない、ということがよくわかった。タイトルの通りクマ問題を取り上げつつ、本書の射程はより広く人間と自然の共生にまで及んでいるように思われた。

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